米中央情報局

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[[ファイル:CIACentral Intelligence Agency米中央情報局.jpg|thumb|400px|right|Central Intelligence Agency]] [[ファイル:-p1米中央情報局.jpg|thumb|300px|right|米中央情報局]] '''中央情報局'''(ちゅうおうじょうほうきょく、英:Central Intelligence Agency、略称:'''CIA''')は、対外[[諜報活動]]を行う[[アメリカ合衆国]]の[[情報機関]]である。中央情報局長官によって統括される。 == 概要 == 中央情報局(以下「CIA」)は、[[アメリカ国家安全保障会議|国家安全保障会議]]の直轄機関であり、[[アメリカ軍]]からは独立している。 CIA自身が収集した情報の他に、[[アメリカ国家安全保障局|国家安全保障局]]、[[アメリカ国家偵察局|国家偵察局]]、[[アメリカ国防情報局|国防省情報本部]] (DIA)、各軍の情報部、財務省情報部、エネルギー省情報部といったアメリカ政府の情報機関から構成される[[インテリジェンス・コミュニティー]]からの情報を収集・分析し、大統領と[[アメリカ合衆国国家情報長官|国家情報長官]]に報告する。[[インテリジェンス・コミュニティー]]は国家情報長官によって統括され、CIAはその「中央」にある情報機関である。 また、創設期から[[イスラエル諜報特務庁]]やイギリス[[秘密情報部]]とつながりが深く、また、[[カナダ]]、[[オーストラリア]]、[[ニュージーランド]]の情報機関とは、[[アングロ・サクソン]]連合として横の連携を持つ。 == 活動内容 == [[ファイル:CIA-headquarters-aerial-view米中央情報局.jpg|thumb|300px|right|米中央情報局]] [[ファイル:img f5f80268c90b09fc01ba343257c68469256432米ニューヨークのタイムズスクエアで開かれたデモで、米中央情報局による「水責め」の尋問手法をまねる参加者(2008年1月11日撮影、資料写真).jpg|thumb|300px|right|米ニューヨークのタイムズスクエアで開かれたデモで、米中央情報局による「水責め」の尋問手法をまねる参加者(2008年1月11日撮影、資料写真)]] アメリカ合衆国の安全保障政策の決定に必要な[[諜報活動]]([[ヒューミント]])を行う。諜報活動のために膨大な予算を付与されているが、用途ほか詳細情報は詳らかにされない。 一般には以下のような活動があるといわれている。 # [[諜報活動]] #* [[アメリカ軍]]の戦闘地域での情報収集 - [[ヒューミント]]の他、[[無人偵察機]]を使用したものを含む。 #* 外国の政治・軍事・経済情報の収集 # 謀略活動 #* 外国での[[情報操作]] #* 反政府組織などの援助、人材育成 #* [[親米]]政権樹立の援助 #* 反米政権打倒の援助 #* アメリカ合衆国に敵対する指導者の[[暗殺]] 他国の反政府勢力にも接触がある。1950年代には[[チベット]]の反中闘争組織[[チュシ・ガンドゥク]]を支援していた<ref>[http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9C0CEFD61538F931A35753C1A96E958260Dalai Lama Group Says It Got Money From C.I.A] ニューヨークタイムス 1998年10月6日</ref>。 アメリカ合衆国に敵対する指導者の[[暗殺]]に関しては、[[ジェラルド・フォード|フォード大統領]]によって暗殺禁止の[[大統領令]]が出されたこともあるが、現在では撤回され、[[パキスタン]]、[[イエメン]]などで[[無人偵察機]][[RQ-1 プレデター|プレデター]]で[[イスラーム主義]]テロ組織の指導者の暗殺を実行している。 米軍が関与する戦闘地域へ潜入しての軍事的情報の収集に関しては、[[ベトナム]]・[[イラク]]・[[アフガン]]等での[[戦争]]において、局員は現地へ潜入し敵性ゲリラ・民兵・テロリストの情報収集を行い、その拠点や隠処の爆撃時機・座標を米軍へ通知している。しかし、不正確な情報であることもしばしばで、誤爆により民間人に多大な犠牲を招いている。 [[2001年]]の[[アメリカ同時多発テロ|9・11テロ]]後は、[[コマンド部隊]]によるテロリストの逮捕・殺害計画を極秘に計画していた。