「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の版間の差分

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『'''魔法少女リリカルなのはStrikerS'''』('''まほうしょうじょりりかるなのはすとらいかーず'''、英:''Magical girl lyrical Nanoha StrikerS'')は、[[独立UHF局]]および[[ファミリー劇場]]で2007年4月から放送中の[[テレビアニメ]]作品である。
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{{Infobox animanga/Header
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|タイトル=魔法少女リリカルなのはStrikerS
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|ジャンル=[[魔法少女アニメ]]
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}}
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{{Infobox animanga/TVAnime
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|原作=[[都築真紀]]
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|監督=[[草川啓造]]
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|脚本=[[都築真紀]]
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|キャラクターデザイン=[[奥田泰弘]]
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|メカニックデザイン=[[宮沢努]]
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|アニメーション制作=[[セブン・アークス]]
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|製作=なのはStrikerS PROJECT
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|放送局=[[#放送局|放送局]]参照
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|放送開始=2007年4月1日
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|放送終了=9月23日
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|話数=全26話
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|コピーライト=なのはStrikerS PROJECT
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{{Infobox animanga/Manga
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|タイトル=魔法少女リリカルなのはStrikerS<br/>THE COMICS
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|作者=[[都築真紀]]
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|作画=[[長谷川光司]]
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|出版社=[[学研ホールディングス|学習研究社]]
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|掲載誌=[[メガミマガジン]]
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|レーベル=[[ノーラコミックス]]
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|開始=[[2006年]]11月号
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|終了=2008年2月号
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|巻数=全2巻
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|話数=全14話
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|その他=
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|タイトル=魔法少女リリカルなのはStrikerS<br/>サウンドステージM The StrikerS
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|書籍=[[メガミマガジン]]
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|発売元=[[学研ホールディングス|学習研究社]]
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|発売日=2007年3月30日
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|枚数=全1巻
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|その他=2007年5月号付録
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|メディア=ドラマCD
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|タイトル=魔法少女リリカルなのはStrikerS<br/>サウンドステージ
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|発売元=[[セブン・アークス]]
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|販売元=[[キングレコード]]
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|レーベル=[[キングレコードMM制作部|VCレーベル]]
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|開始=2007年5月23日
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|終了=2007年12月12日
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|枚数=全4巻
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}}
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{{Infobox animanga/RadioDrama
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|メディア=ドラマCD
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|タイトル=魔法少女リリカルなのはStrikerS<br/>サウンドステージM3
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|発売元=[[学研ホールディングス|学習研究社]]
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|枚数=全1巻
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|その他=2008年9月号付録
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}}
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{{Infobox animanga/Other
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|タイトル=関連作品
 +
|コンテンツ=
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* [[魔法少女リリカルなのはシリーズ]]
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** [[魔法少女リリカルなのは]]
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** [[魔法少女リリカルなのはA's]]
 +
** [[魔法戦記リリカルなのはForce]]
 +
** [[魔法少女リリカルなのはViVid]]
 +
** [[魔法少女リリカルなのは サウンドステージ]]
 +
* [[とらいあんぐるハートシリーズ]]
 +
** [[とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜]]
 +
** [[とらいあんぐるハート3 リリカルおもちゃ箱]]
 +
** [[とらいあんぐるハート'S サウンドステージ]]
 +
}}
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{{Infobox animanga/Footer}}
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{{ウィキプロジェクト アニメ}}
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[[画像:images.jpg|300px|thumb|児童ポルノ・・・なのか?]]
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『'''魔法少女リリカルなのはStrikerS'''』('''まほうしょうじょリリカルなのはストライカーズ'''、英:''Magical girl lyrical Nanoha StrikerS'')は、[[全国独立UHF放送協議会|独立UHF系各局]]および[[ファミリー劇場]]で2007年4月から9月にかけて全26話が放送された[[テレビアニメ]]作品である。『[[魔法少女リリカルなのはシリーズ]]』の第3期の作品である。
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キャッチコピーは「'''魔法少女、育てます。'''」
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== 概要 ==
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<!-- あらすじなどを本項へアップロードする場合、著作権が存在している文章を、そのまま当項目にコピー&ペースト(コピペ)する事の無い様にして下さい。これを守れない場合、当記事自体が削除対象になり、編集が出来なくなる恐れがあります。 -->
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本作は『[[魔法少女リリカルなのはシリーズ]]』の第3作目の作品<!--。なのはシリーズの完結編-->である。2006年8月の[[コミックマーケット|コミックマーケット70]]において制作が発表された。
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前作『[[魔法少女リリカルなのはA's]]』本編の10年後を舞台としている<ref>『[[#漫画版|StrikerS THE COMICS]]』第1話・第2話は前作の6年後が舞台。</ref>。
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前作からは既存の主要キャラクターの立場・容姿が大きく変わり、ある種の社会人として一定の地位を得た者が多くなっている。また新キャラクターも多数登場している(ただし声優は1人複数役が多い)。特に本作は従来の主要キャラの魔法バトルアクション以外に『機動六課』に配属された4人の新人フォワードの面々(スバル・ナカジマ等)の友情と成長を主軸として描いた青春群像劇的な味付けがなされており、彼女ら新キャラが物語の根幹に深く関わっている。魔法では前2作とは違い、(高速高々度の)飛行魔法が高ランク扱いとなり、「飛べない」魔道士が数多く登場する。また、舞台も日本の町([[とらいあんぐるハートシリーズ|原作]]の舞台でもある海鳴市)から魔法文明の中心地ミッドチルダへ、更に次元世界全域へと広がっている。
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その一方で、スピンオフ元である『[[とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜|とらいあんぐるハート3]]』から由来する設定(なのはの家族など)は大幅にオミットされており<ref>アニメ本編中に登場している原作キャラは第1期回想シーンのアリサを除けばなのは、クロノ、リンディの3人のみである。それを補うためか、サウンドステージ01では海鳴市に赴く話で出演している。</ref>、その影響から前作までに比べて登場回数が著しく少なくなったキャラもいる。これらの点から、前2作とは大きく異なる性格を持つ作品となった。とくに、本作をもって原作版とアニメ版は完全に別物となったと断じる原作ファンが多い<ref>これは特に、[[高町なのは#原作との相違点|原作版なのはとアニメ版なのはの在り方の違い]]が前作までになく強調されたことによる。</ref>。ただし、設定やキャラクターの同一性に拘らなければ作者が同じということもあり、原作シリーズに類似する要素や描写が見られる<ref>たとえば、なのはの事故の原因やティアナを教育する一連の流れは『とらいあんぐるハート3』での恭也と相似である。</ref>。
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作風も、シリーズ原点である『魔法少女リリカルなのは』よりはそこから発展させた『魔法少女リリカルなのはA's』を起点にしてさらに大きく発展させたカラーが強く、第1期のファンには苦言を呈するものもいる。
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制作の経緯について、プロデューサーの三嶋章夫は「A'sの制作が終わった段階でこれでなのはシリーズは終わりなのかなとぼんやりと思っていたが、そこに都築さんが十九歳のなのはのラフイラストを持ち込んできたところから企画が始まった」と[[アニカン]]35号で語っており、StrikerSの企画は原作者である都築真紀が切っ掛けとなって開始した。また、都築によればコンセプトは「(機動六課の)全員が主人公」。なお企画は最初、続編ではなく継承作という形でタイトルから『なのは』も外し、ミッドチルダを舞台にスバルを主役として、なのはたちは中心人物から外す方向で動き出したという<ref>『[[メガミマガジン]]』2007年12月号、[[学研ホールディングス|学習研究社]]。</ref>。
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なのはをはじめメインキャラの多くは10代後半と成人に近い年齢だが、タイトルはこれまでに引き続き「魔法少女」のままである。これについて、都築はメガミマガジンで'''「女の子は心がキラキラ輝いていればいつまでだって少女ですよ?」'''と冗談交じりに答えている。三嶋も、タイトルに関してはスタッフと激論を交わしたが、「魔法少女リリカル」という看板は外したくなかったという意味の事をインタビューで述べている<ref>『[[メガミマガジン]]』2007年12月号、[[学研ホールディングス|学習研究社]]。なお、同誌の別の文面では『なのは』というシリーズの流れは止めちゃいけない気持ちがあるとも語っている。</ref>。
  
キャッチコピーは「'''魔法少女、育てます。'''」。
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前2作はそれぞれ1クール全13話で構成され、なおかつ4:3サイズでの制作・放送だったのが、本作は2クール全26話であり、16:9サイズのワイド画面での制作となっている<ref>なおCMも含めて[[映像編集|完パケ]]納品されている関係上、全ての局で[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]状態で放送されており、[[地上デジタル放送]]では全局[[額縁放送]]となっていた。</ref>。
  
== 作品概要 ==
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== ストーリー ==
<!-- あらすじなどを本項へアップロードする場合、著作権が存在している文章を、そのまま当項目にコピー&ペースト(コピペ)する事の無い様にして下さい。削除対象になり、しばらくの期間編集が出来なくなってしまう恐れがあります。 -->
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<!-- あらすじなどを本項へアップロードする場合、著作権が存在している文章を、そのまま当項目にコピー&ペースト(コピペ)する事の無い様にして下さい。削除対象になり、しばらくの期間編集が出来なくなってしまう恐れがあります。 -->
本作は『[[魔法少女リリカルなのは]]』シリーズの第3作目の作品である。
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「'''闇の書事件'''」([[魔法少女リリカルなのはA's]])から10年後の新暦0075年。19歳になった'''[[高町なのは]]'''、'''[[フェイト・テスタロッサ|フェイト・T・ハラオウン]]'''、'''[[八神はやて]]'''の3人は、育まれた絆を胸に、それぞれの夢を追うべく時空管理局に所属。一流の魔導師として活躍していた。
  
前作『[[魔法少女リリカルなのは|魔法少女リリカルなのはA's]]』本編の10年後を舞台としている<ref>『[[#漫画版|StrikerS THE COMICS]]』第1話・第2話は前作の6年後が舞台。</ref>。
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そんな中で新たに発見されたロストロギア「'''レリック'''」とそれを狙う謎の機械兵器「ガジェットドローン」の出現。「'''レリック事件'''」と呼ばれるそれらの状況に対応するため、はやては迅速に対応できる部隊が必要だと思い、ロストロギア関連の任務を扱うための部隊「'''[[機動六課]]'''」を立ち上げる。
  
既存の主要キャラの立場が大きく変わり、一定の地位を得ている者が多くなっている。また新キャラも多数登場。特に本作では『機動六課』に配属された四人の新人フォワードの面々(スバル・ナカジマ等)の友情と成長を主軸に描いており、彼女ら新キャラが物語に深く関わっている。その一方で舞台も日本の町([[とらいあんぐるハート|原作]]の舞台でもある海鳴市)から、次元世界全域へと広がり、その影響から前作までに比べて登場回数が著しく少なくなったキャラもいる。これらの事から、前2作とは大きく異なる性格を持つ点も多い。
+
一方、遡ること4年前。'''[[機動六課#スバル・ナカジマ|スバル・ナカジマ]]'''は空港火災に巻き込まれた際、なのはによって命を救われる。自身の理想を体現したかのような彼女に憧れたスバルは、満天の星空の下、管理局の魔導師になることを決意する。
  
前2作はそれぞれ1クール全13話で構成され、なおかつ4:3サイズでの製作・放送だったのが、本作は2クール全26話予定であり、16:9サイズのワイド画面での製作となっている。なおCMも含めて[[映像編集|完パケ]]納品されている関係上、すべての局で[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]状態で放送されており、地上デジタル放送では全局[[額縁放送]]となるため、録画には注意が必要である。またDVDについても[[スクイーズ]]ではなく[[レターボックス (映像技術)|レターボックス]]での販売となる予定である。2007年現在の新作アニメDVDでレターボックス形式で販売されることは地上デジタル放送が普及しつつある今となっては異例の事態であり、DVDの画質を懸念する声があがっている(レターボックス方式はワイドテレビでの視聴を想定していないため)。
+
それから4年経ち、紆余曲折の末に晴れて管理局魔導師として2年の実績を積んだスバルは、訓練校時代からのコンビパートナー、'''[[機動六課#ティアナ・ランスター|ティアナ・ランスター]]'''と共に魔導師の昇格試験に挑んでいた。それを見つめるのは「機動六課」の有望な人材として二人に目をつけたはやてとフェイト、そしてなのは。三人が見つめる中、試験開始を告げる[[機動六課#リインフォースII|リインフォースII(ツヴァイ)]]とともに『'''StrikerS'''』の物語が幕をあける。
  
== あらすじ ==
 
 
{{ネタバレ}}
 
{{ネタバレ}}
<!-- あらすじなどを本項へアップロードする場合、著作権が存在している文章を、そのまま当項目にコピー&ペースト(コピペ)する事の無い様にして下さい。削除対象になり、しばらくの期間編集が出来なくなってしまう恐れがあります。 -->
 
{{節stub}}
 
「'''闇の書事件'''」([[魔法少女リリカルなのは|魔法少女リリカルなのはA's]])から10年後。19歳になった'''高町なのは'''、'''フェイト・T・ハラオウン'''、'''八神はやて'''の3人は、育まれた絆を胸に、それぞれの夢を追うべく時空管理局に所属。一流の魔導師として活躍していた。
 
