新松戸駅

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2014年7月27日 (日) 21:04時点における獅子堂重工 (トーク | 投稿記録)による版 (配線図)

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新松戸駅(しんまつどえき)は、千葉県松戸市幸谷にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

常磐線緩行線を走る各駅停車のみが停車)と武蔵野線の2路線が乗り入れ、相互間の乗換駅となっている。このうち常磐線を当駅の所属線としている。

歴史

武蔵野線の開通に伴い開設された。そのため常磐線日暮里駅 - 取手駅間では最も新しい駅である。

駅構造

南北方向に伸びる武蔵野線が、東西方向に伸びる常磐線の上を直交してまたがる形となっている。常磐線複々線上の緩行線にある島式ホーム1面2線を有する地上駅。武蔵野線は相対式ホーム2面2線を有する高架駅武蔵野線の線路の高さは微妙に異なっており、西船橋方面の4番線は府中本町方面の3番線と比べやや低くなっている。

常磐線のホームはカーブ上にあるため、乗り降りを行う乗客は足元に注意を必要とする。ATOS導入後の一時期は列車到着時に「電車とホームの間が広く開いております。足元にご注意ください」という放送が流れていたこともあった。また車内でも、その放送を武蔵野線の乗り換え放送をしないで優先的に車掌が注意を促す放送をすることがある。

武蔵野線の工事などで列車を区間運休する場合、南流山駅中線を使って折り返すことが可能なため、当駅を折り返し列車の始発・終着駅とすることがある。また、幕張新都心にある幕張メッセ千葉マリンスタジアムでのイベント開催による多客に対応するために当駅 - 海浜幕張駅間で、船橋法典駅を最寄駅とする中山競馬場競馬が開催されているとき(場外発売のみの日は除く)も多客対応で当駅 - 西船橋駅間で臨時列車が設定されることがある。(2012年3月の吉川美南駅の開業後は吉川美南駅折り返しになっている。)

改札口・出入口は武蔵野線ホームの高架下(常磐線西側)の1か所のみである。駅東側へ行くには、いったん出口を出たあと、常磐線をくぐる通路を通る必要がある。

みどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)、指定席券売機Suica対応自動改札機が設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
2階ホーム
1 常磐線(各駅停車) 下り 我孫子取手方面
2 常磐線(各駅停車) 上り 松戸北千住代々木上原方面
3階ホーム
3 武蔵野線 上り 南浦和武蔵浦和府中本町方面
4 武蔵野線 下り 西船橋南船橋舞浜東京方面

配線図

↑下り(武蔵浦和・府中本町方面)

←上り(綾瀬・上野方面)配線図 下り(土浦・水戸方面)→

↓上り(西船橋方面)

連絡階段・通路

常磐線ホームと武蔵野線ホームの間には、双方のホームを結ぶ階段、通路がある。構造上3番線、4番線はそれぞれ別の階段、通路になっている。常磐線ホームから武蔵野線ホームへ上がる場合、取手方が西船橋方面行き、綾瀬方が府中本町方面行きである。

常磐線ホームから改札口(出口)に至る通路は武蔵野線ホームへの連絡階段の真下にある。乗り換え階段の方を利用する乗客も多く目立たないため、少々分かりにくい。取手側・綾瀬側とも、階段横にはエレベーターがそれぞれ1台ずつ設置されており、常磐線ホームを経由して武蔵野線の各ホームに通じている。なお、改札と常磐線ホームへ上がる階段を結ぶ通路にはスロープも設置されている。

これら一連の工事は、2007年(平成19年)初頭から仮囲い作業が行われて以降、本格的な工事が始まった。一連の工事でエスカレーター8台、エレベーター2台、スロープ1か所が設置された。従前からの設備と合わせると、エスカレーターは12台になる。

利用状況

2013年度の1日平均乗車人員は37,285人である。武蔵野線内では26駅中第7位。北千住駅・綾瀬駅を除いた常磐緩行線内では13駅中第5位、綾瀬駅を除いた快速通過駅では金町駅亀有駅に次いで第3位。

以前は常磐線では亀有金町の両駅、武蔵野線は新秋津駅より上位だったが、つくばエクスプレス開業の影響もあり、減少傾向にある。松戸市内では松戸駅についで第2位である。

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1990年 37,627
1991年 39,141
1992年 40,445
1993年 40,811
1994年 40,476
1995年 40,480
1996年 40,222
1997年 39,146
1998年 38,568
1999年 38,358
2000年 37,974
2001年 37,878
2002年 38,140
2003年 38,229
2004年 38,439
2005年 37,630
2006年 36,858
2007年 37,094
2008年 36,647
2009年 36,192
2010年 35,834
2011年 35,784
2012年 36,288
2013年 37,285

駅周辺

駅出入口のある西側は、田園地帯であったところを開発した住宅地新松戸である。東側の幸谷は、と住宅と山林だったが、北小金寄りの山林は一部住宅開発されている。駅東側には出入口がなく、西側にある改札口を出てから、地下道で常磐線をくぐり、東側へ出る。

流鉄幸谷駅は、駅出入口前にある広場の向かい、そのわずか先(やや右奥の方)にあるが、ファーストフード店などの商店が立地しているため非常に目立たない。しかし、双方の駅は、同じ駅と考えても良いほどの距離と言える。また、幸谷駅までの通路の大部分は武蔵野線高架下のため、事実上屋根付き通路となっている。その途中には公衆トイレと、鳥居に似た形の色の鉄骨オブジェがある。毎年、夏には「新松戸まつり」が催される。

バス路線

駅の特性を表すかのように、典型的な住宅地路線など短距離路線が乗り入れる。 2013年4月19日より成田空港交通が運行する深夜急行バス成田空港行きが当駅から京成成田駅および成田空港まで乗車可能となった。[1]

※2006年時点では馬橋駅西口 - 松戸駅の系統があり、松戸馬橋高校方面は馬橋駅から利用できる。

このほか、東葛病院行き無料シャトルバスも発着する。ただし本数は少ない。

駅名の由来

当駅の所在地は松戸市幸谷であるが、流鉄幸谷駅は松戸市新松戸にある。駅名は1966年(昭和41年)に認可になった駅周辺の「新松戸第一区画整理事業」(現在の新松戸1丁目および2丁目にあたる部分)に由来する。国鉄の仮称は「北馬橋」で[3]、松戸市は「南小金」を考えていたが、地元は新幹線の「新横浜」「新大阪」の発展を意識して土地区画事業の名称である「新松戸」を働きかけ、国鉄OB代議士を通じて国鉄と松戸市の譲歩を引き出した。改札前の高架の橋脚部にある「北馬橋ガード」の名称は駅名決定以前の名残とされる。

なお、流鉄の幸谷駅は旧地名である「幸谷」が由来で、幸谷の集落自体は当駅の東側にある。

隣の駅

東日本旅客鉄道
常磐線(各駅停車)
馬橋駅 - 新松戸駅 - 北小金駅
武蔵野線
南流山駅 - 新松戸駅 - 新八柱駅

脚注

関連項目

外部リンク