米政府の元高官によると、この計画は[[1972年]]の[[ミュンヘンオリンピック]]で起きた[[イスラエル人]]選手の暗殺事件後に[[イスラエル諜報特務庁]]が実行した報復作戦に類似しているという<ref>[http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2009/07/post-316.php?page=1 CIAがひた隠す秘密暗殺部隊] ニューズウィーク 2009年7月15日</ref>。 [[2006年]]5月、「テロリスト関係者若しくはそれらと接触した人物」をアメリカ入国の際に[[拉致]]し、国内法の及ばない地域([[シリア]]や[[グァンタナモ米軍基地]])の秘密収容所に、取調べを口実に収監していた事が判明して、[[アムネスティ・インターナショナル]]や母国政府が調査に乗り出す事態になっている。2006年9月、[[ジョージ・W・ブッシュ]]大統領は秘密施設の存在を認め、この秘密施設でのCIAによる取調べを「CIAプログラム」と表現した。 === 日本への関与 === [[日本]]占領期から、[[児玉誉士夫]]、[[笹川良一]]、[[岸信介]]、[[田中清玄]]、[[正力松太郎]]などを協力者として、揺籃期の[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]に活動資金を提供し、政治及びマスメディアを利用し、国内の[[アメリカニゼーション]]と政府の親米化に一役買った<ref name="Weiner">ティム・ワイナー「CIA秘録」文藝春秋</ref><ref>{{cite book |title=ドキュメント日商岩井 |publisher=徳間書店 |year=1979 |author=角間隆}}</ref><ref>{{cite book |title=自民党 その表と裹 |publisher=新日本出版社 |year=1963 |author=川端治}}</ref>。 2006年[[7月18日]]に公開された[[アメリカ合衆国国務省|国務省]]編纂の外交史料集によると、冷戦時代にはアメリカ政府の[[反共主義|反共政策]]に基づき日本の[[親米]]勢力や[[左翼]]穏健勢力に秘密資金を提供していた<ref>[http://history.state.gov/historicaldocuments/frus1964-68v29p2 Foreign Relations of the United States, 1964-1968, Vol. XXIX, Part 2, Japan]{{en icon}}</ref>。秘密資金の提供を受けたのは[[岸信介]]、[[池田勇人]]両政権下の自民党有力者と[[社会党右派]](後に[[民社党]]を結党する勢力)とみられている。この結果、右派が民社党をつくり、[[日本社会党]]は弱体化することになった<ref>[http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9C0DE2DA113DF93AA35753C1A962958260 C.I.A. Spent Millions to Support Japanese Right in 50's and 60's] New York Times, October 9, 1994{{en icon}}</ref><ref>[http://www.usfl.com/Daily/News/06/07/0719_017.asp 左派弱体化狙い、秘密資金提供~CIAが50年前、日本の保革両勢力に] U.S. FrontLine, 2006年07月19日</ref>。 [[冷戦]]終結後、[[双子の赤字]]に苦しむアメリカ政府による人員や経費の削減等のため危機に直面したCIAは、日本等の友好国の経済情報などの非軍事分野での情報収集と分析を始めた。[[1990年]]4月には長官のウェブスターが「日本やヨーロッパ諸国の経済上の競争相手に対する情報戦略を扱う企画調整室を設けた」と発言し、1992年4月には長官のゲーツが「業務の約4割、予算の2/3は経済分野に当てる」と演説した<ref>"田岡俊次著『日本を囲む軍事力の構図』 中経出版 2003年9月18日第1刷発行 ISBN 4-8061-1872-9</ref>。2011年には、上級オフィサーで2000年に没したロバート・クロウリーが遺した協力者一覧「クロウリーファイル」の「C」の節に、コロンビア大学教授の[[ジェラルド・カーティス]]が掲載されている事が明らかになり、協力者の一人であると名指しされている<ref>[http://cryptome.org/cia-2619.htm 2,619 CIA Sources: The Crowley Files]</ref>。 