  
そんな中で新たに発見されたロストロギア「'''レリック'''」と、それを狙う謎の機械兵器「ガジェットドローン」の出現。「'''レリック事件'''」と呼ばれるそれらの状況に対応するため、八神はやてはロストロギア関連の任務を扱うための部隊「'''機動六課'''」を立ち上げる。
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== 登場人物 ==
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{{see|魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物}}
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== 用語 ==
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=== 技術・能力 ===
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; AMF
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: 正式名称は「アンチマギリンクフィールド(Anti Magi-link Field)」。
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: 効果範囲内の魔力結合を解いて魔法を無効化するAAAランクの高位防御魔法で、フィールド系に分類される。その効果範囲内では攻撃魔法どころか移動系魔法も妨害される。しかし無効化するのはあくまで魔力の結合であり、魔力によって加速された物体や魔力以外のエネルギーは防御出来ず、強化が成された物体に対しても充分な防御はできない。
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; プロジェクトF(またはF計画)
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: 第1期で初登場し、当初は「プロジェクトF.A.T.E」と呼ばれていた計画(劇中で略称としてF計画とプロジェクトFが使われ迷走していたが2クール目に入ってプロジェクトFで統一された)。プレシアはこの技術を用いてアリシアのクローン「フェイト・T・ハラオウン(当時はフェイト・テスタロッサ)」を生み出し、モンディアル家では病死した息子のクローンを「エリオ・モンディアル」本人と偽って育てていた。
 +
: 生命操作技術の一つで、スカリエッティが構築した基礎理論をプレシア・テスタロッサが発展させ完成させた。クローニングした素体に記憶を定着させる事により、従来の技術では考えられない程の知識や行動力を最初から与える事が出来る。その最大の目的は、元となった人物の肉体と記憶の複製。しかし、元となった人物の完全再現だけはどうやっても叶わなかったようで、フェイトにしてもエリオにしても、生み出した者達からは劣化コピーや失敗作といった評価をされている<ref>能力が低いと言う意味ではなく、オリジナルを忠実に再現出来ていないと言う意味(そもそもアリシア・テスタロッサには魔導士としての素質は無く、エリオは元となった本人の描写が存在しないためどこが違っているのか不明)。</ref>。
 +
: ジェイル・スカリエッティは元の理論を構築した人物である為、全ての人造生命体の父という言い方もされている。彼はF計画の産物であるフェイトやエリオを「F計画の残滓」と呼び、強い興味を抱いていた。
 +
; シューティングアーツ
 +
: 劇中に登場する格闘術の一種。スバルとギンガが用いるが、元々は彼女達の母親が得意としたもので、2人は母親から教わっている(スバルの場合は基礎が終わった段階で一度止めており、本格的に教わったのはギンガ)。
 +
; プロフェーティン・シュリフテン
 +
: カリム・グラシアが持つ古代ベルカの希少技能。その性質は一種の未来予知能力であり、来る未来の出来事を古代ベルカ語による詩文として表記する事である。しかし内容は半年〜数年後の出来事をランダムに記す曖昧なものであり、他にも幾つかの難点を抱える、的中率・実用性共にかなり低い「良くあたる占い程度のもの」らしい。聖王教会と次元航行部隊のトップは参考程度に目を通すが、地上部隊は余り目を通さないとの事。数年前からある事件を記す様になり、それが機動六課設立の切っ掛けとなる。
 +
; ウンエントリヒ・ヤークト
 +
: ヴェロッサ・アコースが持つ古代ベルカの希少技能。その能力は、黒い半透明の猟犬を無数に発生させて操る、一種の探索能力である。「無限の猟犬」とも称される事からこの猟犬は大量に発生させられる事が伺え、更に猟犬自体の隠密性と耐久力にも富んでおり、並みのセキュリティでは探知出来ず、よしんば出来たとしても破壊は難しい。
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; 能力限定(のうりょくげんてい)
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: 文字通り対象の能力を制限する技術で、いわゆる[[リミッター]]の様なもの。
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: 主にデバイスが対象となる様だが、対人に用いれば能力低下によって魔導師ランクが下がり、一部隊に優れた魔導師を幾人も所属させる裏技ともなる。解除権限は限定された対象の上司に委託される。また解除の回数には制限があり、回数を補填するには申請が必要である。ちなみに地上本部は査定が厳しく、申請が中々受理されないらしい。
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=== 部署・組織 ===
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{{main2|時空管理局関連の組織・部署については[[魔法少女リリカルなのはシリーズ#時空管理局]]}}
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; 聖王教会
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: 数多くの次元世界に影響力を持つ有数の大規模組織。
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: 教会騎士団を有しており、カリム・グラシアはここに所属している。ロストロギアの保守・管理も行っているため、時空管理局とは関係が深い。しかし、管理局員の中には強い権力を持つ聖王教会を敵視している者もいる。その名称と関係者の会話から「'''聖王'''」を主神とする宗教組織である事が伺える。
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; ナンバーズ
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: ジェイル・スカリエッティに造られ、その命令に従って行動する集団。
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: 全員が数字に由来する名前を持ち、各々の胸元には名前が示す番号を刻んだプレートが着いている。数字は開発ナンバーであり必ずしも稼動順ではないが、数の小さい者は大きい者を妹と呼びその逆は姉と呼ぶ。個々に固有の武装とインヒューレントスキル(通称:IS)という特殊技能を持つ。
 +
: 仲間意識は強く、ナンバーズ同士での信頼や友好は勿論、フェイトを始めとする人造魔導師達も親を同じくする仲間としている。またスカリエッティが逮捕された場合に備え、各々の体内にはスカリエッティの記憶を複写したクローンが仕込まれている。
 +
: その生誕は「純粋培養」と「クローン培養」の二種があり、前者は安定した量産型、後者は素体の能力再現を目的としたクローンで造られている。例外的にセインは純粋培養型ながら突然変異によって「ディープダイバー」というレアスキルを得た。1から4までのメンバーはスカリエッティの因子が強く反映されており、ナンバーズの中でも特殊な存在となっている。ウーノ、チンク、セッテ、ノーヴェはクローン培養、それ以外が純粋培養となっている。
 +
: 「JS事件」の後、死亡したドゥーエを除く全員が捕縛・保護される。ウーノ、トーレ、クアットロ、セッテの4人は捜査に非協力的だったのでスカリエッティと共に軌道拘置所に収監され、残りの7人は更生保護施設で更生プログラムを受ける事になる。
 +
 
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==== インヒューレントスキル ====
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戦闘機人が有する、魔力以外の力を原動力とした特殊技能の総称。そのためにAMFの影響を受けずに発動出来る。綴りは「inherent skill」。劇中では「IS」と略称される事が多い。戦闘機人1人ずつに異なるものが与えられており、それぞれが特定の分野に特化されている。その多くは固有武装を用いる事によって発動する。発動時はテンプレートと呼ばれる何重もの円が回転しながら不規則に動き回る特殊な陣形が発現するが、それは魔法陣ではない。
 +
; 不可触の秘書(フローレス・セクレタリー)
 +
: ナンバーズ1、ウーノが持つIS。
 +
: 自分や自分のいる施設をレーダー等の探知から隠す「ステルス能力」と、知能の加速による「情報処理・統括力の向上」という二つの能力の総称。
 +
; 偽りの仮面(ライアーズ・マスク)
 +
: ナンバーズ2、ドゥーエが持つIS。
 +
: 自身の姿形を変える偽装能力。管理局と主要世界の身体検査を欺けられるように調整されている。劇中、正式な名称については明かされておらず、公式HPの人物紹介にて明らかになった。
 +
; ライドインパルス
 +
: ナンバーズ3、トーレが持つIS。
 +
: 機動力の強化に重点を置き、高速移動に特化した身体強化系の能力。両の太ももと踝の部分に備えられた装甲から伸びる、虫状の羽として発現する。
 +
; シルバーカーテン
 +
: ナンバーズ4、クアットロが持つIS。
 +
: [[電子]]を操る能力で、効果範囲が非常に広い。レーダーや通信系統の混乱、コンピュータへのクラッキングは勿論、幻影や姿を隠す[[光学迷彩]]を起こす事も出来る。手の甲に備えられた逆三角形の部品を介して発動する。
 +
; ランブルデトネイター
 +
: ナンバーズ5、チンクが持つIS。
 +
: 金属を爆発物に変化させる能力で、平時は投げナイフ型の固有武装「スティンガー」を用いて発動させる。「スティンガー」は投げて用いる為射程が広く、また転送によって唐突に出現させる事も出来る。
 +
; ディープダイバー
 +
: ナンバーズ6、セインが持つIS。
 +
: [[無機物]]を透過し自在に潜行できる能力。人差し指に小型カメラ型の固有武装「ペリスコープ・アイ」が付いており、潜行時はそれを潜望鏡の様に突き出して地表の様子を伺う。基本的に使用者であるセインのみに効果があるが、密着状態ならばセイン以外にも透過効果を与える事が出来る。また連れ込む対象がバリアジャケット等の防護系能力が強く展開していると連れ込む事が出来ない。
 +
; スローターアームズ
 +
: ナンバーズ7、セッテが持つIS。
 +
: ブーメラン型の固有武装「ブーメランブレード」の扱いや投擲時の軌道制御等を為す能力。
 +
; レイストーム
 +
: ナンバーズ8、オットーが持つIS。
 +
: 手の平より無数の光線を放つ。その性質は攻撃には勿論、対象を束縛するバインドや結界としても用いる事ができ、「レイストーム」はそれらの総称。
 +
; ブレイクライナー
 +
: ナンバーズ9、ノーヴェが持つIS。
 +
: 固有武装であるガンナックルとジェットエッジ、そしてウィングロードに酷似した能力「エアライナー」の三種を統合した、蹴りを主体とする格闘技術の総称。ちなみにガンナックルには射撃機能があり、それは牽制程度に使われる。
 +
; ヘヴィバレル
 +
: ナンバーズ10、ディエチが持つIS。
 +
: ディエチの体内で生成されるエネルギーを大型の砲身、イノーメスカノンで砲撃として出力する能力。砲撃の性質は変更する事が可能で、スコープ機能を持つ左目と連携させる事で長距離狙撃を可能としている。
 +
; エリアルレイヴ
 +
: ナンバーズ11、ウェンディが持つIS。
 +
: 巨大な盾型の固有武装を飛行させる能力。速度と運搬性に優れ、発動者であるウェンディに加えて、人一人を詰めた大型スーツケースを楽々と運搬する事が出来る。
 +
; ツインブレイズ
 +
: ナンバーズ12、ディードが持つIS。
 +
: 赤い光を刃とする双剣型の固有武装を用いる能力。
 +
; 振動破砕
 +
: タイプゼロ・セカンド(スバル)が持つIS。
 +
: 攻撃対象を超振動させ、内部から破壊する能力。生身の人間に対しても有効だが、精密機械を搭載する戦闘機人に対しては一撃必殺の効果を発揮する。その性質は接触兵器に分類され、触れる、又は密接した相手にのみ発動出来る。
 +
 
 +
=== ロストロギア ===
 +
; レリック
 +
: 『StrikerS』の中核となる赤い結晶状のロストロギア。複数存在し、漫画版(新暦72年)の時点で3つが確認されている。
 +
: その使用用途は一切不明。強大な魔力を秘めた危険度の高いロストロギアで、確認された内の一つは周囲を巻き込んで消滅している。漫画版一話(『A's』エピローグ直後)で聖王教会のカリムから要請を受けた、なのは、フェイト、はやてが護送任務についている。なお、スバル・ナカジマが巻き込まれた空港火災の原因でもある。
 +
:正体不明ながら、その存在はカリム・グラシアのプロフェーティン・シェリフティンに謳われる「旧き結晶」であるとされ、「無限の欲望」との関連によって陸上部隊と管理局システムの崩壊を起こす危険物と目されている。スカリエッティはこのレリックを何十個も確保していた。
 +
; ジュエルシード
 +
: 第1期でなのはがユーノと出会い、そして当時のフェイトと争う原因となったロストロギア。
 +
: 全部で21個存在しており、PT事件で9個が失われ、残り12個が時空管理局に保管されていた。スカリエッティは地方に貸し出されていたこれを奪取、ガジェット・ドローンの動力源として流用していた。搭載されているものが本物なのかレプリカなのか、それが全てのガジェット・ドローンに内蔵されているのかどうかは不明。
 +
; 聖王のゆりかご
 +
: 古代ベルカの遺産の一つ。
 +
:その正体は、旧暦において一度は世界を滅ぼした強大な質量兵器、巨大飛行戦艦であった。それは聖王のみが操る事が可能で、制御中枢である玉座に座らせる事で起動する。ジェイル・スカリエッティがこれを発見し、以降の行動は全て聖王のゆりかごを起動させる為の準備であった。ちなみにスカリエッティ一派の本拠地は起動前の聖王のゆりかごを使用したものである。
 +
 
 +
=== 機械・兵器 ===
 +
; ガジェット・ドローン
 +
: レリックの発掘と同時に現れた謎の機械兵器群で、複数の機種が確認されている。
 +
: ジェイル・スカリエッティがレリックを探索・確保する為に制作した物で、障害となるものは攻撃するように設定されている。半自律型であり、完全な行動制御はスカリエッティ本人にも出来ない。AMFを発生させる機能を持っており、並みの魔導師では手に余る相手。大型機であるIII型はAMFの効果範囲が広い。またナンバーズに曰く「名無しの鉄屑」らしく、彼女達からは使い捨ての道具として見られている。スカリエッティは特に命名しなかったので、時空管理局側の呼称を彼らも使うようになった。
 +
: 以下、現在確認されている機種
 +
:* ガジェット・ドローンI型 - 最も多く確認される機種。[[カプセル]]に似た円錐型で、コードを延ばして他の機械を制御する機能がある。
 +
:* ガジェット・ドローンI型改 - ガジェット・ドローンI型に、Tの字型シールドをバックに付け左右に6連装ミサイルポット二個装備している。
 +
:* ガジェット・ドローンII型 - [[全翼機]]型の飛行専用機種。その武装は対空武器に限定されており、対地戦闘は行っていない。
 +
:* ガジェット・ドローンIII型 - 最も巨大な機種で、普段は球体の状態で待機している。火力と防御力に優れる。戦闘時はベルト状のアームを伸ばし、格闘戦も可能。
 +
:* ガジェット・ドローンIV型 - [[クモ|蜘蛛]]を連想させる多脚型の機種。IV型というのは管理局が4番目に確認したからであり、元々は発掘された聖王のゆりかごに艦載機として配備されていたものである。スカリエッティはこの機体を参考にしてガジェットを設計したらしい。[[光学迷彩]]に近いステルス機能と騎士服を易々と貫く攻撃力を有する事から、奇襲などを得意としている。なのはが11歳の時、彼女に瀕死の重傷を負わせたのがこのタイプで、その当時、スカリエッティが既に聖王のゆりかごを発見してアジトにしていた事が伺える。
 +
; JF704式ヘリ
 +
: 機動六課発足にあたって配備された輸送用[[ヘリコプター|ヘリ]]。最初に導入された物のパイロットはヴァイス・グランセニック。二年前から採用され始めた最新鋭機。ヴァイスにより彼のデバイス「ストームレイダー」が組み込まれ、音声による応答や会話が可能となっている。前線メンバーを目的地まで運ぶ際などに用いられたが、機動六課襲撃の際に破壊される。その後別の同機種機体が配備され、そちらはアルト・クラエッタがパイロットとなっている。
 +
; 質量兵器
 +
: 魔力を用いない兵器の総称で、フェイトに曰く「大雑把に言えば魔力を使わない物理兵器」。現実の[[兵器]]を発展させた様なもの。
 +
: 実質は「'''火薬や化学など魔力によらず大量破壊を生み出す兵器'''」を指す。
 +
: ミッドチルダ、ベルカを問わず古代はそちらを主に使っていたらしい。しかし指先一つで世界を滅ぼせるその危険性故に、後世に発足された時空管理局によって根絶、開発や所持も禁止された(それが『StrikerS』から約150年前。ちなみにロストロギアの規制が始まったのも同時期)。
 +
: そして代わりに用いられる様になったのが、比較的クリーンで安全な力、魔法である。
 +
; [[アインヘリヤル]]
 +
: レジアス・ゲイズと最高評議会が開発、運用を推し薦める地上防衛用の迎撃兵器。
 +
: レジアスの補佐であるオーリスが完成を危惧し、公開意見陳述会での議論の主題となる程高い戦闘力を秘めた危険なものらしい。3体が開発されていたが、全てナンバーズによって破壊された。
 +
 
