8時だョ!全員集合のコント

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8時だョ!全員集合のコント(はちじだよ!ぜんいんしゅうごうのコント)では、TBS系列で放送されたバラエティ番組8時だョ!全員集合』の中で展開されたコントや名物コーナーについて触れる。

目次

前半コント[編集]

本番組の目玉であるコント。いかりやの「おいっすー!」と観客の「おーー‼︎」のかけ声で始まる。最初の観客の反応に対して「元気がいいね!もういっちょ、おいっすー!」(学校の先生など善良役の場合など)または「声が小さいな!おいっすー!」(悪役の場合など)と再び煽るのが定番であった。また女性役で出演の際には「あ〜らみんな元気がいいわねえ〜、おいっすー」と、女性言葉となる。なお泥棒ネタや忍者ネタなどの場合、このように観客に大声を出させた後「シッ、静かにしろ!!」と低い声で返し、オチを作ることもあった。ちなみにいかりや本人は当初、「おいすー!」と発言しているつもりであった。毎回ではなかったが「おいっすー!」と返事しなかった人のみに対してもう一度「おいっすー」と返事させ、「よく出来た、みんなで拍手」と他の観客に言う光景も見られた(その時はいつもいかりやが「ダメだよ子供を当てにしちゃ!!」と叫んでいた)なお、「おいっすー!」は番組には欠かせない挨拶であった。この時点ではまだいかりやしかステージ上に登場していないため、残りのメンバーは登場するタイミングを見計らい、オープニング終了からステージ上に登場するまでにおける着替えの余裕時分を長めに取っていた。

庶民的な立場のリアルなストーリー、例えば先生と生徒、上司と部下など中ボスのいかりやとその他のメンバーという構図で、嫌われ者の権力者役のいかりやに対して他の4人(反抗的な荒井注、いかりやに怒られまいとピリピリする加藤茶、ボケーッとしている高木ブー、一見まともそうで実は意味不明なことばかり考える仲本工事)が反撃する、もしくは他の4人にいかりやが振り回されるという設定、および舞台の仕掛けが、当時の子供達の人気を得る。人間関係の縮図のコントではあるが、荒井注の脱退と共にストーリーに変化が見られる(この辺りはザ・ドリフターズを参照されたい)。

ストーリーの流れとして、いかりやの登場及びコント内容の紹介(主にコントのシチュエーションといかりや・メンバーのキャラクターについていかりやが話す)、メンバー紹介、いかりやと各メンバーのギャグのやりとりの後に、屋台崩しなどのオチでエンディングとなる。この際に流れるBGMが『盆回り』(たかしまあきひこ作曲)であり、屋台崩しと共に流れるこの曲は視聴者にインパクトを与えた。『盆回り』の曲調は3代にわたり変わっていた(初代・2代目はモノラル収録。3代目のオーケストラ風の曲調はステレオ収録である)。観客や視聴者側からは見えないが、実際には前半コント終了約3〜5分前に合わせてスタッフがスタンバイをしており、時計の針が20時27分(15分コントの場合は20時19分)を差し『盆回り』が流れ始めた段階で左右から一斉に所定人数のスタッフが駆け出し、ゲストの歌1に間に合うように素早く高速で後片付けが行われるという、生放送ならではの光景が展開する。

コントが開始してメンバーの登場とやりとりがあり、一旦脇に引っ込んでから十数秒程度の場面転換をする事も多くあった。この時は一旦舞台を暗転させてからバンドの生演奏の音楽でつないだ。

ネタの内容も今話題のもの(映画、テレビ番組、CM、ヒット曲)や、ニュースでも取り上げられているネタ(例えば、「スペースシャトルコロンビア」の初打ち上げ成功にちなんだネタ<「NASA」の訓練所コント、「NASA音頭」(いかりやが考案)のギャグがあった>など)も多く、世相・風俗・流行を反映したコントも度々行われていたのも特徴だった。

会社コントのようにドリフメンバーのみで行ったものもあれば、学校コントのようにゲストも交えて行ったものもある。

学校コント[編集]

ゲストが必ず登場するおなじみのコント。「ドリフの国語算数理科社会」と題し、いかりやが先生役で他の4人は生徒役である。

黒板に表示される日付は、生放送である以上、正規の放送日を表記している(8月や12月末、3月下旬といった長期休暇期間でもこのコントが実施される事があり、この場合も現実の日付が表記される。その為、登校日や補習という体裁にしたり、新学期直前の週では一足早く新学期が始まったという形にして、実際の学校は休みであるという現実との辻褄を合わせていた)。

