パンパン

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パンパンは、1945年以降の占領統治下の日本で外国人、主に在日米軍将兵を相手にした売春婦私娼)を指すスラング。パンパン・ガール、パン助、洋パンともいう。

概説

敗戦により、日本は労働力としての成人男子を多く失った(あるいは復員がかなわなかった)ために経済的に困窮した家庭では、生きるためにやむなく身体を売る女性が急増した。特に進駐軍占領軍)相手の売春は、金・物資ともに乏しかった日本人相手よりも儲かったとされる。また東洋人をものめずらしがる西洋人も多く、窮乏家庭では本人の望む望まざるに関わらず娘や妻を私娼とせざるを得ない状況下にあった。敗戦国民である日本人の中にはそうした生きる努力をする女性らをあからさまに揶揄する者も多く、この言葉は侮蔑的な隠語として用いられた(日本人相手の売春婦はこう呼ばれなかった)。また当時は厚化粧の女性が少なかったために派手な身なりの女性を指してこう揶揄する事もあった。

呼称

単に「パンパン」と呼ぶことが多かったが、異称も多数あった。「三助」にかけたパン助という派生語は侮蔑的な意味が強い。逆にパンパン・ガールと呼んだ場合は、衣食住に足る私娼たちを羨望の対象として呼んだ言葉とされる。なお、パンパンは不特定多数の米兵を客としていた者を指すことが多く、これに対し上級将校などの特定の相手のみと売春関係にあったものは「オンリー」(英語:"only"から)または「オンリーさん」と呼ばれた。

  • 西洋人欧米人など、外国人のみを専門とするパンパン ― 「洋パン」・「虹パン」。 類義に「羅紗緬」など。
  • 白人専門のパンパン ― 「ヤギパン(白人が山羊の様に白い事から)」・「白パン
  • 黒人専門のパンパン ― 「ブラパン」・「黒パン
    「ブラパン」とは、ブラザーパンパン、またはブラックパンパンの略。 このブラパン女性たちには一種の歪んだ選民意識が存在し、相手の黒人が「アフリカン・アメリカン」である事を優位としている。その為、アフリカ人男性と付き合っている女性に対しては、蔑称的に「アフパン」と呼んでいる。
    また、「カケパン」(ブラザーの追っかけ、にわかブラパン)や、「オバパン」(既にブラパンを引退したオバさん)などの蔑称まで存在する。
  • 上記の様々な呼称に対し、日本人専門の私娼を指す「和パン」という語も生まれた。

語源

諸説あってはっきりしていない。以下列挙する。

  • インドネシア語を指す「プロムパン」から転化。米兵が伝える[1]
  • フランス語で優美で人目を引くという意味の「パンパント」から転化。米兵が伝える。
  • ニューギニアの言葉で売春婦をPamukと言い、そこから転化。日本海軍で使用。
  • 南方民族の言葉、pa(w)ngpa(w)ngから転化。日本海軍で使用。
  • パン2個で買える安さから。またはパン2個でついていく尻軽さから。自然発生。
  • サイパンで、日本兵が現地の女性に性的サービスをさせる際に、手を2回たたいて呼んでいたのが転音化され、後に米兵を経て本土に伝わったもの。
  • 沖縄言葉で芸者を指す「ペンペン(三線の音の意味)」から転化。日本海軍で使用[1]
  • 米軍が使用した対空砲「ポンポン砲」(pom-pom-gun)がピストン運動をすることに喩えて、「ポンポン」(pon-pon)が訛ったもの。

パンパンを題材とする作品

脚注

  1. 1.0 1.1 出典:米川明彦編『日本俗語大辞典(第3版)』東京堂出版 2006年 522頁

関連項目