 +
=== 能力の分類 ===
 +
個人単位の能力に寄る種名。
 +
 
 +
; 陸戦魔導師
 +
; 射撃型魔導師
 +
; 召喚魔導師
 +
: {{main|魔法少女リリカルなのはシリーズ#魔法}}
 +
; フロントアタッカー
 +
: 魔導師のポジションの一つ。単身で敵陣に切り込み、味方の防衛ラインを守るのが主な役目。前線の中でも更に最前線に立つ事が求められる。その性質上、防御能力等の生存スキルが高い事が最重要である。フロントアタッカーは武装隊流の呼び方で、救助隊ではフォワードトップと呼ばれる。
 +
; ガードウィング
 +
: 魔導師のポジションの一つ。高機動力と優れた回避能力を持ち、如何なる位置からでも攻撃と防御が行なえる事が求められる。フロントアタッカーとの連携や、センターガード・フルバックの保護が主な役目。
 +
; センターガード
 +
: 魔導師のポジションの一つ。陣形の中央に立って誰よりも早く中 - 遠距離を制し、正確な援護射撃と前衛指揮を行うポジション。その役目柄、射撃型魔導師が担う。
 +
; フルバック
 +
: 魔導師のポジションの一つ。後衛に控えて前衛の支援に勤め、時には大威力の攻撃魔法で敵に決め手となる攻撃をぶつけるポジション。後衛だからといって、動きが鈍かったり回避能力が低くてもいいという事にはならず、動きの激しい前衛の行動を把握し、そのフォローに最適なポジションに素早く移動する事が必要とされる。
 +
; 人造魔導師
 +
: 優秀な遺伝子を使って人工的に産み出した子供に投薬や機械移植等を行って後天的に優れた魔導師とする技術。またはそうされた魔導師達の総称。倫理面を初めとした幾つもの問題があり、ティアナ曰く「よっぽどどうかしている連中」でもなければ手を出さない技術。
 +
: あくまでも「人体の改造」に留まっている為か戦闘機人に比べて失敗が多い。しかしジェイル・スカリエッティが戦闘機人を完成させる為にこの技術を学び、大きく発展させた。多くの人造魔導師、戦闘機人はスカリエッティの技術を元に製作されている。
 +
; 戦闘機人(せんとうきじん)
 +
: 人体に身体能力を強化する為の機械部品をインプラントした存在の総称で、いわゆる[[サイボーグ]]の様なもの。倫理的、技術的な問題からタブー視されているが、非合法組織では未だに開発が進んでいるらしい。
 +
: 本来人体に機械を移植・融合させる事は免疫を初めとした幾つもの問題があり、実用化は不可能と目されていた。しかしジェイル・スカリエッティは素体に人造魔導師という「誕生段階で肉体が調整された素材」を用いる事により、戦闘機人技術を完成させた。この技術がスカリエッティによって実用段階まで開発された事で、何人もの違法研究者が戦闘機人を開発している。
 +
:かつてスバルとギンガの母親が死亡する事件を起こしたのも戦闘機人であるらしい。その為か、ナカジマ家の人間は戦闘機人に対して複雑な感情を抱いている。劇中で登場する中では、ナンバーズ及びナカジマ姉妹がこれに含まれる。
 +
; タイプゼロ
 +
: ナンバーズがスバルとギンガに対して使った呼称。
 +
:スカリエッティとは異なる組織により生み出された戦闘機人の形式番号。ギンガは「'''タイプゼロ・ファースト'''」、スバルは「'''タイプゼロ・セカンド'''」と呼ばれる。俗にいう試作機の一号と二号。
 +
; レリックウェポン
 +
: ジェイル・スカリエッティがルーテシアとゼストに対して使った種名。「レリックに関する戦闘力を有した存在」である事が伺えるが、それが何なのか、如何なる能力、特徴、欠点を有しているのかは一切が不明<!---魔導師であるという明言もないのだが、用語の区別に当てはめる上で「人物の能力の分類」に該当する為、この項目に記す--->。
  
一方、遡ること4年前。'''スバル・ナカジマ'''は空港火災に巻き込まれた際、なのはによって命を救われる。自身の理想を体現したかのような彼女に憧れたスバルは、満天の星空の下、管理局の魔導師になることを決意する。
+
=== 役職・通称 ===
 +
過去の行いや職業による種名、もしくは自称。
 +
; 伝説の三提督
 +
: かつての時空管理局黎明期を支えた、最大の功労者とされる3人の提督。現在は一線を退き、それぞれ別の部署の長を努めている。ヴィータに曰く「(好意的な意味で)普通の老人会」。依然として時空管理局内での人望が厚いが、最高評議会によれば「最早人も世界も動かせはしない」らしい。ちなみにあくまでも尊称であり、役職ではない。なのでこれによる権限は与えられていない。
 +
; 免許による資格
 +
: 現実にもある様に、劇中でも試験の合格者に対し、「そう呼ぶに値する技量の持ち主」として与えられる資格がある(実際する資格もある)。A'sで登場した執務官や提督もその一種。だが『StrikerS』で新たに登場した資格の多くは、管理局内のみの資格ではなく、[[検定]]の様な一般人でも取れる類のもののようだ。『StrikerS』以前に登場した資格については[[魔法少女リリカルなのはシリーズ|こちら]]を参照の事。
 +
: 以下『StrikerS』で新たに登場した資格
 +
:* 通信士 時空管理局での通信を管理する局員。試験形式ではなく研修形式で、難易度は低い。
 +
:* ヘリ操縦士 ヘリの操縦資格。アルファベットで力量を分けられ、最高位は「A」。
 +
:* デバイスマイスター デバイスの設計や開発に携わる資格。未成年でも取得が可能。
 +
; 聖王(せいおう)
 +
: 遥か古代、古代ベルカを統治していた人物。聖王の遺体や衣服類は聖王教会によって保存されており、それらには管理者が存在している。聖王自身の肉体が「聖王のゆりかご」の起動キーとなっている。
 +
; 聖王の器(せいおうのうつわ)
 +
: ジェイル・スカリエッティが探し求めている存在。その真価は「聖王の証」と呼ばれるレリックを移植される事によって発揮する。劇中ではヴィヴィオが「聖王の器」であり、事件の重要な位置を占めている。
 +
:その実態は聖王の遺物からクローニングされた、肉体的には聖王と全く同じ体を持つ人造魔導師素体である。スカリエッティは古代ベルカの巨大飛行船艦「聖王のゆりかご」を起動させる管制体としてこれを求め、制御中枢として組み込み聖王のゆりかごを起動させた。
 +
; アンリミテッド・デザイア「無限の欲望」
 +
: 最高評議会が生み出したアルハザードの遺児、ジェイル・スカリエッティの開発コードネーム。
  
4年後、紆余曲折の末に晴れて管理局の新人魔導師となったスバルは、訓練校時代からのコンビパートナー、'''ティアナ・ランスター'''と共に魔導師の昇格試験に挑んでいた。それを見つめるのは「機動六課」の有望な人材として二人に目をつけたはやてとフェイト、そしてなのは。三人が見つめる中、試験開始を告げるリインフォースII(ツヴァイ)とともに『StrikerS』の物語が幕をあける。
+
; 新暦
 +
: 魔法文化発展と共に始まった年号で、『StrikerS』時点で新暦75年を数える。ちなみに「伝説の三提督」が活躍したのは新暦が始まる前後の時代。
  
 
== スタッフ ==
 
== スタッフ ==
 
* 原作・脚本:[[都築真紀]]
 
* 原作・脚本:[[都築真紀]]
* 監督:[[草川啓造]]  
+
* 監督:[[草川啓造]]
* プロデューサー:三嶋章夫、田中辰弥
+
* プロデューサー:[[三嶋章夫]]、田中辰弥
* エグゼクティブプロデューサー:上村修
+
* [[キャラクターデザイン]]:奥田泰弘
* キャラクターデザイン:[[奥田泰弘]]  
+
* [[メカニックデザイン]]:宮澤努
* メカニックデザイン:[[宮澤努]]
+
* [[美術監督]]・美術設定:片平真司
* ビジュアルデザイン:[[斉藤良成|斎藤良成]]
+
* 美術監督・美術設定:片平真司
+
 
* 美術監督補佐:仲田優子
 
* 美術監督補佐:仲田優子
* 色彩設計:田崎智子
+
* [[色彩設計]]:田崎智子
* 撮影監督・3DCGI監督:中山敦史
+
* [[撮影監督]]・3DCGI監督:中山敦史
* 撮影:[[デジタルネットワークアニメーション]]
+
* 3DCGI:小森稲穂、福士直也
 +
* 2Dモニターデザイン:福士直也
 
* 編集:布施由美子、野尻由紀子
 
* 編集:布施由美子、野尻由紀子
* オフライン編集:[[ウインズ]]
+
** オフライン編集:ウインズ
* オフライン編集協力:ジェイ・フィルム(古谷桃子)
+
** オフライン編集協力:[[ジェイ・フィルム]](古谷桃子)
* ビデオ編集:[[東京現像所]](山本洋平、大谷美香子)
+
** ビデオ編集:[[東京現像所]](山本洋平、大谷美香子)
* 音楽:[[佐野広明]]  
+
* 音楽:[[佐野広明]]
* 音響監督:[[亀山俊樹]]  
+
* [[音響監督]]:[[亀山俊樹]]
* 録音スタジオ:OPレクイエムスタジオ
+
* 録音スタジオ:OPレクイエムスタジオ、スタジオT&T
 
* ミキサー:大坪恵美
 
* ミキサー:大坪恵美
 
* 音響効果:高梨絵美([[ena (音響効果)|ena]])
 
* 音響効果:高梨絵美([[ena (音響効果)|ena]])
 
* 音響制作:[[オムニバスプロモーション]]
 
* 音響制作:[[オムニバスプロモーション]]
 
* 音響制作デスク:神田直美
 
* 音響制作デスク:神田直美
* 制作統括:江里口武志
+
* オープニングアニメーション
* 設定制作:乗松祐太郎
+
** 絵コンテ:草川啓造(前期)宮澤努(後期)、演出:中山敦史、作画監督:小森篤
* 制作管理:畑中悠介
+
* エンディングアニメーション
 +
** 絵コンテ・演出・コンポジット:草川啓造、作画監督:小森篤
 +
* 制作デスク:江里口武志
 +
* 制作管理:千原剛、神里祐也、畑中悠介
 
* アシスタントディレクター:小平麻紀
 
* アシスタントディレクター:小平麻紀
* プロモーション:向後由紀子、石岡朋子、黒木宏昌
+
* プロモーション:向後友紀子、石岡朋子、黒木宏昌
 
* スーパーバイザー:田中勇
 
* スーパーバイザー:田中勇
 
* アソシエイトプロデューサー:岩瀬繁功
 
* アソシエイトプロデューサー:岩瀬繁功
 +
* [[エグゼクティブプロデューサー]]:上村修
 
* アニメーション制作:[[セブン・アークス]]
 
* アニメーション制作:[[セブン・アークス]]
 +
* [[グロス請け|制作協力]]:[[アークトゥールス]](1〜3・6・8・9・12・13・15〜17・19・21・23・25・26話)、[[スタジオロン]](4話)、[[サンシャインコーポレーション|サンシャイン・コーポレーション]](5・14・22話)、[[ジェイ・シー・エフ|JCF]](7・18・24話)、[[カオスプロジェクト]](10話)、[[スタジオパストラル]](11話)、[[デジタルネットワークアニメーション]](20話)
 +
* 製作:[[製作委員会方式|なのはStrikerS PROJECT]]
  
 
== 主題歌 ==
 
== 主題歌 ==
;オープニング(第1期)「[[SECRET AMBITION]]」
+
; オープニングテーマ(第1期)(1 - 17話)「[[SECRET AMBITION]]」
:2007年4月18日発売
+
: 2007年4月18日発売
:作詞:水樹奈々 作曲:[[志倉千代丸]] 編曲:[[藤間仁]]([[Elements Garden]]) 歌:[[水樹奈々]]
+
: 作詞:[[水樹奈々]] 作曲:[[志倉千代丸]] 編曲:[[藤間仁]][[Elements Garden]]) 歌:水樹奈々
;オープニング(第2期)「[[MASSIVE WONDERS]]」
+
; オープニングテーマ(第2期)(18 - 26話)「[[MASSIVE WONDERS]]」
:2007年8月22日発売予定
+
: 2007年8月22日発売
:歌:水樹奈々
+
: 作詞:水樹奈々 作曲・編曲:[[矢吹俊郎]] 歌:水樹奈々
;エンディング(第1期)「[[星空のSpica]]」
+
; エンディングテーマ(第1期)(1 - 14話)「[[星空のSpica]]」
:2007年5月9日発売
+
: 2007年5月9日発売
:作詞:[[椎名可憐]] 作曲・編曲:[[太田雅友]] 歌:[[田村ゆかり]]
+
: 作詞:[[椎名可憐]] 作曲・編曲:[[太田雅友]] 歌:[[田村ゆかり]]
;エンディング(第2期)「[[Beautiful Amulet]]」
+
; エンディングテーマ(第2期)(15 - 26話)「[[Beautiful Amulet]]」
:2007年8月1日発売予定
+
: 2007年8月1日発売
:歌:田村ゆかり
+
: 作詞:椎名可憐 作曲・編曲:太田雅友 歌:田村ゆかり
;挿入歌(第8話):「[[魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01|空色の約束]]」
+
; 挿入歌(第8話):「[[魔法少女リリカルなのは サウンドステージ#魔法少女リリカルなのはStrikerS|空色の約束]]」
:2007年5月23日発売
+
: 2007年5月23日発売
:作詞:[[都築真紀]] 作曲・編曲:[[佐野広明]] 歌:[[斉藤千和]]
+
: 作詞:[[都築真紀]] 作曲・編曲:[[佐野広明]] 歌:[[斎藤千和]]
 +
; 挿入歌(第24話):「[[MASSIVE WONDERS|Pray]]」
 +
: 2007年8月22日発売
 +
: 作詞:Hibiki 作曲・編曲:[[上松範康]](Elements Garden) 歌:水樹奈々
  