コント初回は第6回1969年11月8日、川口市民会館)で、女子校が舞台であった。

コントの最後となったのは第792回1985年7月13日、TBS・Gスタジオ)。

放送回数は番組歴代1位となる全85回。

シリーズの中には異色なのもあり、第22回1970年2月28日サンケイホール)では縄文時代が舞台となり、国語の授業では象形文字が使われていた。

女性生徒役のゲストは授業開始前に普通に登場し、ベルが鳴った後にドリフメンバー(稀に男性生徒役のゲストも)の4人が遅刻という形で登場する。また、回によっては、ベルが鳴った後に女性生徒役ゲストとドリフメンバーの4人が遅刻せずに立て続けに登場し、ドリフメンバーがランドセル投げなどの騒ぎを起こす形の場面もあった。このコントにはズッコケがよく見られ、たいていは女性生徒役ゲストは普通ないし優等生的な答えをする反面、ドリフがボケる役だった。教師用の机は天板の片側が外れる仕組みになっており、教師役のいかりやがズッコケる、もしくは志村がその机の下に隠れてそれに気づかずいかりやが「志村!」といった後志村が「はいっ!」といって片側を挙げると顔面を直撃するようになっていた。男性生徒役のゲストもドリフと一緒に「ボケ役」にまわる事もあった。郷ひろみが共演した回では宿題作文の読み上げで「作文、イレブン、いい気分。開いててよかった。はっはっはっは〜」(セブン-イレブンサウンドロゴ)とボケた。ドリフ以外の男子生徒が登場する場合は転校生という設定が多く、脱退後の荒井注がこのコントにて「先生と元同級生の落第し続けた小学生」という設定で登場することもあった。志村がドリフの正式メンバーとして初登場した時のメインコントでもあり、この時は志村も転校生役で登場した。また、回によっては(生徒役ゲストとの兼ね合いから)高木が女子生徒役で登場することもあったが、大抵は遅刻して登場した。なお『白い巨塔』の映画版テレビドラマ版主役を歴任、また当時『クイズタイムショック』の司会者でもあった田宮二郎がゲスト出演したのも、このコントだった。志村けんが登場して、水を浴びるシーンもある。志村がドリフ大爆笑の神様役で登場したこともある。

小学校という設定で生徒(児童)役のドリフメンバーと男性ゲストが家族コントと同じ半ズボンの私服姿であるのに対し、女子生徒役の女性ゲスト・準レギュラー(アシスタント)が全て中高生型セーラー服姿だったり(小学校で制服という事自体は地域によっては特別珍しい事でないが中高生型である点に注意)、英語の授業があったりする。ピンクレディーの未唯は本名の「根本美鶴代」としてよばれいかりやは未唯のことを「根本さん」と呼ぶ。

国語の授業では、いかりやがことわざ俳句を読み上げ、生徒が後について唱和するが、志村だけがわざと調子外れに唱和して笑いをとるという形式のコントがよく見られた(詳細は後述)。英語の人称代名詞の変格「I・MY・ME」を志村が読み違える「あー・みー・まー!」[1]は『飛べ!孫悟空』で、孫悟空の呪文として使用されている。志村が宿題で書いてきた作文を読むときは読み間違いがお決まりで、下ネタが多い(詳細は後述)。

他には、いかりやが生徒に文章の読み上げをさせる授業では、志村が「おいしいパン、作ったね」を「おいしいパンツ、食ったね」、「うん、こうしよう!」を「ウンコをしよう!」とぎなた読みをするネタもあった。

俳句クイズで小泉今日子が「すずめの子 そこのけそこのけ あぶないよ」、加藤が「すずめの子 そこのけそこのけ あそこのけ」、志村が「すずめの子 そこのけそこのけ ちぢれっ毛」と言う。正解は「すずめの子 そこのけそこのけ お馬が通る」(小林一茶の俳句)である[2]

算数の授業ではリンゴを使った問題が出されるが、「次の日食べた」(仲本)、「ジュースにした」(志村)、「歯茎から血が出た。ドロドロ出た」(加藤)とボケた答えをし、再び志村が指名されるがいかりやにいちいち突っ込みを入れた挙句「分かりません」と答えた。

