ART-SCHOOL

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ART-SCHOOL(アートスクール)は、ソロシンガーだった木下理樹こときのこのきのこによる日本の4人組ロックバンド。作詞作曲は主にきのこ。「自称」日本初のオルタナティヴロックバンドである。2000年3月に結成。2000年9月8日123RECORDSより『SONIC DEAD KIDS』でインディーズデビューし、2002年10月30日に東芝EMIより「DIVA」でメジャーデビュー。所属事務所はmeiji

概要

18歳になったきのこはロックスターになりたくて故郷大阪民国を離れて単身上京した。きのこは高卒の社会人として音楽活動のかたわらアルバイトに励もうとするが「朝のシフトに回されるが、起きられずにコンビニバイトをやめる」「ピザ宅配バイト中にピザを捨てて帰る」という残念な働きぶりを繰り返し、結局5年間母親の仕送りで生活するという快挙を成し遂げる。さすがになにもしないで東京でブラブラしていると色々な意味で殺されるので、レコード会社に行って「TEENAGE LAST」というアルバムを作る。

2000年ART-SCHOOLを結成。。。バンド名は美大生に憧れていたきのこの発案と思われる。

2002年東芝から「DIVA」でメジャーデビュー。「DIVA」のPVではメンバーであるドラム担当のおっさんが地下鉄内で裸でピョンピョン飛ぶという意味不明さを全面に押し出しており意欲作として評価された。

2003年末、きのこのきのこによるきのこワールドについていけなくなったメンバー二人が脱退。(彼らはのちにまっすぐな男となってきのこ王国に逆襲する)

2004年3月、きのこのファンがギタリストとしてきのこキングダムに加入。さらにEXILEばりの本格オーディションを経て、一般人のベーシストが加入。同年、ついに事務所をクビになる。しかしきのこはめげずに自主的にきのこを生産していたところ、meijiのめにとまり再就職。後にファンからは「またか」と飽きられるほどのライブ定番曲となる「あと10秒で」を発表。10月には3rdアルバム「失楽園」も発売した。(あのエロい映画ではない)

2009年4月、結成時からの唯一のオリジナルメンバーであるおっさんが脱退。多くのファンが悲しんだ。後にネット上でアップされたおっさんの最後の写真にE.T.が紛れ込むという珍事件に発展した。

メンバー

  • きのこ(きのこ)
    • 担当パートはきのことギターとボーカルと作詞作曲と中二病。声色は初期は天使のようだったが年々劣化、原因は間違いなく酒タバコその他私生活での不摂生。「CD2000枚持ってます」がキメ台詞で、発表する楽曲はそれらのCDからのサンプリングが多い。ロックンローラーそのものである激苦笑。名言が多い。現在進行形の黒歴史。ライバルは藤くん。
  • トディー(とでぃー)
    • 担当パートはギター。元ヴィジュアル系できのこに負けず劣らずな中二病患者。作曲もするしたまに自ら歌う。(しかしきのこをしのぐ音痴) 近年はライブで独特な暴走ともとれるアレンジを連発しファンの中では議論がたえない本職はエフェクター職人。

元メンバー

  • ひなっち
    • 担当はベース。きのこに単純なベースラインしか弾かせてもらえずムカついて脱退。その後「座禅BOOWYS」「まっすぐにする人達」とかいろんなバンドに入る。その後きのこと和解し「殺人ボーイズ」というユニットを組む。
  • OJ(オオヤマン)
    • 担当はギター。絵がうまい。元々は音楽の専門学校に通っていたが、授業内容が「教室でヴァン・ヘイレンを延々と聞かされた後にそれをコピーする」という家でも出来る内容だったために早々に不登校児になり、自宅でドラクエをやっていたところをきのこに拾われる。しかしきのこ教の教義についていけず、きのこに嫌われて脱退。その後ギターを弾くことが嫌になり、自宅警備員をしていたが、「まっすぐにする人達」でまたもやギターを弾く事になる。
  • おっさん
    • 担当はドラム。前二人が脱退する中、きのこ教に入信し続けていたが、PVでパンツ一丁で飛びまくったり、ヤバい住職を演じたり、バナナを食いまくったり、拷問されて歯を抜かれるなど、教祖の教えには色々反しまくっている。仲がいい「馬鹿者達」のサポートに専念するためにバンドを脱退する。
  • ウノちゃん(うのちゃん)
    • 担当パートはベース。きのこ教のなかでは常識人でリア充。「圧倒的」というニックネームは流行らなかった。冷凍台所というバンドもしているがきのこからはなぜか目の敵にされている。曲が出来ずに悩んでいるきのこのツイッターに「大爆笑!」を連投したことがきのこの逆鱗にふれ脱退。
  • キング(キング)
    • 担当パートはドラム。おっさんのかわりに突如きのこ組に派遣されたイケメン。シャレオツなバンドのドラマーでもある。イケメンすぎたせいで加入後1年持たずにウノちゃんとともに脱退。