 
== サブタイトル ==
 
== サブタイトル ==
<div class="NavFrame" style="border: none; text-align: left; font-size: 100%">
+
{| class="wikitable" style="font-size:small"
<div class="NavHead" style="background: transparent; text-align: left; font-weight: normal"></div>
+
!話数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出!!作画監督!!DVD収録
<div class="NavContent">
+
|-
#空への翼
+
|1||空への翼||rowspan="26"|[[都築真紀]]||[[草川啓造]]||中山敦史||小森篤||rowspan="3"| Vol.1
#機動六課
+
|-
#集結
+
|2||機動六課||杉山正樹||畠山茂樹||橋本貴吉
#ファースト・アラート
+
|-
#星と雷
+
|3||集結||友田政晴||古川政美||藤原利恵
#進展
+
|-
#ホテル・アグスタ
+
|4||ファースト・アラート||colspan="3" align="center"|久米一成||rowspan="3"| Vol.2
#願い、ふたりで
+
|-
#たいせつなこと
+
|5||星と雷||[[うえだひでひと]]<br/>日野一||吉田泰三||小森篤<br/>内田孝
#機動六課のある休日(前編)
+
|-
#機動六課のある休日(後編)
+
|6||進展||井上修||内山まな||古池敏也
#ナンバーズ
+
|-
#命の理由
+
|7||ホテル・アグスタ||井草かほる||笹木史郎||清山滋崇||rowspan="3"| Vol.3
#Mothers&Children
+
|-
</div></div>
+
|8||願い、ふたりで||杉山正樹||畠山茂樹||小田裕康
 +
|-
 +
|9||たいせつなこと||武内宣之||古川政美||橋本貴吉
 +
|-
 +
|10||機動六課のある休日(前編)||[[福田道生]]||喜多村菜穂||飯村真一||rowspan="3"| Vol.4
 +
|-
 +
|11||機動六課のある休日(後編)||静野孔文||宮崎修治||清水慶太
 +
|-
 +
|12||ナンバーズ||杉山正樹||園田雅裕||倉橋希
 +
|-
 +
|13||命の理由||colspan="2" align="center"|吉田泰三||小森篤||rowspan="3"| Vol.5
 +
|-
 +
|14||Mothers&Children||井上修||内山まな||古池敏也
 +
|-
 +
|15||Sisters&Daughters||福田道生||畠山茂樹||大城勝
 +
|-
 +
|16||その日、機動六課(前編)||友田政晴||古川政美||倉橋希||rowspan="3"| Vol.6
 +
|-
 +
|17||その日、機動六課(後編)||草川啓造||中山敦史||橋本貴吉
 +
|-
 +
|18||翼、ふたたび||櫻井美知代||笹木史郎||鈴木佐智子<br/>清山滋崇
 +
|-
 +
|19||ゆりかご||[[大森英敏]]||宮崎修治||清水慶太||rowspan="3"| Vol.7
 +
|-
 +
|20||無限の欲望||静野孔文<br/>杉山正樹||中山敦史||阿部智之
 +
|-
 +
|21||決戦||colspan="2" align="center"|園田雅裕||石山寛<br/>小田裕康<br/>斎藤圭
 +
|-
 +
|22||Pain to Pain||井上修||内山まな||古池敏也||rowspan="3"| Vol.8
 +
|-
 +
|23||Stars Strike||草川啓造||畠山茂樹||倉橋希<br/>大城勝<br/>青島克己
 +
|-
 +
|24||雷光||長尾粛||笹木史郎||佐藤天昭
 +
|-
 +
|25||ファイナル・リミット||[[まついひとゆき]]<br/>草川啓造||古川政美||橋本貴吉||rowspan="3"| Vol.9
 +
|-
 +
|26||約束の空へ||colspan="2" align="center"|吉田泰三||小森篤<br/>古川英樹
 +
|}
  
 
== 放送局 ==
 
== 放送局 ==
{{番組}}
+
{| class="wikitable" cellspacing="2" style="margin:0 auto; padding:1; text-align:center"
{| border="1" class="wikitable" style="margin-left:auto; margin-right:auto;"
+
!放送地域!!放送局!!放送期間!!放送日時!!放送区分
 
|-
 
|-
| 放送地域
+
|[[和歌山県]]||[[テレビ和歌山]]||2007年4月1日 - 9月23日||日曜 25時10分 - 25時40分||rowspan=7|[[全国独立UHF放送協議会|独立UHF局]]
| 放送局
+
| 放送期間
+
| 放送時間
+
 
|-
 
|-
| [[和歌山県]]
+
|[[三重県]]||[[三重テレビ放送|三重テレビ]]||2007年4月2日 - 9月24日||月曜 26時00分 - 26時30分
| [[テレビ和歌山]]
+
| 2007年4月1日 -
+
| 日曜 25:10~25:40
+
 
|-
 
|-
| [[三重県]]
+
|[[京都府]]||[[京都放送|KBS京都]]||rowspan=2|2007年4月3日 - 9月25日||火曜 26時00分 - 26時30分
| [[三重テレビ放送|三重テレビ]]
+
| 2007年4月2日 -
+
| 月曜 26:00~26:30
+
 
|-
 
|-
| [[京都府]]
+
|[[千葉県]]||[[千葉テレビ放送|チバテレビ]]||火曜 26時30分 - 27時00分
| [[京都放送|KBS京都]]
+
| 2007年4月3日 -
+
| 火曜 26:00~26:30
+
 
|-
 
|-
| [[千葉県]]
+
|[[埼玉県]]||[[テレビ埼玉|テレ玉]]||2007年4月5日 - 9月27日||木曜 25時00分 - 25時30分
| [[千葉テレビ放送|チバテレビ]]
+
| 2007年4月3日 -
+
| 火曜 26:30~27:00
+
 
|-
 
|-
| [[埼玉県]]
+
|[[東京都]]||[[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]||rowspan=2|2007年4月6日 - 9月28日||金曜 26時30分 - 27時00分
| [[テレビ埼玉|テレ玉]](幹事局{{要出典}})
+
| 2007年4月5日 -
+
| 木曜 25:00~25:30
+
 
|-
 
|-
| [[東京都]]
+
|[[神奈川県]]||[[テレビ神奈川|tvk]]||金曜 27時15分 - 27時45分
| [[東京メトロポリタンテレビジョン|TOKYO MX]]
+
| 2007年4月6日 -
+
| 金曜 26:30~27:00
+
 
|-
 
|-
| [[神奈川県]]
+
|rowspan=2|[[全国放送]]||[[ファミリー劇場]]||2007年4月14日 - 10月6日||土曜 13時30分 - 14時00分<br/>(リピート有り)||rowspan=2|[[衛星放送|CS放送]]
| [[テレビ神奈川|tvk]]
+
| 2007年4月6日 -
+
| 金曜 27:15~27:45
+
 
|-
 
|-
| CS放送<br />ケーブルテレビ
+
|[[アニメシアターX|AT-X]]||2008年6月21日 - ||土曜 10時00分 - 10時30分<br/>(リピート有り)
| [[ファミリー劇場]]
+
| 2007年4月14日 -<br />2007年4月16日 -<br />2007年4月18日 -
+
| 土曜 13:30~14:00<br />月曜 20:00~20:30<br />水曜 26:30~27:00
+
 
|}
 
|}
 
関西地区においては第1期が[[テレビ大阪]]、『A's』が[[サンテレビジョン|サンテレビ]]で放送されていたが、本作ではKBS京都とテレビ和歌山の放送となったため、「関西地区では各シリーズごとにネット局が異なる」ことになる。また、TOKYO MXではシリーズ初放送である。
 
関西地区においては第1期が[[テレビ大阪]]、『A's』が[[サンテレビジョン|サンテレビ]]で放送されていたが、本作ではKBS京都とテレビ和歌山の放送となったため、「関西地区では各シリーズごとにネット局が異なる」ことになる。また、TOKYO MXではシリーズ初放送である。
  
[[ファミリー劇場]]では、これまでのシリーズで行なわれていた「地上波放送終了後の全話一挙放送」から、「同時期の週一の放送」となった。
+
[[ファミリー劇場]]では、これまでのシリーズで行なわれていた「地上波放送終了後の全話一挙放送」から「同時期の週一の放送」となった(ただし2007年7月6日に1 - 12話までの一挙放送を行った)。
  
{{前後番組
+
== 関連作品 ==
|放送局=[[京都放送|KBS京都]]
+
『StrikerS』は、ドラマCDや漫画でのみ登場する情報・人間関係や、アニメ本編に先駆けて登場する初出情報などの補完が多く、作品を理解する上で非常に重要な位置づけにある。
|放送枠=火曜26:00枠
+
|前番組=[[パンプキン・シザーズ]]
+
|次番組=-
+
}}
+
  
== 関連作品 ==
 
 
=== CD ===
 
=== CD ===
* 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01(2007年5月23日発売)
+
; 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01「出張・機動六課!!〜緊急捜索任務in海鳴市〜」 (2007年5月23日発売)
*:6話と7話の中間の話。ロストロギアが海鳴市で発見され、機動六課の面々が海鳴市へ出張する話。新人達と海鳴市の人々との邂逅や、ティアナの焦りなどを描く。
+
: 6話と7話の中間の話。ロストロギアが海鳴市で発見され、機動六課の面々が海鳴市へ出張する話。新人達と海鳴市の人々との邂逅や、ティアナの焦りの芽生えなどを描く。
* 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ02(2007年7月18日発売予定)
+
; 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ02「機動六課 家族の肖像」(2007年7月18日発売)
 +
: 14話と15話の中間の話。ヴィヴィオが保護され、機動六課で暮らす様になった後のある日の話。ヴィヴィオとなのは、エリオとキャロとフェイトの絆と今後の在り方などを描く。
 +
; 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ03「蒼天の風、宵闇の炎」(2007年10月3日発売)
 +
: 18話と19話の中間の話。
 +
; 魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ04「青空」(2007年12月12日発売)
 +
: TVアニメの物語終了後の話。
  
 
=== 漫画 ===
 
=== 漫画 ===
;魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS
+
; 魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS
:原作・[[都築真紀]] 画・[[長谷川光司]]。
+
: 原作・[[都築真紀]] 画・[[長谷川光司]]。
:「[[メガミマガジン]]」([[学習研究社]])2006年11月号(9月30日発売)より連載中。
+
: 「[[メガミマガジン]]」([[学研ホールディングス|学習研究社]])2006年11月号(9月30日発売)より2008年2月号(2007年12月29日発売)まで連載。
:『魔法少女リリカルなのはA's』最終話エピローグ終了直後から始まる公式ストーリー。
+
: 『魔法少女リリカルなのはA's』最終話エピローグ終了直後から始まる公式ストーリー。
:『A's』本編から6年後、15歳となったなのは達の現状や、スバルとティアナの出会いと訓練校時代などが描かれる。「'''A'sとStrikerSの間の空白を埋める'''」物語とされており、七話の次回予告がStrikerS一話になっている。
+
: 『A's』本編から6年後、15歳となったなのは達の現状や、スバルとティアナの出会いと訓練校時代などが描かれる。「'''A'sとStrikerSの間の空白を埋める'''」物語とされており、7話の次回予告が『StrikerS』1話になっている。
:作者曰く「読まなくても理解はできるようになっている」。
+
: 8話から12話はアニメ本編の間の話となっており、エリオとキャロが互いに名前で呼び合う事になった時の事などが描かれる。
:単行本第1巻が2007年5月30日発売。
+
: 13、14話はアニメ本編終了後の話となり、機動六課の事件後、解散に向かってのエピソードが綴られている。
 +
: 原作者曰く「読まなくても理解はできるようになっている」との事だが、なのはの事故やスバルのウィングロードがインヒューレント魔法である事など漫画版が初出の情報が多かったり、スバルとティアナ、エリオとキャロが親しくなる過程を描いているなど、『StrikerS』の物語において重要な位置づけにある。
 +
: 単行本第1巻が2007年5月30日発売。第2巻(最終巻)が2008年3月28日発売。
 +
:その後、「[[メガミマガジン]]」([[学研ホールディングス|学習研究社]])2009年9月号(7月30日発売)にて特別編が掲載された。
  
== 登場人物 ==
+
=== ファンブック ===
以下を参照のこと。
+
; 魔法少女リリカルなのはStrikerS オフィシャルファンBOOK
* [[魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物]]
+
: 2008年4月1日発売
* 個別項目のある登場人物:[[高町なのは]] - [[フェイト・テスタロッサ|フェイト・T・ハラオウン]] - [[八神はやて]] - [[クロノ・ハラオウン]] - [[ヴォルケンリッター]]
+
 
+
== デバイス ==
+
''前作から登場するキャラクターが引き続き使用するデバイスについては基本的には[[魔法少女リリカルなのは#デバイス|こちら]]を参照。''ただし、前作から登場するデバイスの本作で追加された設定についてはこの節で扱う。
+
 