社会は日本地図を広げて地名を当てさせるものだが、ゲストの伊代と早見は九州本州を正しく読めたのに対し、仲本は北海道を「きたかいどう」、志村は四国を「よんくに」「よんこく」「しくに!」と答えた。いかりやがオホーツク海を指して加藤を当てたが、加藤は「北の湖」と答えた(北の湖はこの放送の数日後に引退した)が、「千代の富士じゃないでしょ」と加藤は言っていた。

志村が廊下に立たされた時、どこかからお面を持ってきてかぶって見せ、いかりやが咎めると「寂しくて…」と言い訳するネタもあった。

また、稀有なコントとしては、英語の時間に早見優がいかりやに指名され黒板に貼ってある英文を読ませるが、意味不明な文面であるため早見も読んでいるうちに「?」という表情に。代わっていかりやが読むのだが、実は演歌やCMソングの歌詞を近い音の英単語で表記しただけで、シャウトで歌いきって、生徒役全員の反感を買いエンディングになるという事もあった。ネタになった歌には、ヨドバシカメラCMソングや『矢切の渡し』がある。

さらに「映画(著名作が多い)を上映する」と言って、いざ映画を上映したら、タイトルのダジャレが出てきて「おわり」となるコントもあった(例えば「『エマニエル夫人』を上映する」といって上映したら、鍋に煮えたイモが出てきて「イモニエル」となるオチや、『女のあそこ』というタイトルに出てくる女性の名が「女野阿蘇子・おんなのあそこ」であるなど。他には『恐怖の5秒間』というタイトルの映画もあり、5・4・3・2・1……という例の数字カウントダウンのあと、0と同時に例の加藤のニヤケ顔で「デーン」と言うオチであった。加藤と志村が雑誌『小学一年生』のCMコントを行ったこともあった。小学一年生コントのパターンは、まず加藤がニヤケ顔で「デーン」を行い、志村が「ピッカピカの一年生」とCMソングを歌った後に加藤が直立不動になって「ビシッ!」と言うオチであった。

このコントは他のコントと比べて舞台上の大がかりな仕掛けを必要とせず、最も低予算であったため、全員集合の予算状況に合わせて定期的に行われると同時に、場合によっては月1回ペースで行われ(いかりやの一周忌特番でも、加藤と志村が歌舞伎口調で教科書を読んだ回のコントが再放送された)、全員集合のコントの中では放送回数が最も多いコントだった。

なお、取り上げられるシーンは教室での授業中がほとんどであり、給食時間を採用したネタはない(いかりやは学校給食の経験が無い為)。また、このコントから「虎がションベンしてタイガージャー」(タイガー魔法瓶)や「リンゴを食べると」→「歯茎から血が出た。ドロドロ出た」(ライオン[3]。同社の歯磨「デンターライオン」のCMから)といった当時のスポンサーを皮肉ったギャグも生まれた[4]

この学校には校歌もあり、コント内で出演者が斉唱したこともある。ただしその歌詞は1番が「校歌!」2番が「2番!」だけという、楽曲とは言い難いものであった。

先述の志村が作文を読み上げる際の読み間違いの対照は以下の通り(太字は読み間違えた文字で、その隣の()内は正式な文字)。

  • 「大晦日の深夜に、僕はお父さんとお母さんからお金玉お年玉)を貰った。」
  • 「お母さんから小便(小遣い)を貰い、鳥のウンコインコ)を買った。」
  • 「僕のお姉さんは切痔(奇麗)な人だ。」
  • 「僕の弟は昨日野球で妊娠(三振)した。」
  • 「お爺ちゃんはスキモノ着物)でインポ(散歩)に行った。」
  • 「お爺ちゃんは寒がりで、寝るときいつもタンポン湯たんぽ)を使う。」
  • 「僕は勃起(奮起)して踏ん張る(頑張る)。」
  • 「とても臨月(満足)だった。」……など。

