金正日将軍の歌

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金正日将軍の歌(キムジョンイルしょうぐんのうた)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の歌曲。

歌詞は当然のように国家元首金正日を称える内容となっており、国歌に近い役割を果たしている。ただし、北朝鮮には「愛国歌」という国歌が別に存在する。

歌詞[編集]

  • 1番
    • 北朝鮮において金正日生誕の地とされている白頭山の名が出ている。
    • 1番では金正日を、「太陽の偉業輝かす人民の領導者」としている。なおこの場合の「太陽」とは建国者金日成をさす。
    • いわゆるサビにあたる部分の歌詞は「万歳、万歳、金正日将軍」となっており、以後2番、3番ともにこの部分には同じ歌詞が当てられている。
  • 2番
    • 「大地の千万の花々 その愛を伝え、東西の青き海原も その功歌う」と金正日の功を称えている。
    • 2番では金正日を、「主体の楽園築かれた幸福の創造者 」としている。
  • 3番
    • 3番での金正日の偉業は、「鋼鉄の胆力で社会主義守り、我が国、我が祖国を世に轟かせた」とされている。
    • 3番では金正日を、「自主の旗高く掲げた正義の守護者」としている。

ちなみに、歌詞には日本語版、英語版も存在する。

曲の使用[編集]

実質的に国歌のようにされており、朝鮮中央放送では、ラジオ番組が始まる際に伴奏を放送することも多い。

北朝鮮の対外向け放送(国際放送)である平壌放送(朝鮮語のみ)、朝鮮の声放送Voice of Korea)(朝鮮語以外の対外向け放送)の放送の際に放送されることもある。

「マンセー」の大衆化[編集]

サビにあたる部分で「万歳」(朝鮮語では「マンセー」と発音する。)を連呼する場面がある。日本のテレビでこの曲が放送された際、大勢の功勲国家合唱団の兵士が迫力ある歌声で「マンセー」と発した場面が非常に印象的だったためこの曲が放送されて以降「朝鮮語では万歳をマンセーと発音する」といったことが一般的となった。なおこの曲が日本で放送されたのも北朝鮮による拉致問題が大きく取り上げられていたためである。

同様に「マンセー」を連呼する北朝鮮歌謡としては「金日成大元帥万々歳」があるがこの曲が発表された際、日本では拉致問題なども表面化していなかったため大衆化はしなかった。

ビデオ映像について[編集]

この曲を演奏風景のビデオ映像ではハングルの「金正日」の字が大文字になっている。これはすべてにプロパガンダ歌謡ビデオに施されている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]