+
;ブーストデバイス
+
:StrikerSから新たに登場したデバイスの機種。ブースト系の補助魔法発動に特化したデバイスであると思われる。これに該当するケリュケイオンとアスクレピオスはどちらもグローブ型だが、ブーストデバイス全てがその形状なのかは不明。
+
;リボルバーナックル
+
:スバル・ナカジマ及びギンガ・ナカジマが使用する拳装着型アームドデバイス。非人格式で一切の思考力を持たず、喋る事も無い。
+
:肘から先を覆う大型かつ重厚な[[篭手]]であり、手首の辺りに備えられた二重のギアは回転して拳の威力を上げる機能を持っている。肘にあたる部分にはリボルバータイプのベルカ式カートリッジシステムが搭載されており、カートリッジをロードする事によって攻撃力を更に上げる事が出来る。マッハキャリバー及びブリッツキャリバーが開発された際にそれらとのシンクロ機能が搭載され、収納と瞬間装着の機能も追加された。その事と漫画版での描写から、今までのデバイスと異なり、元々は待機形態を有していなかった事が伺える。元々スバルの母が使用していたものだが、彼女の死後は形見としてスバルが黒い右腕用、ギンガが白い左腕用を使用している。
+
;マッハキャリバー(声・[[Kaoru Edo]])
+
:スバル・ナカジマが機動六課より支給されたインテリジェントデバイス。スバル専用デバイスとしてシャリオ・フィニーノ達が開発した。
+
:足首から下を覆う[[インラインスケート]]型で、足先よりも長いローラー部と分厚い装甲、蒸気を吐き出すマフラーを備えた重厚なデザインをしている。待機形態はペンダントとなる。リボルバーナックルとはシンクロ機能で結ばれており、その制御を始めとして収納や瞬間装着もマッハキャリバー側で管理している。音声は女性のものに設定されている。
+
;ブリッツキャリバー(声・[[Joanna Day]])
+
:機動六課からギンガ・ナカジマに譲渡されたマッハキャリバーの兄弟機。<!--声がどうとかで兄弟と姉妹を使い分けてるわけではないので。「船」や「機体」などに兄弟。「都市」や「製品」などに姉妹と使います。-->形状もマッハキャリバーとほぼ同じだが、マッハキャリバーが黒く先鋭的なフォルムなのに対し、こちらは白くやや丸みを帯びている。マッハキャリバーと同様にリボルバーナックルとのシンクロ機能がある。
+
;クロスミラージュ(声・[[Jamie Schyy]])
+
:ティアナ・ランスターが機動六課より支給されたインテリジェントデバイス。ティアナ専用デバイスとしてシャリオ・フィニーノ達が開発した。
+
:拳銃型で「ベルカ式カートリッジシステム」を搭載している。普段は同形態の複製と共に二挺一対の形で現れるが、複製を発現させない一挺のみの状態でも使用可能。その状態はワンハンドモード(One hand mode)と呼ぶ。他に、近接戦闘用のモード2、[[ダガー]]モードも備えている。待機時は金属製のカードとなる。音声は男性のものに設定されている。
+
;ストラーダ(声・[[柿原徹也|Tetsuya Kakihara]])
+
:エリオ・モンディアル専用のアームドデバイス。
+
:エリオの身の丈以上もある長槍型。穂先部分は左右に噴射機を備えた巨大な三角形となっており、分類としては[[槍|パルチザン]]の形といえる。穂先の付け根にベルカ式カートリッジシステムが搭載されている。突撃時にカートリッジをロードしたり援護魔法による強化を受けると、噴射機が起動し推力を発生させる。待機時は腕時計となる。ケリュケイオンと共に、マッハキャリバーやクロスミラージュより先に完成していたが、デバイスの使用経験が無かったエリオを慣れさせる為、基礎フレームと最低限の機能だけで渡されていた。だが、スバルやティアナに専用デバイスが与えられたのを契機に、本来の状態に戻された。
+
;ケリュケイオン(声・[[Kaoru Edo]])
+
:キャロ・ル・ルシエ専用のブーストデバイス。
+
:キャロの両手を覆うグローブ型をしている。複製を発生させて一対となるクロスミラージュとは異なり、こちらは両方共が本体であり、両手に装着しているのが常態である。待機時はブレスレットとなる。
+
:ストラーダ同様にスバル達の物に先んじて完成していたが、デバイスの使用経験が無かったキャロを慣れさせる為、基礎フレームと最低限の機能だけで渡されていた。だが、スバルやティアナに専用デバイスが与えられたのを契機に、本来の状態に戻された。
+
;アスクレピオス
+
:ルーテシアが使用するグローブ型のデバイスで、キャロの物と同じブーストデバイスと思われるが詳細は不明。待機形態が存在しないのか、こちらは常にルーテシアの両手に装着されている。キャロのケリュケイオンに形状が酷似している。
+
;レイジングハート・エクセリオン(声・[[ドナ・バーク|Donna Burke]])
+
:10年間以上高町なのはと共に戦ってきた彼女の愛杖。フォワード4人のデバイス作成にも協力している。リミッター解除時に使える新モードとして、《エクシードモード》が追加されている。エクシードモード時には、バリアジャケットも普段とは異なる形状に変化する。
+
;アンカーガン
+
:ティアナが陸士訓練校時代から使用していた、自作の簡易ストレージデバイス。
+
:ベルカ式カートリッジシステムを備えた[[デリンジャー]]に似た銃の形をとり、その機構上カートリッジの最大装填数は2発である。銃口の下にはアンカー射出機を備えており、アンカーと状態維持の魔法を組み合わせる事で行動範囲を広げる事が出来る。機動六課入隊後もしばらくは使用していたが、厳しい訓練で故障を起こす様になった為クロスミラージュと交換された。
+
;リンデルシャフト
+
:シャッハ・ヌエラが使用するデバイス。トンファー型で両手一組。
+
  
== インヒューレントスキル ==
+
=== 携帯ゲーム ===
「先天的に有している技術」といった意味合いで、綴りは「inherent skill」。劇中では「IS」と略称される事も多い。
+
[[ドワンゴ]]が運営する携帯サイト・[[携帯ゲーム百選]]においてミニゲームが配信されている。現在配信されているのは以下の通り。
ナンバーズ保有の特殊技能の事。ナンバーズ一人ずつに異なるものが与えられており、それぞれが特定の分野に特化されている。いずれも何らかの装備品を介して発動しているが、それがデバイスなのかは不明。魔法陣は何重もの円が不規則に回転しながら動き回る特殊な陣形として表れる。
+
* 魔法少女リリカルなのはStrikerS [[落ち物パズル|デフレス]]
;ライドインパルス
+
* 魔法少女リリカルなのはStrikerS BATTLE SCENE PUZZLE STARS
:ナンバーズ3、トーレが持つIS。
+
* 魔法少女リリカルなのはStrikerS BATTLE SCENE PUZZLE LIGHTNING
:機動力の強化に重点を置き、高速移動に特化した身体強化系の魔法。両の太ももと踝の部分に備えられた装甲から伸びる、虫状の羽として発現する。
+
;シルバーカーテン
+
:ナンバーズ4、クアットロが持つIS。
+
:幻影魔法としては非常に広大な効果範囲、膨大な幻影数を誇る。その数と効果範囲だけでも厄介だが、完全な行動制御までも成されており、誤認性が高くレーダーや肉眼では実体との区別を付けるのは難しい。また、姿を隠す[[光学迷彩]]としても使う事が出来る。手の甲に備えられた逆三角形の部品を介して発動する。
+
;ディープダイバー
+
:ナンバーズ6、セインが持つIS。
+
:物体を透過し自在に潜行できる魔法。人差し指の先にカメラ機能を持つ小円盤が付いており、潜行時はそれを潜望鏡の様に突き出して地表の様子を伺う。基本的に使用者であるセインのみに効果があるが、抱きつく等の密着状態ならばセイン以外にも透過効果を与える事が出来る。ただしそれはセインの制御に寄る所が大きく、場合によっては共に潜行したものを物体内に置き去りにしてしまう事もある。
+
;ヘヴィバレル
+
:ナンバーズ10、ディエチが持つIS。
+
:推定Sランクの強力な物理破壊型砲撃魔法で、スコープ機能を持つ左目と連携させる事で長距離狙撃を可能としている。長大な砲身を用いて放たれる。
+
  
==用語==
+
== イベント ==
===技術===
+
; リリカル☆パーティーIII
;AMF
+
: 2007年4月1日<ref>『StrikerS』の最速放送局である[[テレビ和歌山]]での第1話放送と同日。</ref>に従来の約3倍の規模(約7000人)である[[東京国際展示場]]の一部スペースを貸し切って開催(チケットも完売)という、一テレビアニメ作品のイベントとしては異例の規模での開催となった。
:正式名称は「アンチマギリンクフィールド(Anti Magi-link Field)」。他にも「無効化フィールド」や「ジャマーフィールド(Jummer Field)」とも呼ばれる。
+
:「'''19歳になったなのは達は、もう少女ではない?'''」の質問に対し、参加していた'''出演者10人全員がYesと答えた'''。
:効果範囲内の魔力結合を解いて魔法を無効化するAAAランクの高位防御魔法で、フィールド系に分類される。その効果範囲内では攻撃魔法どころか移動系魔法も妨害される。しかし無効化するのはあくまで魔力の結合であり、魔力によって加速された物体や魔力以外のエネルギーは防御出来ず、強化が成された物体に対しても充分な防御はできない。
+
;F計画
+
:第1期で初登場し、当初は「プロジェクトF.A.T.E」と呼ばれていた計画(F計画はStrikerSからの呼び名)。
+
:小説版によれば人造人間の開発計画で、プレシア・テスタロッサはここから人造人間を造る技術を学び、フェイト・T・ハラオウン(当時はフェイト・テスタロッサ)を生み出した。またエリオ・モンディアルはF計画そのものに何らかの関係があるらしい。ジェイル・スカリエッティによれば廃止されたのか、技術も生産物も殆ど残っていないらしい。なので彼はF計画に関わるフェイトやエリオを「F計画の残滓」と呼び、強い興味を抱いた。
+
;魔力変換資質
+
:魔法によるプロセスを踏まず、魔力を別のエネルギーに変換する事が出来る能力。
+
:本来魔法によるエネルギーの発生(発電や発火等)は、魔法に組み込まれたプログラムによって組み替える。しかしこの資質を持つ者は、わざわざ魔法を介さなくても魔力を組み替える事が出来る。(その代償なのか、この資質を持つ魔導師は純粋な魔力攻撃は不得意になる傾向があるようだ)また一つの資質につき一種類のエネルギーにしか変換する事は出来ない模様。
+
:現在確認されている属性は「炎」と「電気」であり、それを持つシグナムは魔法抜きで魔力を炎に、エリオ・モンディアルは電気に変換する事が出来る。フェイト・T・ハラオウンも電気を操るが、魔力変換資質保有者だとは明記されていない。また保有者は未確認だが「凍結」の属性もあるらしい。「炎」と「電気」は比較的多いらしいが、「凍結」は稀との事。
+
;幻術魔法
+
:StrikerSから登場した魔法の一種。
+
:魔力によって他者の認識行動を妨害する魔法の総称で、「虚像発生」や「姿の透明化」の効果が該当する。しかし魔力の消耗が激しい割に虚像は攻撃を受けると消失(又は点滅)、透明化は数秒しか持続しないと使い勝手が余り良くなく、その為か使用者は非常に少ない。ギンガ・ナカジマ曰く、これを学び扱う者は「珍しい、渋い」らしい。
+
;召喚魔法
+
:StrikerSから本格的に登場した魔法の一種(初登場は漫画版A's)。
+
:自分以外の物体、生物を任意の場所に出現させる魔法の総称。ベースとなる魔法体系ごとに異なった、召喚魔法でのみ使用される独自の魔法陣を有しているのが最大の特徴。召喚された対象を操る効果は確認されておらず、対象が生物の場合は改めて依頼し、無機物の場合は操作の魔法と組み合わせる必要がある。
+
  
===部署・組織===
+
==続編==
;「陸」「空」
+
{{main|魔法少女リリカルなのは サウンドステージ#StrikerS サウンドステージX}}
:本作において特色である階級分類。
+
続編としてCDドラマ『'''StrikerS サウンドステージX'''』が発表されている。
*以下現在確認されている階級の一覧(上に行く程高位で、下に行く程下位の階級)。
+
** 名誉元帥
+
** 中将
+
** 一等(空/陸)佐
+
** 二等(空/陸)佐
+
** 三等(空/陸)佐
+
** 一等(空/陸)尉
+
** 二等(空/陸)尉
+
** 三等(空/陸)尉
+
** 准(空/陸)尉
+
** (空/陸)曹長
+
** (空/陸)曹
+
** 一等(空/陸)士
+
** 二等(空/陸)士
+
** 三等(空/陸)士
+
** 研修生
+
***「少将」「大将」も存在していると思われるが現段階では確認されていない。また、将官以上の階級に「陸」「空」の分類が付随するかも不明。
+
;機動六課
+
:正式名称「古代遺物管理部 機動六課」。
+
:『StrikerS』本編にて八神はやてが新設した部隊で、ロストロギア関連の危険な任務を扱う古代遺物管理部の機動課(実動部隊)第六の部隊。レリックの回収を専任としている。後見人にリンディ・ハラオウン、クロノ・ハラオウン、カリム・グラシアを据えており、本局と聖王教会からの支援を得ている。
+
:部隊は前線と後方支援・指揮の二種に大別され、前線は高町なのはが指揮する「スターズ分隊」、フェイト・T・ハラオウンが指揮する「ライトニング分隊」の二部隊、後方支援と指揮は部隊長の八神はやてが指揮する「ロングアーチ」で構成される<ref>ただし、分隊単位で行動する機会は非常に少ない<!--13話の時点では全く存在しない-->。「[[キャラ☆メル]]」創刊号の脚本と監督の対談インタビューでは、「スターズ」をスバルとティアナのコンビ、「ライトニング」をエリオとキャロのコンビとして捕らえてるような発言があり、また作中でも、実際にコンビ単位で「スターズ」「ライトニング」という単語が使われる事も多い。</ref>。
+
:機動六課の名の通りロストロギア関連を扱ってはいるが、本来の設立意図は別にある。<br>ここ数年のカリムの能力に現れる詩文の解析結果が全て『'''いずれ起こりうるであろう陸士部隊の全滅と管理局システムの崩壊'''』と出されている事に危機感を覚えたはやてら4人がそれを防ぐために用意したのが機動六課である。公式では上記の3人が後見人として名を連ねているが伝説の三提督も非公式ではあるが関わっている。
+
;聖王教会
+
:数多くの次元世界に影響力を持つ有数の大規模組織。
+
:教会騎士団を有しており、カリム・グラシアはここの重鎮である。ロストロギアの保守・管理も行っているため、時空管理局とは関係が深い。しかし、管理局員の中には強い権力を持つ聖王教会を敵視している者もいる。その名称と関係者の会話から、「聖王」を主神とする宗教組織である事が伺える。
+
;ナンバーズ
+
:ジェイル・スカリエッティの部下であり、彼の指示に従って行動する集団。各々の胸元には、名前の由来となった番号を刻み込んだプレートなどを着けている。数字は生まれた順番を示しており、数の小さい者は大きいものを妹と呼び、その逆は姉と呼ぶ。個々がISと呼ばれる特殊技能を有している。
+
 
+
=== ロストロギア ===
+
;レリック
+
:StrikerSの中核となる、赤い結晶状のロストロギア。複数存在し、漫画版(新暦72年)の時点で3つが確認されている。
+
:その使用用途は一切不明。強大な魔力を秘めた危険度の高いロストロギアで、確認された内の一つは周囲を巻き込んで消滅している。漫画版一話(A'sエピローグ直後)で聖王教会のカリムから要請を受けた、なのは、フェイト、はやてが護送任務についている。なお、ミッドチルダ北部臨海第八空港の大規模火災の原因である密輸物でもある。
+
;ジュエルシード
+
:第1期でなのはがユーノと出会い、そして当時のフェイトと争う原因となったロストロギア。
+
:全部で21個存在しており、PT事件で9個が失われ、残り12個が時空管理局に保管されていた。スカリエッティは地方に貸し出されていたこれを奪取、ガジェット・ドローンの動力源として流用していた。搭載されているものが本物なのかレプリカなのか、それが全てのガジェット・ドローンに内蔵されているのかどうかは不明。
+
 