活動と評価

グランジオルタナティブエモなどから影響を受けており、ファンからはポップで聴きやすいという評価を受けている。ちわきまゆみは、以前あるラジオで「今注目してるバンドはART-SCHOOLとsyrup16g」と語っていた。

しかし、木下の歌唱力の低さ、メンバーの楽器演奏力の低さについて批判を受けることが多い。暗澹とした詞世界などからも好き嫌いの分かれるアーティストといえる。

REQUIEM FOR INNOCENCE

ファストチューン中心のファーストフルアルバム。日本のオルタナティブロック史に残る名盤という評価もある一方で、似たような曲ばかりで単調過ぎるという批判もある。またそのジャケットからニール・ヤング[1]スマッシング・パンプキンズニルヴァーナなど90年代のアメリカのグランジ/オルタナシーンの影響が多聞に見受けられる。

LOVE/HATE

グランジからアコースティックまでを含み、前作より多様性が増した。各音楽雑誌の評論家からはスマッシング・パンプキンズの『メロンコリーそして終わりない悲しみ』を引き合いに出される。初回限定版にはボーナストラック収録。

BOYS DON'T CRY

アルバム『LOVE/HATE』に伴った全国ツアーの模様を記録したライブ・アルバム。これまでのベスト・アルバム的な内容になっている。これを最後に日向秀和、大山純が脱退。

メンバーチェンジ以降

歌詞においてより露骨なセックスへの言及が増加した。下品であるとして旧来のファンからは不満も聞かれる。また、ベーシスト日向秀和の脱退により音に厚みが無くなったという見方もある。

木下理樹

ファンをバンドにひきつけているのはメインソングライターでフロントマンの木下理樹とされる。苦悩、喪失、焦燥、コミュニケーション、劣等感、自己嫌悪、ノスタルジー、恋愛などをテーマにした文学的な詞世界、ポップで甘いメロディ、甘く中性的な声質、エモーショナルなボーカリゼーション等が評価されている。文学青年風で、人付き合いが苦手そうなキャラクターがファンの感情移入や自己投影を誘うようである。

批判

木下は自身の楽曲のタイトル、詩、曲を映画や、音楽、小説などから借用することがよくあり、これが剽窃であるとして批判を受けることがある。ただしこれに対してはそもそも木下は二次創作的なクリエーターであるという反論もある。楽曲が単調であることから木下自身の作曲能力の低さを指摘する声もある。