先述のことわざや俳句を読み上げる際の言い回しの対照は以下の通り(太字が志村の言い回し)。

  • 「生兵法は大怪我のもと」→「生麦・生米・生卵
  • 一攫千金」→「1階、家具売り場
  • 「二兎追う者は一兎をも得ず」→「2階、3階も家具売り場
  • 「犬も歩けば棒に当たる」→「いかりやも歩けばお化けも逃げる」「犬も歩けば猫も歩く
  • 「火のないところに煙は立たぬ」→「毛のないところにアデランス
  • 「猫に小判」→「ピップエレキバン」「猫にエレキバン
  • 「苦しいときの神頼み」→「とんでもねぇ、私ゃ神様だよ![5]
  • 「可愛い子には旅をさせろ」→「かわいい志村に給料上げろ[6]河合奈保子パンパースを使ってる
  • 「能ある鷹は爪を隠す」→「ノーパン喫茶は、もう古い
  • 「急いては事を仕損じる」→「聖子(松田聖子)は胸がペッタンコ
  • 「嘘も方便」→「ウンコ(大便)と小便
  • 「光陰矢の如し」→「肛門、屁の出口
  • 「鬼に金棒」→「鬼に金玉
  • 「短気は損気」→「元気に勃起
  • 「少年よ大志を抱け」→「少年よ大正生まれ
  • 「老いては子に従え」→「大磯ロングビーチ
  • 「我田引水」→「井上陽水
  • 「灯台下暗し」→「東大、元早稲田
  • 「大は小を兼ねる」→「大便は小便より臭い
  • 「弘法も筆の誤り」→「いかりや長介顔の誤り
  • 「一文惜しみの百知らず」→「いかりや長介恥知らず
  • 「一事が万事」→「いかりや、イボ痔
  • 一石二鳥」→「いかりや、脱腸
  • 「提灯に釣鐘」→「長介は、馬鹿だね
  • 「いつまでもあると思うな親と金」→「いつまでも元気でいるな、いかりや長介
  • 「石橋を叩いて渡る」→「いかりやを叩いて殺せ!」(これだけは原則として2回繰り返す[7]こととなっており、最終的に3回目で「いかりやを叩いて殺せ!」を全員で唱和して完結)

母ちゃんコント[編集]

いかりやが母ちゃん役で他の4人は子供役で登場し、毎回帰宅シーンだった。学校コントに次いで2番目に多く放送されたコントである。荒井(後に加藤)がお馴染みの禿げヅラをかぶって父ちゃん役で出演するバージョン、志村がおばあさん役で出演するバージョン[8]、高木が仲本・加藤・志村の姉として登場することもある。

志村のいたずらが人気の的となった。天井から金ダライが落ちてきたり、志村がボールを天井に高く投げた後いかりやら他の4人のメンバーに金ダライが落ちてくるなど、ドリフメンバーの頭を直撃するシーンが多く見られた(実際には屋根裏にもスタッフがおり、1人はボールを高く放り投げてくるタイミングを見計らい、それに合わせて4人で一斉に金ダライを落下させる)。これは後に『志村けんのバカ殿様』でも、志村扮するバカ殿が退屈しのぎやいたずらとしてやるコントにいくつか流用されている。また、「志村が様々なドアや窓にぶら下がって遊ぶ」「二階へ上がった志村が、雨樋に水やボールを流し、一階の玄関先まで駆け出して浴びたり受け取ったりするのを繰り返し、最後にいかりやが墨汁で巻き添えをくらう」というものもよくあった。

BGM『盆回り』が流れる大仕掛けとして、スタントマンによるパトカーが家に突っ込んだり屋根に突撃する[9]シーンが有名である。このコントは、DVD『ザ・ドリフターズ結成40周年記念盤 8時だョ!全員集合(3巻)』に収録され、メンバーがゲスト出演する番組でも度々流れており、さらにこの回ではバイクスタントも行っている。安全面に喧しくなった現在では、このような仕掛けは死亡事故が発生する可能性が高い為、使用会場側から許可が下りることは無くなり、また1980年代以降は出演芸能人に関係する各種保険が金額・規模的に大幅に上昇した事もあり、この経費面からも現在では事実上不可能である。なお、車輌の上げ下げはセット裏側(視聴者や観客側からは見えない)に設けられたスロープを使って行われる。前述のパトカーが家に突っ込んで完結した回は15分コントで、この際は20時19分に「盆回り」が流され、同時に町並みが描かれた背景のスクリーンが自動的に巻き上げられた。そのあと、シブがき隊が登場して「NAI・NAI 16」の歌が始まったところで一軒家のセットが突っ込んだパトカーを上部に残したまま撤収された。