+
=== 機械 ===
+
;ガジェット・ドローン
+
:レリックの発掘と同時に現れた謎の機械兵器群で、複数の機種が確認されている。
+
:ジェイル・スカリエッティがレリックを探索・確保する為に制作した物で、障害となるものは攻撃するように設定されている。半自律型であり、完全な行動制御はスカリエッティ本人にも出来ない。AMFを発生させる機能を持っており、並みの魔導師では手に余る相手。大型機であるⅢ型はAMFの効果範囲が広い。
+
:以下、現在確認されている機種
+
:* ガジェット・ドローンⅠ型
+
::最も多く確認される機種。[[カプセル]]に似た円錐型で、コードを延ばして他の機械を制御する機能がある。
+
:* ガジェット・ドローンII型
+
::[[全翼機]]型の飛行専用機種。その武装は対空武器に限定されており、対地戦闘は行っていない。
+
:* ガジェット・ドローンIII型
+
::最も巨大な機種で、普段は球体の状態で待機している。火力と防御力に優れる。戦闘時はベルト状のアームを伸ばし、格闘戦も可能。
+
:
+
;ローラーブーツ
+
:スバルが陸士訓練校時代から使用していた自作品。
+
:インラインスケート型のブーツであり、魔力を通わせる事によって起動する。機能はデバイスに似ているが、魔力によって動くだけの機械でありデバイスには分類されない。機動六課入隊後もしばらくは使用していたが、厳しい訓練の中で故障した為マッハキャリバーと交換された。
+
;ストームレイダー(声・[[Joanna Day]])
+
:機動六課発足にあたって配備された輸送用[[ヘリ]]で、形式名は「JF704式」。パイロットはヴァイス・グランセニック。二年前から採用され始めた最新鋭機。音声による応答が可能であり、またAIを搭載しているのか、パイロットでもないリィンフォースⅡとある程度の会話を行っている。前線メンバーを目的地まで運ぶ際などに用いられる。
+
 
+
=== 魔導師の分類 ===
+
;陸戦魔導師
+
:飛行技能を持たない魔導師の総称で、殆どの魔導師は当初ここに含まれる。航空武装隊の魔導師も最初は陸戦魔導師から始まる場合が多い。
+
;射撃型魔導師
+
:射撃・砲撃型の攻撃魔法を得意とし、広域にかけて攻撃、援護を行う魔導師の総称。なのはは、「足は止めて視野は広く、あらゆる相手に正確な弾丸をセレクトして命中させる判断速度と命中速度」が射撃型魔導師の真髄だと語った。
+
;召喚魔導師
+
:召喚魔法を専門に扱う魔導師の総称。召喚魔法は魔法大系ではない為、ミッドチルダ式とベルカ式の二種類に大別され、キャロはミッドチルダ式ベース、ルーテシアはベルカ式ベースとなっている。また、優れた召喚魔導師は転送系魔法のエキスパートでもある。
+
;人造魔導師
+
:優秀な遺伝子を使って人工的に産み出した子供に、投薬や機械移植などを行って後天的に優れた魔導師とする技術。或はそうされた魔導師達の総称。倫理的な問題は元より、技術面で無理がありコストも高く付くため、ティアナ曰く「よっぽどどうかしている連中」でもなければ手を出さない技術。
+
;フロントアタッカー
+
:魔導師のポジションの一つ。単身で敵陣に切り込み、味方の防衛ラインを守るのが主な役目。前線の中でも更に最前線に立つ事が求められる。その性質上、防御能力等の生存スキルが高い事が最重要である。フロントアタッカーは武装隊流の呼び方で、救助隊ではフォワードトップと呼ばれる。
+
;ガードウィング
+
:魔導師のポジションの一つ。高機動力と優れた回避能力を持ち、如何なる位置からでも攻撃と防御が行なえる事が求められる。フロントアタッカーとの連携や、センターガード・フルバックの保護が主な役目。
+
;センターガード
+
:魔導師のポジションの一つ。陣形の中央に立って誰よりも早く中~遠距離を制し、正確な援護射撃と前衛指揮を行うポジション。その役目柄、射撃型魔導師が担う。
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;フルバック
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:魔導師のポジションの一つ。後衛に控えて前衛の支援に勤め、時には大威力の攻撃魔法で敵に決め手となる攻撃をぶつけるポジション。後衛だからといって、動きが鈍かったり回避能力が低くてもいいという事にはならず、素早く動く事が必要とされる。
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;レリックウェポン
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:ジェイル・スカリエッティがルーテシアとゼストに対して使った種名。「レリックに関する戦闘力を有した存在」である事が伺えるが、それが何なのか、如何なる能力、特徴、欠点を有しているのかは一切が不明(魔導師であるという明言もないのだが、用語の区別に当てはめる上で「人物の能力の分類」に該当する為、この項目に記す)。
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== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{脚注ヘルプ}}
<div class="references-small"><references /></div>
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<div class="references-small"><references/></div>
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
* [http://www.nanoha.com/archive/ 公式サイト(第1期)]
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* [http://www.nanoha.com/archive3/ 公式サイト]
* [http://www.nanoha.com/archive2/ 公式サイト(第2期)]
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* [http://www.nanoha.com/ 公式サイト(第3期)]
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* [http://nanoha.julynet.jp/ NanohaWiki]
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{{魔法少女リリカルなのは}}
  
{{Wikipedia/Ja}}
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{{DEFAULTSORT:まほうしようしよりりかるなのはすとらいかす}}
 
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[[Category:魔法少女リリカルなのは|* 3]]
[[Category:2007年のテレビアニメ|まほうしようしよりりかるなのはすとらいかあす]]
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[[Category:2007年のテレビアニメ]]
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[[Category:携帯電話アプリゲーム]]

2020年1月12日 (日) 21:44時点における最新版

魔法少女リリカルなのはシリーズ > 魔法少女リリカルなのはStrikerS
魔法少女リリカルなのはStrikerS
[[Image:|0250px|]]
ジャンル 魔法少女アニメ
テレビアニメ:
原作 都築真紀
総監督
監督 草川啓造
シリーズディレクター
チーフディレクター
企画
シリーズ構成
脚本 都築真紀
キャラクターデザイン 奥田泰弘
メカニックデザイン 宮沢努
音楽
アニメーション制作 セブン・アークス
製作 なのはStrikerS PROJECT
放送局 放送局参照
放送期間 2007年4月1日 - 9月23日
話数 全26話
その他
コピーライト表記 ©なのはStrikerS PROJECT
漫画:魔法少女リリカルなのはStrikerS
THE COMICS
作者 都築真紀
作画 長谷川光司
出版社 学習研究社
その他の出版社
掲載誌 メガミマガジン
レーベル ノーラコミックス
発売日
発表期間 2006年11月号 - 2008年2月号
巻数 全2巻
話数 全14話
その他
ドラマCD:魔法少女リリカルなのはStrikerS
サウンドステージM The StrikerS
原作
制作
脚本
演出
放送局
番組
書籍 メガミマガジン
発売元 学習研究社
販売元
レーベル
発売日 2007年3月30日
発表期間 - 発表中
販売価格
売上本数
レイティング
収録時間
話数
枚数 全1巻
その他 2007年5月号付録
ドラマCD:魔法少女リリカルなのはStrikerS
サウンドステージ
原作
制作
脚本
演出
放送局
番組
書籍
発売元 セブン・アークス
販売元 キングレコード
レーベル VCレーベル
発売日
発表期間 2007年5月23日 - 2007年12月12日
販売価格
売上本数
レイティング
収録時間
話数
枚数 全4巻
その他
ドラマCD:魔法少女リリカルなのはStrikerS
サウンドステージM3
原作
制作
脚本
演出
放送局
番組
書籍 メガミマガジン
発売元 学習研究社
販売元
レーベル
発売日 2008年7月30日
発表期間 - 発表中
販売価格
売上本数
レイティング
収録時間
話数
枚数 全1巻
その他 2008年9月号付録
関連作品
* 魔法少女リリカルなのはシリーズ
テンプレート使用方法 ノート
児童ポルノ・・・なのか?

魔法少女リリカルなのはStrikerS』(まほうしょうじょリリカルなのはストライカーズ、英:Magical girl lyrical Nanoha StrikerS)は、独立UHF系各局およびファミリー劇場で2007年4月から9月にかけて全26話が放送されたテレビアニメ作品である。『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の第3期の作品である。

キャッチコピーは「魔法少女、育てます。

概要[編集]

本作は『魔法少女リリカルなのはシリーズ』の第3作目の作品である。2006年8月のコミックマーケット70において制作が発表された。

前作『魔法少女リリカルなのはA's』本編の10年後を舞台としている[1]

前作からは既存の主要キャラクターの立場・容姿が大きく変わり、ある種の社会人として一定の地位を得た者が多くなっている。また新キャラクターも多数登場している(ただし声優は1人複数役が多い)。特に本作は従来の主要キャラの魔法バトルアクション以外に『機動六課』に配属された4人の新人フォワードの面々(スバル・ナカジマ等)の友情と成長を主軸として描いた青春群像劇的な味付けがなされており、彼女ら新キャラが物語の根幹に深く関わっている。魔法では前2作とは違い、(高速高々度の)飛行魔法が高ランク扱いとなり、「飛べない」魔道士が数多く登場する。また、舞台も日本の町(原作の舞台でもある海鳴市)から魔法文明の中心地ミッドチルダへ、更に次元世界全域へと広がっている。

その一方で、スピンオフ元である『とらいあんぐるハート3』から由来する設定(なのはの家族など)は大幅にオミットされており[2]、その影響から前作までに比べて登場回数が著しく少なくなったキャラもいる。これらの点から、前2作とは大きく異なる性格を持つ作品となった。とくに、本作をもって原作版とアニメ版は完全に別物となったと断じる原作ファンが多い[3]。ただし、設定やキャラクターの同一性に拘らなければ作者が同じということもあり、原作シリーズに類似する要素や描写が見られる[4]

作風も、シリーズ原点である『魔法少女リリカルなのは』よりはそこから発展させた『魔法少女リリカルなのはA's』を起点にしてさらに大きく発展させたカラーが強く、第1期のファンには苦言を呈するものもいる。

制作の経緯について、プロデューサーの三嶋章夫は「A'sの制作が終わった段階でこれでなのはシリーズは終わりなのかなとぼんやりと思っていたが、そこに都築さんが十九歳のなのはのラフイラストを持ち込んできたところから企画が始まった」とアニカン35号で語っており、StrikerSの企画は原作者である都築真紀が切っ掛けとなって開始した。また、都築によればコンセプトは「(機動六課の)全員が主人公」。なお企画は最初、続編ではなく継承作という形でタイトルから『なのは』も外し、ミッドチルダを舞台にスバルを主役として、なのはたちは中心人物から外す方向で動き出したという[5]

なのはをはじめメインキャラの多くは10代後半と成人に近い年齢だが、タイトルはこれまでに引き続き「魔法少女」のままである。これについて、都築はメガミマガジンで「女の子は心がキラキラ輝いていればいつまでだって少女ですよ?」と冗談交じりに答えている。三嶋も、タイトルに関してはスタッフと激論を交わしたが、「魔法少女リリカル」という看板は外したくなかったという意味の事をインタビューで述べている[6]

前2作はそれぞれ1クール全13話で構成され、なおかつ4:3サイズでの制作・放送だったのが、本作は2クール全26話であり、16:9サイズのワイド画面での制作となっている[7]

ストーリー[編集]

闇の書事件」(魔法少女リリカルなのはA's)から10年後の新暦0075年。19歳になった高町なのはフェイト・T・ハラオウン八神はやての3人は、育まれた絆を胸に、それぞれの夢を追うべく時空管理局に所属。一流の魔導師として活躍していた。

そんな中で新たに発見されたロストロギア「レリック」とそれを狙う謎の機械兵器「ガジェットドローン」の出現。「レリック事件」と呼ばれるそれらの状況に対応するため、はやては迅速に対応できる部隊が必要だと思い、ロストロギア関連の任務を扱うための部隊「機動六課」を立ち上げる。

一方、遡ること4年前。スバル・ナカジマは空港火災に巻き込まれた際、なのはによって命を救われる。自身の理想を体現したかのような彼女に憧れたスバルは、満天の星空の下、管理局の魔導師になることを決意する。

それから4年経ち、紆余曲折の末に晴れて管理局魔導師として2年の実績を積んだスバルは、訓練校時代からのコンビパートナー、ティアナ・ランスターと共に魔導師の昇格試験に挑んでいた。それを見つめるのは「機動六課」の有望な人材として二人に目をつけたはやてとフェイト、そしてなのは。三人が見つめる中、試験開始を告げるリインフォースII(ツヴァイ)とともに『StrikerS』の物語が幕をあける。


注意以降に核心部分が記述されています。

登場人物[編集]

魔法少女リリカルなのはシリーズの登場人物 を参照

用語[編集]

技術・能力[編集]