語録

  • 「カート・コバーンが僕を救ってくれたように、今の10代の子達を救いたい」[2]
  • 「洋楽好きの人に聴いて欲しい」
  • 「日本の音楽はガキのもの」
  • 「これからのシーンを先導するのはシロップ、モーサム、そしてアートスクール」(バウンス・インタビューより)
  • 「CD2000枚持ってます」
  • 「最近VINES聴いてます」
  • 「嫌なことも全部そのまま、剥き出しのまま血まみれのままで」[3]
  • 「みんな死ね、俺がレクイエムを鳴らしてあげるから」
  • 「やっぱり『負』っていうかダークネス……そういうものを表現してポピュラリティを得たいと思う」(バウンス・インタビューより)
  • 「世の中は糞で、大人は最悪だ。僕はいつも死ぬことばかり考えている。でも、カート・コバーンが僕に教えてくれたようにみんなにも生きるほんの少しの希望を感じてもらうために、音楽をやります」(インディーズ時代のライブのMCより)
  • 「いまの主流を否定したいという、それは常にあります」(バウンス・インタビューより)
  • 「(アートスクールは)日本初のオルタナバンド」(UKプロジェクト内のプロフィールより)
  • 「宮崎あおいさんが結婚なされたと大阪でニュースを聞いて、なんか凄く放心状態になってね。死にたいと思って。7年間付き合ってたということで、14歳ですか?僕はあおいさんはバージンだと思ってたんですけど。やってんじゃねーかと。14からやってんじゃねーかと。…今日は楽しんでいってください。」[4]
  • 「秋葉原で事件がありましたね。7人が死んだみたいで。ああいう死に方はしたくないなぁ(苦笑)」(後に自身のブログで真意が伝わらず誤解を招いたと謝罪)

恋愛

「ひどいこと……してましたね(笑)。鬼だった時期がありますからね。 これ載って大丈夫かなあ?デートしてて、彼女同士が鉢合わせしたことが あるんですよ。で、『他人のフリしてくんないかなあ』って(笑)。 なんかねえ、21歳頃からすごくモテるようになっちゃって。 東京に来てアートスクールで1枚ミニ・アルバムを出したくらい。 それまでモテるって体験がなかったですから、『こんなにも簡単なのか!』 って感じで。とめどなく汚れていきましたね。朝起きて隣に寝てる人が わかんないってことがありましたからね。『あれ?これ誰だ?』って。 で、とりあえずその人起こして、『誰だっけ?』っていうことを訊いて。 その人も冷静に答えてくれましたけど(笑)。それが一番ひどい時期で。 愛情に飢えてるというか、セックスに飢えてるみたいな感じ(笑)。 今はもうそんなことはないですけど」[5]

きのこ名言

初カキコ。。。ども。。。

俺みたいな中3でB級映画ばかり見てる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは

今日のクラスの会話 あの流行りの曲かっこいい とか あの服ほしい とか ま、それが普通ですわな

かたや俺は給水塔の上で蛍が一匹堕ちるのを見て、呟くんすわ Miss wolrd.狂ってる?それ、誉め言葉ね。

好きな音楽 Nirvana 尊敬する人間 スティーブン・スピルバーグ(映画を毎日1本はレンタル)

なんつってる間に32歳っすよ(激苦笑) あ〜あ、前髪が薄いと辛いね、これ


脚注

  1. 「最初に断っておきますが。アルバムのジャケットのコンセプトのなかでニールヤングの 「After the Goldrush」(超名盤ですね僕も大好きです)を参考にしたことはありません。ましてやパクルなどという発想はバンドにもCENTRAL67にも全くありません。「Requiem for Innocence」は冬の寒気を突き抜けるような「激情」を込めたレコードです。その気持ちを込める為、冬の到来の早いミネアポリスで撮影したのですが(アイリスの歌詞にも出てきますね)、切ない一瞬を捕らえることが出来た最高のジャケットカヴァーだと思っています。このBBSは我々スタッフも毎日見ています。いつも皆さんのLIVEやレコードを楽しみにしていてくれる気持ちに感謝し、バンドをサポートしてくれるスピリットに勇気付けられています。建設的な意見、感想、希望は大歓迎ですが、一方的な決め付けや非難が多くなるとBBSは閉鎖せざるを得ません。皆さんのご理解をお願いいたします。」公式ホームページの掲示板の書き込みに対してのスタッフの応答。
  2. 日本ロック界の革命」 BARKS、2002年5月8日。
  3. ART-SCHOOL - bounce.com インタビュー 」 『bounce』誌、238号。
  4. Tour'07 “Flora” ファイナルC.C.LemonホールでのMC。
  5. 『ROCKIN'ON JAPAN 2006年7月号連載 今月の恋愛百景 第2回②相手にしたひどいことは?』より。

関連項目


外部リンク