日本の[[指定暴力団]]ともコネクションを持つとされる<ref>{{cite book |title=現代ジャーナリズム事件誌|publisher=白川書院 |year=1977 |author=松浦総三}}</ref>。[[日本共産党]]には、岸の系列から[[世界基督教統一神霊協会|統一協会]]へ関与していると主張された<ref>{{cite book |title=韓国の謀略機関―国際勝共連合=統一協会 |publisher=日本共産党中央委員会出版局 |year=1978 |author=日本共産党}}</ref>。エージェントの[[正力松太郎]]を使って日本全土を縦断する一大反共軍事通信網を構築する構想があったとされる<ref>{{cite book |title=日本テレビとCIA 発掘された「正力ファイル」 |publisher=新潮社 |year=2006 |author=有馬哲夫}}</ref><ref>{{cite book |title=原発・正力・CIA 機密文書で読む昭和裏面史 |publisher=新潮新書 |year=2008 |author=有馬哲夫}}</ref>。(→[[正力マイクロ波事件]]) == 歴史 == [[第二次世界大戦]]中の[[1942年]]に改組設立された[[Office of Strategic Services]](OSS、戦略事務局)がCentral Intelligence Group(CIG、中央情報グループ)及び[[:en:Office of Political Coordination|Office of Political Coordination]](OPC、政策調整局)を経て[[1947年]]に成立した[[国家安全保障法]]により改組され誕生した。 第二次世界大戦終了後、[[アレン・ダレス]]はドイツから多数のナチス将校を招聘して、CIAのソ連東欧での情報収集と工作活動の本格化を図った。1950年代から1960年代にかけては、社会主義・共産主義化しつつあった[[イラン]]、[[グアテマラ]]、[[コンゴ]]、[[キューバ]]などに対して[[クーデター]]・要人暗殺などを含んだ工作活動を積極的に展開した。 [[2001年]]より[[ジョージ・W・ブッシュ|ブッシュ]]政権下では、CIAは機能が発揮されていないという指摘もある。ブッシュ政権下で勢力を増した[[新保守主義 (アメリカ)|ネオコン]]など保守強硬派は、CIAからの情報を軽視しており([[プレイム事件]]など)、[[国防省]]情報本部を重視して、CIAはインテリジェンス・コミュニティーの主流派から外れた。こうした流れは、[[2010年]]頃まで続いた<ref>『米国が12月に公開した国家文書に注目せよ 2008年米国の対外政策を読む』2008年1月21日付配信 日経ビジネスオンライン</ref>。 [[ポーター・J・ゴス]]は、それまでの最上級幹部を全て辞めさせ、大統領の政策に異議を唱えることを禁じる命令を出した。これによって、CIAの職員は2005年までに総員の半数が5年以下の経験しか持たない組織になった<ref name="Weiner"/>。 == 組織 == [[ファイル:648px-CIA ORG Structure.svg米中央情報局.png|thumb|300px|right|米中央情報局組織図]] * 職員数 - 約20,000人(はっきりした数字は定まらない。) === 国家秘密本部 === 旧工作本部。ヒューミントに従事する。 {{col| :*核拡散部 :*対テロ・センター :*防諜センター :*麻薬対策センター :*CIS部 | :*欧州部 :*近東・南アジア部 :*東アジア部 :*アフリカ・中南米部 :*技術支援部 }} === 情報本部 === 情報の評価・分析、情報資料の作成に従事する。 {{col| :*CIS分析部 :*欧州分析部 :*近東・南アジア分析部 :*東アジア分析部 :*アフリカ・中南米分析部 | :*兵器科学研究部 :*グローバル問題部 :*情報資源部 :*外国指導者分析部 }} === 科学技術本部 === 技術的情報収集手段の研究・開発に従事する。 {{col| :*技術システム研究・開発部 :*傍受部 :*技術保障部 :*国外ラジオ放送部 (FBIS) }} === 行政本部 === CIAの総務、人事、訓練、[[要人警護]]、施設警戒に従事する。 {{col| :*人事部 :*要員訓練部 :*警備部 :*会計部 :*情報保管・検索部 | :*コンピュータ機材部 :*通信部 :*法務部 :*監察部 :*会計監査部 | :*秘書部 :*会計計画部 :*CIA史編纂部 :*暗号書簡部 :*公表検討会議 }} == CIA長官 == [[2005年]]4月21日まで(ボーダー・J・ゴスの任期中)は長官はCIAだけでなく、アメリカの[[インテリジェンス・コミュニティー]]の統括役でもあったため、「局」の字がない“中央情報長官” (DCI; Director of Central Intelligence) と呼ばれていた。[[2005年]]4月21日以降は専属の“中央情報局長官” (DCIA; Director of the Central Intelligence Agency) となり、[[インテリジェンス・コミュニティー]]は[[アメリカ合衆国国家情報長官]]が統括している。 これはThe Intelligence Reform and Terrorism Prevention Act of 2004(2004年の情報改革及びテロ予防法)により[[国家安全保障法]]が改正されたことを受けた措置である。副長官も、中央情報副長官DDCIがおり、通常は[[中将]]が任命される(もっともCIA本部で勤務するが)。CIAには副長官がおらず、次官だけ複数いる。例えば工作担当次官はDDO、情報担当次官はDDIなど。 なお、CIAの日々の業務はExective Director of the Central Intelligence Agency (EXDIR) が総括することとなっている(2004年4月時点での組織図では、CIA長官のDeputyとしてDDCI、EXDIRのDeputyとしてD/EXDIRが記載されている)。<!--http://www.odci.gov/cia/publications/facttell/dci_and_deputies.html あたりかな--> === 歴代CIA長官 === {| class="wikitable" border="1" cellpadding="3" cellspacing="0" !代 !氏名 !任期 !大統領 |- |1 |シドニー・W・ソワーズ[[アメリカ海軍|海軍]][[少将]] |[[1946年]][[1月23日]] - 1946年[[6月10日]] |[[ハリー・S・トルーマン]] |- |2 |[[ホイト・S・ヴァンデンバーグ]][[アメリカ空軍|空軍]][[中将]] |1946年6月10日 - [[1947年]][[5月1日]] |ハリー・トルーマン |- |3 |ロスコー・H・ヒレンケッター[[海軍少将]] |1947年5月1日 - [[1950年]][[10月7日]] |ハリー・トルーマン |- |4 |[[ウォルター・ベデル・スミス]][[アメリカ陸軍|陸軍]]中将 |1950年10月7日 - [[1953年]][[2月9日]] |ハリー・トルーマン/[[ドワイト・D・アイゼンハワー]] |- |5 |[[アレン・ウェルシュ・ダレス]] |1953年[[2月26日]] - [[1961年]][[11月29日]] |ドワイト・D・アイゼンハワー/[[ジョン・F・ケネディ]] |- |6 |[[ジョン・マコーン]] |1961年11月29日 - [[1965年]][[4月28日]] |ジョン・F・ケネディ/[[リンドン・ジョンソン]] |- |7 |ウイリアム・レイボーン|ウィリアム・F・レイボーン退役海軍中将 |1965年4月28日 - [[1966年]][[6月30日]] |リンドン・ジョンソン |- |8 |リチャード・ヘルムズ<ref>ヘルムズには McGarrah というミドルネームがあるが、本人が嫌って M をつけないとされる。</ref> |1966年6月30日 - [[1973年]][[2月2日]] |リンドン・ジョンソン/[[リチャード・ニクソン]] |- |9 |[[ジェームズ・R・シュレシンジャー]] |1973年2月2日 - 1973年7月2日 |リチャード・ニクソン |- |10 |ウィリアム・E・コルビー |1973年[[9月4日]] - [[1976年]][[1月30日]] |リチャード・ニクソン/[[ジェラルド・R・フォード]] |- |11 |[[ジョージ・H・W・ブッシュ]] |1976年1月30日 - [[1977年]][[1月20日]] |ジェラルド・フォード/[[ジミー・カーター]] |- |12 |スタンズフィールド・ターナー退役海軍[[大将]] |1977年[[3月9日]] - [[1981年]][[1月20日]] |ジミー・カーター/[[ロナルド・レーガン]] |- |13 |ウィリアム・J・ケーシー |1981年[[1月28日]] - [[1987年]][[1月29日]] |ロナルド・レーガン |- |14 |[[ウィリアム・ウェブスター]] |1987年[[5月26日]] - [[1991年]][[8月31日]] |ロナルド・レーガン/ジョージ・H・W・ブッシュ |- |15 |[[ロバート・ゲーツ|ロバート・M・ゲイツ]] |1991年[[11月6日]] - [[1993年]][[1月20日]] |ジョージ・H・W・ブッシュ/[[ビル・クリントン]] |- |16 |R・ジェームズ・ウルジー</td> |1993年[[2月5日]] - [[1995年]][[1月10日]] |ビル・クリントン |- |17 |ジョン・M・ドイッチ |1995年[[5月10日]] - [[1996年]][[12月15日]] |ビル・クリントン |- |18 |[[ジョージ・J・テネット]] |[[1997年]][[7月11日]] - [[2004年]][[7月11日]](2004年[[6月3日]]に辞任) |ビル・クリントン/[[ジョージ・W・ブッシュ]] |- | |(長官代行)ジョン・E・マクラフリン |2004年7月11日 - 2004年[[9月24日]] |ジョージ・W・ブッシュ |- |19 |[[ポーター・J・ゴス]] |2004年9月24日 - [[2006年]][[5月5日]] |ジョージ・W・ブッシュ |- |20 |[[マイケル・ヘイデン]] |2006年5月5日 - [[2009年]][[1月20日]] |ジョージ・W・ブッシュ/[[バラク・オバマ]] |- |21 |[[レオン・パネッタ]] |2009年1月20日 - 2011年6月30日 |バラク・オバマ |- |22 |[[デヴィッド・ペトレイアス]][[陸軍大将|退役陸軍大将]] |2011年9月6日 - 2012年11月9日 |バラク・オバマ |- |23 |[[ジョン・オーウェン・ブレナン]] |2013年3月8日 - 現任 |バラク・オバマ |} == 有名なCIA局員(長官を除く) == {{col| *[[ジェームズ・アングルトン]] *[[レイ・クライン]] *[[エドワード・ランスデール]] *ジェリー・ドローラー (Jerald F. Droller) *テッド・シャクリー (Theodere "Ted" Shacley) *[[エヴェレット・ハワード・ハント|E・ハワード・ハント]] *キム・ルーズベルト (Kermit "Kim" Roosvelt) *ピアー・デ・シルバ *ビル・ハーベイ (William King "Bill" Harvey) *ビクター・マルケッティ | *J・C・キング大佐 *リチャード・ビッセル *クレア・ジョージ (Clair Erloy George) *ルシアン・コネイン大佐 (Lucien Emile Phellipe Conein) *ジョン・リチャードソン (John Hammond "John" Richardson) *ロバート・エイムズ *[[ロバート・ベア]] *リチャード・ブリー (Richard Blee) *コファー・ブラック (Cofer Black) }} == CIAが主導ないし関与したとされる作戦・事件 == === 1940年代 === * 時期不明 - [[ペーパークリップ作戦]] === 1950年代 === * [[1953年]] - {{仮リンク|イラン・クーデター (1953年)|label=エイジャックス作戦|en|1953 Iranian coup d'état}}、[[大アイアース|アイアース]]作戦 *:イギリス・[[秘密情報部]]と合同で行なった[[イラン]]の[[モハンマド・モサッデク]]政権転覆・[[パフラヴィー朝]]復興作戦。2013年、機密指定解除になっていた1970年代の文書に関与が明記されていたことが判明。 * 1953年 - ポダルトン作戦([[正力マイクロ波事件]]) *:[[正力松太郎]]や[[柴田秀利]]を背後から操って行なおうとした反共プロパガンダ計画。讀賣グループとNHKによる独占が果たせず失敗。 * [[1954年]] - [[PBSUCCESS作戦]] *:[[ユナイテッドフルーツ]]と組んで行われた、[[グアテマラ]]の[[ハコボ・アルベンス・グスマン]]政権転覆作戦。[[グアテマラ内戦]]に繋がった。 * [[1955年]] - [[カシミールプリンセス号爆破事件]] * 1955年 - 日本で[[保守合同]]を支援 *:[[自由民主党 (日本)|自由民主党]]の結成に関与した。1964年まで行われていた事が機密指定解除となった外交文書に記述されている。 * 時期不明 - [[MKウルトラ計画]] *:洗脳技術の研究を行った。[[1950年]]代初頭から[[1960年]]代末まで行われていたとされる。 === 1960年代 === * [[1960年]]代 - [[アコースティック・キティー]] *:猫を使った[[盗聴]]作戦。専用に生体改造された盗聴用の猫を盗聴先の現場へ送り込むというものであったが、失敗に終わった。 * [[1960年]] - [[U-2撃墜事件]] * [[1961年]] - [[ピッグス湾事件]] *:[[キューバ]]の「反革命傭兵軍」による親米化クーデターを支援し、「反革命傭兵軍」をピッグス湾から上陸させて政権転覆を狙ったものの失敗に終わった。 * 1961年 - [[大韓民国中央情報部]] (KCIA) の設立に関与 *:設立後は、育成、監督にも関与することとなる。 * [[1962年]] - [[コールドフィート計画]] *:[[ソヴィエト連邦]]の北極基地での情報収集 * [[1963年]] - [[アブドルカリーム・カーシム]]政権転覆支援 *:イラクの[[バアス党]]への資金提供で関与したとされる。 * 1963年 - [[1964年]] - [[ルイス・ポサダ・カリレス]]への支援 *:カリレスはCIAの工作員であったが、後に[[クバーナ航空455便爆破事件]]や[[フィデル・カストロ]]暗殺未遂事件など一連のテロ活動に従事することになる。 * [[1965年]] - [[9月30日事件]] *:[[インドネシア]]の反[[スカルノ]][[クーデター]]関与と[[スハルト]]による共産主義者粛清への支援 ==== ベトナム戦争関連 ==== * [[1964年]] - [[トンキン湾事件]] * [[民間不正規戦グループ]] (CIDG) 計画および、[[特殊部隊]]の支援 === 1970年代 === * [[1973年]] - [[チリ・クーデター]] *:社会主義政権の[[サルバドール・アジェンデ]]政権転覆支援。 * [[1974年]] - [[プロジェクト・ジェニファー]] *:沈没した旧ソ連の[[629型潜水艦]]K-129のサルベージ作戦。 * [[1977年]] - パキスタン陸軍参謀長[[ジア・ウル・ハク]]将軍によるクーデター *:[[ズルフィカル・アリ・ブット]]パキスタン元首相が処刑された他、後のハク将軍事故死にも関与説がある。 * [[1978年]] - [[グラディオ作戦]] *:元イタリア首相[[アルド・モーロ]]/アルド・モロ誘拐暗殺に関連してのイタリアの反政府組織「[[赤い旅団]]」への資金提供。 * 1978年 - [[アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)|アフガニスタン紛争]] *:この紛争に際してCIAが[[アフガニスタン]]に共産政権を打ち立てた[[アフガニスタン人民民主党]]に対する抵抗運動を行った[[ムジャーヒディーン]]へ武器、資金を援助した結果、紛争は1989年まで続いた。 * [[1979年]] - 韓国大統領[[朴正煕]]暗殺への関与 === 1980年代 === * [[1980年]] - [[カナダの策謀]]によりアメリカ外交官6人[[イラン]]脱出 * [[1983年]] - フィリピンの[[ベニグノ・アキノ・ジュニア|ベニグノ・アキノ]]暗殺への関与 * [[1986年]] - [[エドゥサ革命]]への関与 * [[1986年]]発覚 - [[イラン・コントラ事件]] === 1990年代 === * [[1998年]] - [[スーダン]]の製薬工場へのミサイル攻撃 *:実際は製薬工場であった所を[[VXガス]]の製造工場であると主張してミサイル攻撃を行わせた。これはエジプト人情報提供者一人のみの情報を信用した結果であった。 === 2000年代 === * [[2002年]] - [[ベネズエラ]]における、クーデター未遂、コロンビア人民兵による武装蜂起未遂。 * [[2003年]] - [[イラク戦争]] *:[[大量破壊兵器]]の存在を過大に主張して開戦へと導いた。後に大量破壊兵器はまったく存在しなかったと[[コリン・パウエル]][[アメリカ合衆国国務長官|国務長官]]が謝罪する結果となった。 * [[2009年]][[11月5日]] - [[イタリア]]でイスラム教聖職者アブ・オマル(オサマ・ムスタファ・ハッサン・ナスール)師の拉致への関与 *:協力した[[SISMI]]のエージェントを含めた関係者達がイタリア司法当局に訴追され、欠席裁判でミラノの拠点責任者が8年、他に22人の要員が5年の禁固刑となった。 * 2009年[[12月30日]] - [[アルカイダ]]への二重スパイの派遣 *:CIAが派遣した人物は二重どころか、本来ならあり得ない三重スパイであり、完全に騙された[[アフガニスタン]]の[[チャップマン基地自爆テロ事件|チャップマン前哨基地では自爆テロ]]が発生した。CIA局員7人を含む9人が死亡<ref>ジョビー・ウォリック『三重スパイ――CIAを震撼させたアルカイダの「モグラ」』[[太田出版]], 2012年</ref>。 * 時期不明 - 2001年の[[アフガニスタン紛争 (2001年-)|アフガニスタン紛争]]後の[[アフガニスタン]]において成立した[[ハーミド・カルザイ|カルザイ政権]]内部の情報収集のために高官達へ資金提供 === 2010年代 === * [[2010年]] - [[ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害]]に係る事前調査 この他にも全世界で[[親米]]・[[反共]]工作(日本に対しても行われていた事<ref>ウィリアム・E.コルビー著、大前 正臣、 山岡 清二訳『栄光の男たち―コルビー元CIA長官回顧録』日本語版に寄せて、 政治広報センター、 1980年1月第1刷発行 ISBN B000J742DU、PP.1-5。</ref>は[[#日本への関与|日本への関与]]で述べられている通り)を行うことによって、親米政権の確立、あるいは反米政権や特定社会集団の破壊に活躍してきた。なお、工作費用の捻出のために現地のみならず、アメリカ国内の黒人集住地域、[[ヒスパニック]]集住地域においても[[麻薬]]を販売する方式を未だに採用していること、および破壊工作に使用することから麻薬流通にも国際的に一役買っているとの主張もある。 == CIAを取り扱ったフィクション == === 小説 === ※欧米の主な[[スパイ小説]]の殆どに登場している。日本でも『[[007]]』シリーズによって名が広まることとなった。 *[[トム・クランシー]]による[[ジャック・ライアン]]シリーズ、その他長編 *[[ロバート・ラドラム]]による「ジェイソン・ボーン」三部作、その他長編 *[[大沢在昌]]による『[[追跡者の血統]]』『[[秋に墓標を]]』『氷舞』、その他長編 *[[大藪春彦]]による「[[伊達邦彦]]」シリーズ、その他長編 *[[平井和正]]による『[[ウルフガイ]]』シリーズ及び『[[アダルト・ウルフガイ]]』シリーズ、『[[死霊狩り]]』他 === 映画 === {{col| *[[007 ドクター・ノオ]] (1962) *[[007 ロシアより愛をこめて]] (1963) *[[007 ゴールドフィンガー]] (1964) *[[五月の七日間]] (1964) *[[コンドル (映画)|コンドル]] (1975) *[[刑事ニコ/法の死角]] (1988) *[[レッド・オクトーバーを追え!]] (1990) ジャック・ライアンシリーズ *[[ハドソン・ホーク]] (1991) *[[エル・マリアッチ]] (1992) *[[今そこにある危機]] (1994) ジャック・ライアンシリーズ *[[暴走特急]] (1995) *[[デスペラード (映画)|デスペラード]] (1995) *[[ミッション:インポッシブル]] (1996) | *[[沈黙の陰謀]] (1999) *[[スパイ・ゲーム]] (2001) *[[ボーン・アイデンティティー]] (2002) *[[トータル・フィアーズ]] (2002) ジャック・ライアンシリーズ *[[エージェント・コーディ]] (2003) *[[リクルート (映画)|リクルート]] (2003) *[[レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード]] (2003) *[[ボーン・スプレマシー]] (2004) *[[イントゥ・ザ・サン (映画)|イントゥ・ザ・サン]] (2005) *[[シリアナ]] (2005) *[[グッド・シェパード]] (2006) | *[[ボーン・アルティメイタム]] (2007) *[[チャーリー・ウィルソンズ・ウォー]] (2007) *[[ザ・シューター/極大射程]] (2007) *[[バーン・アフター・リーディング]] (2008) *[[ソルト (映画)|ソルト]] (2010) *[[グリーン・ゾーン]] (2010) *[[Killers]] (2010) *[[デンジャラス・ラン]] (2012) *[[ゼロ・ダーク・サーティ]] (2012) *[[アルゴ (映画)|アルゴ]] (2012) }} === ゲーム === {{col| *[[忍者龍剣伝]] *[[パーフェクトダーク]](2000年) *[[Grand Theft Auto III]] *[[スプリンターセルシリーズ]] *[[メタルギアシリーズ]] | *[[龍が如く3]] *[[ヒットマン (ゲーム)|ヒットマン]]シリーズ *[[コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2]] *[[コール オブ デューティ ブラックオプス]] }} === テレビドラマ === {{col| *[[エイリアス]] *[[CIA:ザ・エージェンシー]] *[[スパイ大作戦]] *[[超音速攻撃ヘリ エアーウルフ]] *[[24 -TWENTY FOUR-]] | *[[チャック (テレビドラマ)|チャック]] *[[バーン・ノーティス 元スパイの逆襲]] *[[HOMELAND (テレビドラマ)|HOMELAND]] *[[:en:Covert Affairs|コバート・アフェア]] }} === 漫画 === {{col| * [[名探偵コナン]] * [[ロケットマン (加藤元浩)|ロケットマン]] * [[BLACK LAGOON]] * [[ゴルゴ13]] * [[パタリロ!]] | * [[ヨルムンガンド (漫画)|ヨルムンガンド]] * [[8マン]]<!--原作:平井和正。8マンのボディを巡り、CIAから追っ手が掛かっている。--> * [[エリート (漫画)|エリート]]<!--原作:平井和正。「主人公の大切な人物がCIAに薬物中毒にされ、廃人になる」というアイディアは、『ウルフガイ』に転用された。--> }} === アニメ === *[[ルパン三世 アルカトラズコネクション]] *[[名探偵コナン (アニメ)|名探偵コナン]] *[[攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX]] 第10話 密林航路にうってつけの日 JUNGLE CRUISE *[[攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG]] 第26話 憂国への帰還 ENDLESS∞GIG == 関連項目 == {{col| *[[スパイ]] *[[インテリジェンス・コミュニティー]] *[[国家情報会議]] *[[死の部隊]] *[[ザ・ワールド・ファクトブック]] (CIA World Factbook) *[[アメリカ同時多発テロ事件陰謀説]] *[[エシュロン]] | *関係企業 :*[[ユナイテッド・フルーツ]] :*[[民航空運公司]] :*[[エア・アメリカ]] *関係人物 :*[[ジム・トンプソン]] :*[[クレア・リー・シェンノート]] :*[[ウサーマ・ビン=ラーディン]] | * 関係機関・協力機関 :*[[アメリカ対日協議会]] :*[[文化自由会議]] :*[[全米民主主義基金]] :*[[アメリカ合衆国国際開発庁]] :*[[タビストック人間関係研究所]] * 類似機関 :*[[秘密情報部|イギリス情報局秘密情報部]] :*[[イスラエル諜報特務庁]] :*[[ソ連国家保安委員会]] :*[[ロシア連邦保安庁]] :*[[大韓民国中央情報部]] (KCIA) }} == 注記・参考資料 == <div class="references-small"><references /></div> == 外部リンク == {{Commons|Central Intelligence Agency}} *[http://www.cia.gov CIAサイト]{{en icon}} *[https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/ The World Factbook]{{en icon}} *{{Twitter|CIA|Central Inteligence Agency}} *{{Facebook|Central.Intelligence.Agency|Central Inteligence Agency}} {{アメリカ合衆国}} {{coord|38|57|7.5|N|77|8|42.57|W|type:landmark_region:US|display=title|name=中央情報局本部}} [[Category:アメリカ中央情報局|*あめりか ちゆうおう しようほうきよく]] [[Category:冷戦|あめりか ちゆうおう しようほうきよく]] [[Category:アメリカ合衆国]] [[Category:蛆虫]]