AMF
正式名称は「アンチマギリンクフィールド(Anti Magi-link Field)」。
効果範囲内の魔力結合を解いて魔法を無効化するAAAランクの高位防御魔法で、フィールド系に分類される。その効果範囲内では攻撃魔法どころか移動系魔法も妨害される。しかし無効化するのはあくまで魔力の結合であり、魔力によって加速された物体や魔力以外のエネルギーは防御出来ず、強化が成された物体に対しても充分な防御はできない。
プロジェクトF(またはF計画)
第1期で初登場し、当初は「プロジェクトF.A.T.E」と呼ばれていた計画(劇中で略称としてF計画とプロジェクトFが使われ迷走していたが2クール目に入ってプロジェクトFで統一された)。プレシアはこの技術を用いてアリシアのクローン「フェイト・T・ハラオウン(当時はフェイト・テスタロッサ)」を生み出し、モンディアル家では病死した息子のクローンを「エリオ・モンディアル」本人と偽って育てていた。
生命操作技術の一つで、スカリエッティが構築した基礎理論をプレシア・テスタロッサが発展させ完成させた。クローニングした素体に記憶を定着させる事により、従来の技術では考えられない程の知識や行動力を最初から与える事が出来る。その最大の目的は、元となった人物の肉体と記憶の複製。しかし、元となった人物の完全再現だけはどうやっても叶わなかったようで、フェイトにしてもエリオにしても、生み出した者達からは劣化コピーや失敗作といった評価をされている[8]
ジェイル・スカリエッティは元の理論を構築した人物である為、全ての人造生命体の父という言い方もされている。彼はF計画の産物であるフェイトやエリオを「F計画の残滓」と呼び、強い興味を抱いていた。
シューティングアーツ
劇中に登場する格闘術の一種。スバルとギンガが用いるが、元々は彼女達の母親が得意としたもので、2人は母親から教わっている(スバルの場合は基礎が終わった段階で一度止めており、本格的に教わったのはギンガ)。
プロフェーティン・シュリフテン
カリム・グラシアが持つ古代ベルカの希少技能。その性質は一種の未来予知能力であり、来る未来の出来事を古代ベルカ語による詩文として表記する事である。しかし内容は半年〜数年後の出来事をランダムに記す曖昧なものであり、他にも幾つかの難点を抱える、的中率・実用性共にかなり低い「良くあたる占い程度のもの」らしい。聖王教会と次元航行部隊のトップは参考程度に目を通すが、地上部隊は余り目を通さないとの事。数年前からある事件を記す様になり、それが機動六課設立の切っ掛けとなる。
ウンエントリヒ・ヤークト
ヴェロッサ・アコースが持つ古代ベルカの希少技能。その能力は、黒い半透明の猟犬を無数に発生させて操る、一種の探索能力である。「無限の猟犬」とも称される事からこの猟犬は大量に発生させられる事が伺え、更に猟犬自体の隠密性と耐久力にも富んでおり、並みのセキュリティでは探知出来ず、よしんば出来たとしても破壊は難しい。
能力限定(のうりょくげんてい)
文字通り対象の能力を制限する技術で、いわゆるリミッターの様なもの。
主にデバイスが対象となる様だが、対人に用いれば能力低下によって魔導師ランクが下がり、一部隊に優れた魔導師を幾人も所属させる裏技ともなる。解除権限は限定された対象の上司に委託される。また解除の回数には制限があり、回数を補填するには申請が必要である。ちなみに地上本部は査定が厳しく、申請が中々受理されないらしい。

部署・組織[編集]

時空管理局関連の組織・部署については魔法少女リリカルなのはシリーズ#時空管理局参照

聖王教会
数多くの次元世界に影響力を持つ有数の大規模組織。
教会騎士団を有しており、カリム・グラシアはここに所属している。ロストロギアの保守・管理も行っているため、時空管理局とは関係が深い。しかし、管理局員の中には強い権力を持つ聖王教会を敵視している者もいる。その名称と関係者の会話から「聖王」を主神とする宗教組織である事が伺える。
ナンバーズ
ジェイル・スカリエッティに造られ、その命令に従って行動する集団。
全員が数字に由来する名前を持ち、各々の胸元には名前が示す番号を刻んだプレートが着いている。数字は開発ナンバーであり必ずしも稼動順ではないが、数の小さい者は大きい者を妹と呼びその逆は姉と呼ぶ。個々に固有の武装とインヒューレントスキル(通称:IS)という特殊技能を持つ。
仲間意識は強く、ナンバーズ同士での信頼や友好は勿論、フェイトを始めとする人造魔導師達も親を同じくする仲間としている。またスカリエッティが逮捕された場合に備え、各々の体内にはスカリエッティの記憶を複写したクローンが仕込まれている。
その生誕は「純粋培養」と「クローン培養」の二種があり、前者は安定した量産型、後者は素体の能力再現を目的としたクローンで造られている。例外的にセインは純粋培養型ながら突然変異によって「ディープダイバー」というレアスキルを得た。1から4までのメンバーはスカリエッティの因子が強く反映されており、ナンバーズの中でも特殊な存在となっている。ウーノ、チンク、セッテ、ノーヴェはクローン培養、それ以外が純粋培養となっている。
「JS事件」の後、死亡したドゥーエを除く全員が捕縛・保護される。ウーノ、トーレ、クアットロ、セッテの4人は捜査に非協力的だったのでスカリエッティと共に軌道拘置所に収監され、残りの7人は更生保護施設で更生プログラムを受ける事になる。

インヒューレントスキル[編集]

戦闘機人が有する、魔力以外の力を原動力とした特殊技能の総称。そのためにAMFの影響を受けずに発動出来る。綴りは「inherent skill」。劇中では「IS」と略称される事が多い。戦闘機人1人ずつに異なるものが与えられており、それぞれが特定の分野に特化されている。その多くは固有武装を用いる事によって発動する。発動時はテンプレートと呼ばれる何重もの円が回転しながら不規則に動き回る特殊な陣形が発現するが、それは魔法陣ではない。

不可触の秘書(フローレス・セクレタリー)
ナンバーズ1、ウーノが持つIS。
自分や自分のいる施設をレーダー等の探知から隠す「ステルス能力」と、知能の加速による「情報処理・統括力の向上」という二つの能力の総称。
偽りの仮面(ライアーズ・マスク)
ナンバーズ2、ドゥーエが持つIS。
自身の姿形を変える偽装能力。管理局と主要世界の身体検査を欺けられるように調整されている。劇中、正式な名称については明かされておらず、公式HPの人物紹介にて明らかになった。
ライドインパルス
ナンバーズ3、トーレが持つIS。
機動力の強化に重点を置き、高速移動に特化した身体強化系の能力。両の太ももと踝の部分に備えられた装甲から伸びる、虫状の羽として発現する。
シルバーカーテン
ナンバーズ4、クアットロが持つIS。
電子を操る能力で、効果範囲が非常に広い。レーダーや通信系統の混乱、コンピュータへのクラッキングは勿論、幻影や姿を隠す光学迷彩を起こす事も出来る。手の甲に備えられた逆三角形の部品を介して発動する。
ランブルデトネイター
ナンバーズ5、チンクが持つIS。
金属を爆発物に変化させる能力で、平時は投げナイフ型の固有武装「スティンガー」を用いて発動させる。「スティンガー」は投げて用いる為射程が広く、また転送によって唐突に出現させる事も出来る。
ディープダイバー
ナンバーズ6、セインが持つIS。
無機物を透過し自在に潜行できる能力。人差し指に小型カメラ型の固有武装「ペリスコープ・アイ」が付いており、潜行時はそれを潜望鏡の様に突き出して地表の様子を伺う。基本的に使用者であるセインのみに効果があるが、密着状態ならばセイン以外にも透過効果を与える事が出来る。また連れ込む対象がバリアジャケット等の防護系能力が強く展開していると連れ込む事が出来ない。
スローターアームズ
ナンバーズ7、セッテが持つIS。
ブーメラン型の固有武装「ブーメランブレード」の扱いや投擲時の軌道制御等を為す能力。
レイストーム
ナンバーズ8、オットーが持つIS。
手の平より無数の光線を放つ。その性質は攻撃には勿論、対象を束縛するバインドや結界としても用いる事ができ、「レイストーム」はそれらの総称。
ブレイクライナー
ナンバーズ9、ノーヴェが持つIS。
固有武装であるガンナックルとジェットエッジ、そしてウィングロードに酷似した能力「エアライナー」の三種を統合した、蹴りを主体とする格闘技術の総称。ちなみにガンナックルには射撃機能があり、それは牽制程度に使われる。
ヘヴィバレル
ナンバーズ10、ディエチが持つIS。
ディエチの体内で生成されるエネルギーを大型の砲身、イノーメスカノンで砲撃として出力する能力。砲撃の性質は変更する事が可能で、スコープ機能を持つ左目と連携させる事で長距離狙撃を可能としている。
エリアルレイヴ
ナンバーズ11、ウェンディが持つIS。
巨大な盾型の固有武装を飛行させる能力。速度と運搬性に優れ、発動者であるウェンディに加えて、人一人を詰めた大型スーツケースを楽々と運搬する事が出来る。
ツインブレイズ
ナンバーズ12、ディードが持つIS。
赤い光を刃とする双剣型の固有武装を用いる能力。
振動破砕
タイプゼロ・セカンド(スバル)が持つIS。
攻撃対象を超振動させ、内部から破壊する能力。生身の人間に対しても有効だが、精密機械を搭載する戦闘機人に対しては一撃必殺の効果を発揮する。その性質は接触兵器に分類され、触れる、又は密接した相手にのみ発動出来る。

ロストロギア[編集]

レリック
『StrikerS』の中核となる赤い結晶状のロストロギア。複数存在し、漫画版(新暦72年)の時点で3つが確認されている。
その使用用途は一切不明。強大な魔力を秘めた危険度の高いロストロギアで、確認された内の一つは周囲を巻き込んで消滅している。漫画版一話(『A's』エピローグ直後)で聖王教会のカリムから要請を受けた、なのは、フェイト、はやてが護送任務についている。なお、スバル・ナカジマが巻き込まれた空港火災の原因でもある。
正体不明ながら、その存在はカリム・グラシアのプロフェーティン・シェリフティンに謳われる「旧き結晶」であるとされ、「無限の欲望」との関連によって陸上部隊と管理局システムの崩壊を起こす危険物と目されている。スカリエッティはこのレリックを何十個も確保していた。
ジュエルシード
第1期でなのはがユーノと出会い、そして当時のフェイトと争う原因となったロストロギア。
全部で21個存在しており、PT事件で9個が失われ、残り12個が時空管理局に保管されていた。スカリエッティは地方に貸し出されていたこれを奪取、ガジェット・ドローンの動力源として流用していた。搭載されているものが本物なのかレプリカなのか、それが全てのガジェット・ドローンに内蔵されているのかどうかは不明。
聖王のゆりかご
古代ベルカの遺産の一つ。
その正体は、旧暦において一度は世界を滅ぼした強大な質量兵器、巨大飛行戦艦であった。それは聖王のみが操る事が可能で、制御中枢である玉座に座らせる事で起動する。ジェイル・スカリエッティがこれを発見し、以降の行動は全て聖王のゆりかごを起動させる為の準備であった。ちなみにスカリエッティ一派の本拠地は起動前の聖王のゆりかごを使用したものである。

機械・兵器[編集]

ガジェット・ドローン
レリックの発掘と同時に現れた謎の機械兵器群で、複数の機種が確認されている。
ジェイル・スカリエッティがレリックを探索・確保する為に制作した物で、障害となるものは攻撃するように設定されている。半自律型であり、完全な行動制御はスカリエッティ本人にも出来ない。AMFを発生させる機能を持っており、並みの魔導師では手に余る相手。大型機であるIII型はAMFの効果範囲が広い。またナンバーズに曰く「名無しの鉄屑」らしく、彼女達からは使い捨ての道具として見られている。スカリエッティは特に命名しなかったので、時空管理局側の呼称を彼らも使うようになった。
以下、現在確認されている機種
  • ガジェット・ドローンI型 - 最も多く確認される機種。カプセルに似た円錐型で、コードを延ばして他の機械を制御する機能がある。
  • ガジェット・ドローンI型改 - ガジェット・ドローンI型に、Tの字型シールドをバックに付け左右に6連装ミサイルポット二個装備している。
  • ガジェット・ドローンII型 - 全翼機型の飛行専用機種。その武装は対空武器に限定されており、対地戦闘は行っていない。
  • ガジェット・ドローンIII型 - 最も巨大な機種で、普段は球体の状態で待機している。火力と防御力に優れる。戦闘時はベルト状のアームを伸ばし、格闘戦も可能。
  • ガジェット・ドローンIV型 - 蜘蛛を連想させる多脚型の機種。IV型というのは管理局が4番目に確認したからであり、元々は発掘された聖王のゆりかごに艦載機として配備されていたものである。スカリエッティはこの機体を参考にしてガジェットを設計したらしい。光学迷彩に近いステルス機能と騎士服を易々と貫く攻撃力を有する事から、奇襲などを得意としている。なのはが11歳の時、彼女に瀕死の重傷を負わせたのがこのタイプで、その当時、スカリエッティが既に聖王のゆりかごを発見してアジトにしていた事が伺える。
JF704式ヘリ
機動六課発足にあたって配備された輸送用ヘリ。最初に導入された物のパイロットはヴァイス・グランセニック。二年前から採用され始めた最新鋭機。ヴァイスにより彼のデバイス「ストームレイダー」が組み込まれ、音声による応答や会話が可能となっている。前線メンバーを目的地まで運ぶ際などに用いられたが、機動六課襲撃の際に破壊される。その後別の同機種機体が配備され、そちらはアルト・クラエッタがパイロットとなっている。
質量兵器
魔力を用いない兵器の総称で、フェイトに曰く「大雑把に言えば魔力を使わない物理兵器」。現実の兵器を発展させた様なもの。
実質は「火薬や化学など魔力によらず大量破壊を生み出す兵器」を指す。
ミッドチルダ、ベルカを問わず古代はそちらを主に使っていたらしい。しかし指先一つで世界を滅ぼせるその危険性故に、後世に発足された時空管理局によって根絶、開発や所持も禁止された(それが『StrikerS』から約150年前。ちなみにロストロギアの規制が始まったのも同時期)。
そして代わりに用いられる様になったのが、比較的クリーンで安全な力、魔法である。
アインヘリヤル
レジアス・ゲイズと最高評議会が開発、運用を推し薦める地上防衛用の迎撃兵器。
レジアスの補佐であるオーリスが完成を危惧し、公開意見陳述会での議論の主題となる程高い戦闘力を秘めた危険なものらしい。3体が開発されていたが、全てナンバーズによって破壊された。

能力の分類[編集]

