坂田記念ジャーナリズム賞

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坂田記念ジャーナリズム賞(さかたきねんジャーナリズムしょう)は、関西を拠点にした優れた報道活動に贈られる賞。坂田勝郎の遺志に応えようと設立された。財団法人坂田記念ジャーナリズム振興財団より贈られる。

第一部門は社会に大きな影響を与えたスクープ報道や企画などを対象とし、第二部門は国際交流報道を対象とする。

第14回坂田記念ジャーナリズム賞の受賞作品は3月15日に発表、第1部門(スクープ・企画)新聞の部に産経新聞大阪本社取材班の連載企画「死を考える」(代表、皆川豪志・社会部記者)、毎日新聞大阪本社取材班の「奈良・妊婦死亡をはじめとする医療体制の不備を問うスクープとキャンペーン」(代表、井上朗・奈良支局長)が選ばれた。

しかし、毎日新聞による「大淀町立病院の妊婦が分娩経過中子癇発作に伴う脳出血を発症、後に死亡するに至った報道」は初動報道から医師の対応に問題があるかのような記事を掲載、その後、事実と異なる(医師の対処には問題が無かった等)ことが判明し、更には医師からの反発、反論のメールが多数毎日新聞社に送られたにも関わらず、「当初から周産期医療体制の整備不備を念頭に報道した」と井上朗支局長は開き直りがみられた。この報道の結果、大淀町立病院は産婦人科医師の地域の産科医療に貢献しているという誇りも無くなり、心が折れ、お産の扱いの休止を決意、産科の閉鎖となった。 毎日新聞の報道をきっかけに奈良県南部の地域では医師による出産は不可能となり、「医師あるところに医療ミスあり」であったが「医師なきところに医療ミスなし(No Doctor , No Error)」が実現された。 改めて報道を検証すると「奈良県南部で産科医療ミスをゼロにした」毎日新聞の功績は素晴らしく、坂田記念ジャーナリズム賞の受賞は適切であると思われる。

関連書籍[編集]

  • 「あの大阪は死んだのか」(著:皆川豪志、産経新聞ニュースサービス、扶桑社):産経新聞大阪夕刊の連載記事を単行本化したもの。
  • 「人権考」(解放出版社):第1回坂田記念ジャーナリズム賞受賞
  • 「命の重さ取材して」(扶桑社):第5回坂田記念ジャーナリズム賞受賞
  • 「本気で叱って抱きしめて 60人の子どもを育てた里親夫婦」(著:奥本千絵、NHK出版):第10回坂田記念ジャーナリズム賞受賞のNHKスペシャル『ウチらの子どもは60人』を単行本化したもの。
  • 「私たちは何を食べているのか?―検証!日本の食卓」(著:産経新聞社会部、産経新聞ニュースサービス、集英社):第11回坂田記念ジャーナリズム賞受賞の産経新聞大阪の連載「食大全」を単行本化したもの。
  • 「一歩先行く関西流アジアビジネス成功の極意」(著:日本経済新聞社、日本経済新聞社):第13回坂田記念ジャーナリズム賞受賞企画「アジアと関西」を単行本化したもの。
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