大牟田駅

提供: Yourpedia
2007年11月2日 (金) 13:40時点におけるKskocfpj (トーク | 投稿記録)による版 (新しいページ: ''''大牟田駅'''(おおむたえき)は、福岡県大牟田市に所在する九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)・[[西...')

(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内検索

大牟田駅(おおむたえき)は、福岡県大牟田市に所在する九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)・西日本鉄道(西鉄)のである。JRの駅は大牟田市不知火町1丁目に、西鉄の駅は同市久保田町2丁目にある。

大牟田市の中心駅である。JR鹿児島本線の中間駅であり全列車が停車し、西鉄天神大牟田線の終着駅である。JR鹿児島本線と西鉄天神大牟田線が唯一併設する駅でもある。

地元では、東口は「表駅」、西口は「裏駅」と呼ばれている。

利用可能な鉄道路線

停車する特急列車

駅構造

JR九州の駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、西鉄の駅は3面3線の頭端式ホーム地上駅となっている。JR九州と西鉄の改札口内での相互乗換はできない。東口と西口を結ぶエレベーター付きの跨線橋が駅舎の南側にある。

利用状況

乗降客はJRが1年当たり2,548人(2001年度)、西鉄が1日平均9,881人(2004年度)。

貨物

東口の南側にJR貨物大牟田駅があるが、一般向けの営業上では大牟田オフレールステーション(大牟田ORS)の名称を使用している。「オフレールステーション」の通称は2006年4月より使用されている。

コンテナ貨物と車扱貨物の取扱駅となっている。専用鉄道発着を除く、駅のフロント(大牟田オフレールステーション)で取り扱うコンテナ貨物については1996年(平成8年)3月よりトラック便による代行輸送となっている。車扱貨物と専用鉄道を発着するコンテナについては、従来どおり貨物列車による輸送となっている。

現在はコンテナ集配基地として機能しており、貨物列車代替のトラック便が、ここと鳥栖貨物ターミナル駅との間に1日10往復運行されている。取扱貨物は、12フィートコンテナのみとなっている。

かつては駅フロントでも車扱貨物の取扱があり、南四日市駅よりタンク車で輸送された、三菱ガス化学佐賀製造所向けの過酸化水素水の取扱があったが、2003年3月にタンクコンテナ化された際に着駅が変更された。

専用鉄道

大牟田駅から2キロメートルほど北側の大牟田市下白川町に、仮屋川操車場と呼ばれる施設がある。ここは旧・三池鉄道の旭町駅で、ここから南へ向かい三井化学大牟田工場に至る同社の専用鉄道が分岐している。

専用鉄道には、南延岡駅発送の液体塩素黒崎駅発送の濃硝酸などがタンク車で到着している。また、海上コンテナ輸送も行われている。

これらを輸送する貨物列車は、北九州貨物ターミナル駅経由で南延岡駅との間に1日1往復運行されている。また、駅構内・操車場内の入換作業用に専用塗装のDE10形ディーゼル機関車が常駐している。

取扱量

  • 2004年度
    • 発送 - コンテナ貨物:51,261トン、車扱貨物:15,449トン
    • 到着 - コンテナ貨物:22,125トン、車扱貨物:93,061トン
  • 2005年度
    • 発送 - コンテナ貨物:51,114トン、車扱貨物:12,957トン
    • 到着 - コンテナ貨物:23,058トン、車扱貨物:79,532トン

駅弁

販売業者:大牟田駅弁

  • 御料理
  • たいらギ寿し

駅周辺

JR側駅舎の前(駅の東側)を国道208号が鹿児島本線に並行する形で通っている。駅前の国道208号を挟んで向かい側に大牟田市役所がある。駅周辺は大牟田市の中心部となっている。

  • 大牟田市役所
  • 大牟田文化会館
  • カルタックスおおむた(大牟田市立図書館・カルタ記念館)
  • 大牟田郵便局
  • 大牟田警察署

バス路線

一般路線バスは西鉄バス大牟田が運行している。

  • 大牟田駅前バス停(大牟田駅東口)
  • 駅西口バス停(大牟田駅西口)
    • 三池港行き(三池港で島原鉄道高速船島原港行きと接続)

歴史

隣の駅

九州旅客鉄道

鹿児島本線

快速・準快速
瀬高駅 - 大牟田駅 - 荒尾駅
普通
銀水駅 - 大牟田駅 - 荒尾駅
西日本鉄道

天神大牟田線

特急・快速急行・急行・普通
新栄町駅 - 大牟田駅

備考

  • 以前は西鉄が改札業務をJRに委託していたため、東口・西口双方に両社の自動券売機が設置され、どちらからでも入場でき、両社のホームを行き来する事も可能だった。西鉄のホームが4~8番ホームとなっているのはその時の名残である。しかし、JR・西鉄とも別々に自動改札機を導入(JR九州は日本信号製、西鉄はオムロン製)した際、委託は廃止され、東口からは西鉄の券売機が撤去されJRのみ、西口はJRと西鉄がそれぞれの改札を設置した。改札内も仕切られ、相互の行き来は不可能となった。
  • JRと西鉄は連絡運輸取決めを結んでいてJR側の熊本 - 荒尾駅間と西鉄側の天神大牟田線の特急駅(新栄町を除く)及び太宰府線太宰府駅とのJRと西鉄の相互区間の連絡乗車券が購入できる。以前は鹿児島本線の西鹿児島までや三角線も連絡運輸の対象だったが、九州新幹線の開業により連絡運輸区間が熊本駅までに短縮された。相互区間通しの乗車券を購入するとJRの区間が100km未満の場合でも相互区間の通算キロで101kmを超えると途中下車が可能な事や有効期限を2日有効にする事が可能である。切符の購入は、両社とも上記に記した区間の駅でしか購入できない。又、JRのマルス券は西鉄の自動改札には非対応だが、西鉄の自動券売機で発行した切符はJR側の自動改札機で利用できる。
  • 西鉄が新車両を導入する時は、以前はJR線で大牟田駅まで回送され構内で西鉄線に移し変えられていたが、現在は門司港から筑紫車庫へ直接陸送されており、この方法は廃止された。旧方法による新車導入は1997年導入車までで、1999年導入車(6050形6157編成)以降は廃止された。なお、1998年西鉄は新車両の導入はない。
  • 太平洋戦争末期の大牟田大空襲により当駅は徹底的な攻撃破壊を受け全滅に瀕し駅史も焼失した為に昭和20年以前に大牟田駅勤務の一般職員は元より駅長助役の氏名不明者も多数存在する。
  • 1番線熊本方に存在するホーム屋根の基礎に使われている中古レールの刻印は八幡製鉄所皇紀表記の珍品。
  • 駅舎は、線路の高架化を想定し、2階建てに対応できるよう設計されている。
  • 西鉄電車は旧国鉄時代以来、JRへ間借りする関係で大牟田延長をしたため、駅舎がJRの保有となっており、広告をアピールできないという難点が存在する。また、銀水ー大牟田間で鹿児島本線と天神大牟田線の並走区間を見ても、踏切構造はJRの基準に合わせられている。

関連項目

テンプレート:鹿児島本線 (福岡地区) テンプレート:西鉄天神大牟田線