個人単位の能力に寄る種名。

陸戦魔導師
射撃型魔導師
召喚魔導師
フロントアタッカー
魔導師のポジションの一つ。単身で敵陣に切り込み、味方の防衛ラインを守るのが主な役目。前線の中でも更に最前線に立つ事が求められる。その性質上、防御能力等の生存スキルが高い事が最重要である。フロントアタッカーは武装隊流の呼び方で、救助隊ではフォワードトップと呼ばれる。
ガードウィング
魔導師のポジションの一つ。高機動力と優れた回避能力を持ち、如何なる位置からでも攻撃と防御が行なえる事が求められる。フロントアタッカーとの連携や、センターガード・フルバックの保護が主な役目。
センターガード
魔導師のポジションの一つ。陣形の中央に立って誰よりも早く中 - 遠距離を制し、正確な援護射撃と前衛指揮を行うポジション。その役目柄、射撃型魔導師が担う。
フルバック
魔導師のポジションの一つ。後衛に控えて前衛の支援に勤め、時には大威力の攻撃魔法で敵に決め手となる攻撃をぶつけるポジション。後衛だからといって、動きが鈍かったり回避能力が低くてもいいという事にはならず、動きの激しい前衛の行動を把握し、そのフォローに最適なポジションに素早く移動する事が必要とされる。
人造魔導師
優秀な遺伝子を使って人工的に産み出した子供に投薬や機械移植等を行って後天的に優れた魔導師とする技術。またはそうされた魔導師達の総称。倫理面を初めとした幾つもの問題があり、ティアナ曰く「よっぽどどうかしている連中」でもなければ手を出さない技術。
あくまでも「人体の改造」に留まっている為か戦闘機人に比べて失敗が多い。しかしジェイル・スカリエッティが戦闘機人を完成させる為にこの技術を学び、大きく発展させた。多くの人造魔導師、戦闘機人はスカリエッティの技術を元に製作されている。
戦闘機人(せんとうきじん)
人体に身体能力を強化する為の機械部品をインプラントした存在の総称で、いわゆるサイボーグの様なもの。倫理的、技術的な問題からタブー視されているが、非合法組織では未だに開発が進んでいるらしい。
本来人体に機械を移植・融合させる事は免疫を初めとした幾つもの問題があり、実用化は不可能と目されていた。しかしジェイル・スカリエッティは素体に人造魔導師という「誕生段階で肉体が調整された素材」を用いる事により、戦闘機人技術を完成させた。この技術がスカリエッティによって実用段階まで開発された事で、何人もの違法研究者が戦闘機人を開発している。
かつてスバルとギンガの母親が死亡する事件を起こしたのも戦闘機人であるらしい。その為か、ナカジマ家の人間は戦闘機人に対して複雑な感情を抱いている。劇中で登場する中では、ナンバーズ及びナカジマ姉妹がこれに含まれる。
タイプゼロ
ナンバーズがスバルとギンガに対して使った呼称。
スカリエッティとは異なる組織により生み出された戦闘機人の形式番号。ギンガは「タイプゼロ・ファースト」、スバルは「タイプゼロ・セカンド」と呼ばれる。俗にいう試作機の一号と二号。
レリックウェポン
ジェイル・スカリエッティがルーテシアとゼストに対して使った種名。「レリックに関する戦闘力を有した存在」である事が伺えるが、それが何なのか、如何なる能力、特徴、欠点を有しているのかは一切が不明。

役職・通称[編集]

過去の行いや職業による種名、もしくは自称。

伝説の三提督
かつての時空管理局黎明期を支えた、最大の功労者とされる3人の提督。現在は一線を退き、それぞれ別の部署の長を努めている。ヴィータに曰く「(好意的な意味で)普通の老人会」。依然として時空管理局内での人望が厚いが、最高評議会によれば「最早人も世界も動かせはしない」らしい。ちなみにあくまでも尊称であり、役職ではない。なのでこれによる権限は与えられていない。
免許による資格
現実にもある様に、劇中でも試験の合格者に対し、「そう呼ぶに値する技量の持ち主」として与えられる資格がある(実際する資格もある)。A'sで登場した執務官や提督もその一種。だが『StrikerS』で新たに登場した資格の多くは、管理局内のみの資格ではなく、検定の様な一般人でも取れる類のもののようだ。『StrikerS』以前に登場した資格についてはこちらを参照の事。
以下『StrikerS』で新たに登場した資格
  • 通信士 時空管理局での通信を管理する局員。試験形式ではなく研修形式で、難易度は低い。
  • ヘリ操縦士 ヘリの操縦資格。アルファベットで力量を分けられ、最高位は「A」。
  • デバイスマイスター デバイスの設計や開発に携わる資格。未成年でも取得が可能。
聖王(せいおう)
遥か古代、古代ベルカを統治していた人物。聖王の遺体や衣服類は聖王教会によって保存されており、それらには管理者が存在している。聖王自身の肉体が「聖王のゆりかご」の起動キーとなっている。
聖王の器(せいおうのうつわ)
ジェイル・スカリエッティが探し求めている存在。その真価は「聖王の証」と呼ばれるレリックを移植される事によって発揮する。劇中ではヴィヴィオが「聖王の器」であり、事件の重要な位置を占めている。
その実態は聖王の遺物からクローニングされた、肉体的には聖王と全く同じ体を持つ人造魔導師素体である。スカリエッティは古代ベルカの巨大飛行船艦「聖王のゆりかご」を起動させる管制体としてこれを求め、制御中枢として組み込み聖王のゆりかごを起動させた。
アンリミテッド・デザイア「無限の欲望」
最高評議会が生み出したアルハザードの遺児、ジェイル・スカリエッティの開発コードネーム。
新暦
魔法文化発展と共に始まった年号で、『StrikerS』時点で新暦75年を数える。ちなみに「伝説の三提督」が活躍したのは新暦が始まる前後の時代。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ(第1期)(1 - 17話)「SECRET AMBITION
2007年4月18日発売
作詞:水樹奈々 作曲:志倉千代丸 編曲:藤間仁Elements Garden) 歌:水樹奈々
オープニングテーマ(第2期)(18 - 26話)「MASSIVE WONDERS
2007年8月22日発売
作詞:水樹奈々 作曲・編曲:矢吹俊郎 歌:水樹奈々
エンディングテーマ(第1期)(1 - 14話)「星空のSpica
2007年5月9日発売
作詞:椎名可憐 作曲・編曲:太田雅友 歌:田村ゆかり
エンディングテーマ(第2期)(15 - 26話)「Beautiful Amulet
2007年8月1日発売
作詞:椎名可憐 作曲・編曲:太田雅友 歌:田村ゆかり
挿入歌(第8話):「空色の約束
2007年5月23日発売
作詞:都築真紀 作曲・編曲:佐野広明 歌:斎藤千和
挿入歌(第24話):「Pray
2007年8月22日発売
作詞:Hibiki 作曲・編曲:上松範康(Elements Garden) 歌:水樹奈々

サブタイトル[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 DVD収録
1 空への翼 都築真紀 草川啓造 中山敦史 小森篤 Vol.1
2 機動六課 杉山正樹 畠山茂樹 橋本貴吉
3 集結 友田政晴 古川政美 藤原利恵
4 ファースト・アラート 久米一成 Vol.2
5 星と雷 うえだひでひと
日野一
吉田泰三 小森篤
内田孝
6 進展 井上修 内山まな 古池敏也
7 ホテル・アグスタ 井草かほる 笹木史郎 清山滋崇 Vol.3
8 願い、ふたりで 杉山正樹 畠山茂樹 小田裕康
9 たいせつなこと 武内宣之 古川政美 橋本貴吉
10 機動六課のある休日(前編) 福田道生 喜多村菜穂 飯村真一 Vol.4
11 機動六課のある休日(後編) 静野孔文 宮崎修治 清水慶太
12 ナンバーズ 杉山正樹 園田雅裕 倉橋希
13 命の理由 吉田泰三 小森篤 Vol.5
14 Mothers&Children 井上修 内山まな 古池敏也
15 Sisters&Daughters 福田道生 畠山茂樹 大城勝
16 その日、機動六課(前編) 友田政晴 古川政美 倉橋希 Vol.6
17 その日、機動六課(後編) 草川啓造 中山敦史 橋本貴吉
18 翼、ふたたび 櫻井美知代 笹木史郎 鈴木佐智子
清山滋崇
19 ゆりかご 大森英敏 宮崎修治 清水慶太 Vol.7
20 無限の欲望 静野孔文
杉山正樹
中山敦史 阿部智之
21 決戦 園田雅裕 石山寛
小田裕康
斎藤圭
22 Pain to Pain 井上修 内山まな 古池敏也 Vol.8
23 Stars Strike 草川啓造 畠山茂樹 倉橋希
大城勝
青島克己
24 雷光 長尾粛 笹木史郎 佐藤天昭
25 ファイナル・リミット まついひとゆき
草川啓造
古川政美 橋本貴吉 Vol.9
26 約束の空へ 吉田泰三 小森篤
古川英樹

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送区分
和歌山県 テレビ和歌山 2007年4月1日 - 9月23日 日曜 25時10分 - 25時40分 独立UHF局
三重県 三重テレビ 2007年4月2日 - 9月24日 月曜 26時00分 - 26時30分
京都府 KBS京都 2007年4月3日 - 9月25日 火曜 26時00分 - 26時30分
千葉県 チバテレビ 火曜 26時30分 - 27時00分
埼玉県 テレ玉 2007年4月5日 - 9月27日 木曜 25時00分 - 25時30分
東京都 TOKYO MX 2007年4月6日 - 9月28日 金曜 26時30分 - 27時00分
神奈川県 tvk 金曜 27時15分 - 27時45分
全国放送 ファミリー劇場 2007年4月14日 - 10月6日 土曜 13時30分 - 14時00分
(リピート有り)
CS放送
AT-X 2008年6月21日 - 土曜 10時00分 - 10時30分
(リピート有り)

関西地区においては第1期がテレビ大阪、『A's』がサンテレビで放送されていたが、本作ではKBS京都とテレビ和歌山の放送となったため、「関西地区では各シリーズごとにネット局が異なる」ことになる。また、TOKYO MXではシリーズ初放送である。

ファミリー劇場では、これまでのシリーズで行なわれていた「地上波放送終了後の全話一挙放送」から「同時期の週一の放送」となった(ただし2007年7月6日に1 - 12話までの一挙放送を行った)。

関連作品[編集]

『StrikerS』は、ドラマCDや漫画でのみ登場する情報・人間関係や、アニメ本編に先駆けて登場する初出情報などの補完が多く、作品を理解する上で非常に重要な位置づけにある。

CD[編集]

魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ01「出張・機動六課!!〜緊急捜索任務in海鳴市〜」 (2007年5月23日発売)
6話と7話の中間の話。ロストロギアが海鳴市で発見され、機動六課の面々が海鳴市へ出張する話。新人達と海鳴市の人々との邂逅や、ティアナの焦りの芽生えなどを描く。
魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ02「機動六課 家族の肖像」(2007年7月18日発売)
14話と15話の中間の話。ヴィヴィオが保護され、機動六課で暮らす様になった後のある日の話。ヴィヴィオとなのは、エリオとキャロとフェイトの絆と今後の在り方などを描く。
魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ03「蒼天の風、宵闇の炎」(2007年10月3日発売)
18話と19話の中間の話。
魔法少女リリカルなのはStrikerS サウンドステージ04「青空」(2007年12月12日発売)
TVアニメの物語終了後の話。

漫画[編集]

魔法少女リリカルなのはStrikerS THE COMICS
原作・都築真紀 画・長谷川光司
メガミマガジン」(学習研究社)2006年11月号(9月30日発売)より2008年2月号(2007年12月29日発売)まで連載。
『魔法少女リリカルなのはA's』最終話エピローグ終了直後から始まる公式ストーリー。
『A's』本編から6年後、15歳となったなのは達の現状や、スバルとティアナの出会いと訓練校時代などが描かれる。「A'sとStrikerSの間の空白を埋める」物語とされており、7話の次回予告が『StrikerS』1話になっている。
8話から12話はアニメ本編の間の話となっており、エリオとキャロが互いに名前で呼び合う事になった時の事などが描かれる。
13、14話はアニメ本編終了後の話となり、機動六課の事件後、解散に向かってのエピソードが綴られている。
原作者曰く「読まなくても理解はできるようになっている」との事だが、なのはの事故やスバルのウィングロードがインヒューレント魔法である事など漫画版が初出の情報が多かったり、スバルとティアナ、エリオとキャロが親しくなる過程を描いているなど、『StrikerS』の物語において重要な位置づけにある。
単行本第1巻が2007年5月30日発売。第2巻(最終巻)が2008年3月28日発売。
その後、「メガミマガジン」(学習研究社)2009年9月号(7月30日発売)にて特別編が掲載された。

ファンブック[編集]

魔法少女リリカルなのはStrikerS オフィシャルファンBOOK
2008年4月1日発売

携帯ゲーム[編集]

ドワンゴが運営する携帯サイト・携帯ゲーム百選においてミニゲームが配信されている。現在配信されているのは以下の通り。

  • 魔法少女リリカルなのはStrikerS デフレス
  • 魔法少女リリカルなのはStrikerS BATTLE SCENE PUZZLE STARS
  • 魔法少女リリカルなのはStrikerS BATTLE SCENE PUZZLE LIGHTNING

イベント[編集]

リリカル☆パーティーIII
2007年4月1日[9]に従来の約3倍の規模(約7000人)である東京国際展示場の一部スペースを貸し切って開催(チケットも完売)という、一テレビアニメ作品のイベントとしては異例の規模での開催となった。
19歳になったなのは達は、もう少女ではない?」の質問に対し、参加していた出演者10人全員がYesと答えた

続編[編集]

詳細は 魔法少女リリカルなのは サウンドステージ#StrikerS サウンドステージX を参照

続編としてCDドラマ『StrikerS サウンドステージX』が発表されている。

脚注[編集]

  1. StrikerS THE COMICS』第1話・第2話は前作の6年後が舞台。
  2. アニメ本編中に登場している原作キャラは第1期回想シーンのアリサを除けばなのは、クロノ、リンディの3人のみである。それを補うためか、サウンドステージ01では海鳴市に赴く話で出演している。
  3. これは特に、原作版なのはとアニメ版なのはの在り方の違いが前作までになく強調されたことによる。
  4. たとえば、なのはの事故の原因やティアナを教育する一連の流れは『とらいあんぐるハート3』での恭也と相似である。
  5. メガミマガジン』2007年12月号、学習研究社
  6. メガミマガジン』2007年12月号、学習研究社。なお、同誌の別の文面では『なのは』というシリーズの流れは止めちゃいけない気持ちがあるとも語っている。
  7. なおCMも含めて完パケ納品されている関係上、全ての局でレターボックス状態で放送されており、地上デジタル放送では全局額縁放送となっていた。
  8. 能力が低いと言う意味ではなく、オリジナルを忠実に再現出来ていないと言う意味(そもそもアリシア・テスタロッサには魔導士としての素質は無く、エリオは元となった本人の描写が存在しないためどこが違っているのか不明)。
  9. 『StrikerS』の最速放送局であるテレビ和歌山での第1話放送と同日。

外部リンク[編集]


魔法少女リリカルなのはシリーズ
作品 第1期劇場版) - A's - StrikerS - 第4期Force - ViVid) - サウンドステージ
登場人物 主人公 なのは - フェイト - はやて
ヴォルケンリッター シグナム - ヴィータ - シャマル - ザフィーラ
その他主要人物 ユーノ - アルフ - クロノ
機動六課 前線フォワード部隊(スバル - ティアナ - エリオ - キャロ
時空管理局 A's関連 - 陸士108部隊 - その他
魔法関係の勢力 テスタロッサ家関係 - 闇の書関係 ヴィヴィオ - 聖王教会 - スカリエッティ & ナンバーズ - ルーテシア一行
海鳴市の人々 高町家 - その他の人々
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