セットの基本デザインはほぼ同じだが、セットを豪快に崩壊させる屋体崩しや、舞台上が水浸しになるなど、とかく大掛かりかつ綿密に作り上げられたオチが数多く仕組まれていた。志村からの水圧で2階部分が右側へスライドする形で崩落するオチになっている回では、2階にいたいかりやはスライド部分の外側にいたため、崩落せずに何とか危うく難を逃れている。また、修理中の家が舞台袖方向に倒壊する場面もあったが、いかりやはロープで体を吊り上げて支えていたため難を逃れている。加藤が父ちゃん役で登場した回でも、最後は発泡スチロールで出来た雪をステージ上に下ろしていた最中、加藤がステージ上に傾斜しながら崩落しかけたシーンがあったが、残った発泡スチロールにフックが付いていたのと屋根裏スタッフからの手助けにより危うく難を逃れている。

子供役の加藤がトイレに入ると、「ジョ〜」という放尿音の後に「ジョ・ジョ」という残尿音、さらに一拍おいて「プゥ〜」というおならの音が入る下ネタがお約束であった。子供たちは冬で(発泡スチロール製の)雪が積もっている季節でも長袖半ズボンという格好をしている。

最終回もこのコント(「ドリフの今日でお別れ最終回! 華麗なるフィナーレ」の題で、2010年3月17日に発売されたDVD「8時だョ!全員集合(最終盤)」Disc3のラストに収録)だったが、実際の本放送時には盆回りを流したままゲストの歌1には進まないで画面右下に番組タイトルロゴを表示し、そのままCMに入った。

4人の帰宅シーンは後述の通りほぼパターンが決まっている。

  • 高木
    • 次男(または長女)担当。
    • 「腹減ったよ! 何か作ってくれよ!!」(いかりやに竹箒で突かれ、最後に竹箒の持つ手の部分で頭を直撃する)
  • 仲本
    • 長男担当。
    • 「小遣いくれ!!」(いかりやは竹箒で殴ろうとするが持ち前の運動神経のよさでかわされる)
  • 加藤
    • 三男担当。
    • 「母ちゃん!(いかりやは「はいよ」と返事) 一本つけろや!!」(いかりやに『ただいまは?』と叱られると)「母ちゃんただいま!!(いかりやは「はい、おかえりなさい」と返事) 一本つけろや!!」
  • 志村
    • 末っ子担当。
    • 「いかりやさんのお宅はどちらでしょうか? (いかりやは「こちらですよ?」と返事) ここが俺の家か!」「お母さんまたいだ〜(ただいまの部分をアナグラムにする)」「おカマさんまただいた」「お母さん玉代いくら」

会社コント[編集]

舞台はとある架空企業『ドリフ商事』または『ドリフ出版』。番組放送中のほんの一部分(20:04〜20:27)でしか稼動していない。いかりやが上司役で他の4人は平社員役。5人の呼び方はいかりやが「課長(もしくは「編集長」)」いかりや以外は「君」付け(志村が年寄り社員の場合は「さん」付けまたは「爺さん」付け)。仲本・志村と高木・加藤で対決したり、電話の保留音や電子機械のキー音でパロディをやっていた(志村が経理計算の時、シンセサイザーのように音階が鳴る電卓(実際には市販されておらず、正確には志村の電卓取り扱い状況を見極めつつ、屋根裏スタッフからの遠隔操作で対応する)を使って「サウスポー 」、「鳩ぽっぽ」、「東京音頭」、「ヒゲダンス」、「七つの子」、「ヤン坊マー坊天気予報」などの音楽を奏で、残る4人がそれにつられて振り回されるなど)。また、時には電卓をゲームウォッチ代わりにしてゲームをすることもあった(実際に当時ゲーム電卓が製造されていた)。それ以外にも披露されたパロディは限りなくあり、CM部門で挙げれば日本船舶振興会(現・日本財団)と日本防火協会が共同で手がけた「火の用心の歌」(作曲:山本直純)もその一つ(その前に志村が薬の説明ラベルを読み上げる際、「通常大人は、1日につき1回3錠」のところを「通常大人は、一日一善!」と読み替え、さらにそれに続いて「お父さん・お母さんを大切にしよー![10]のフレーズも付く)。

上司のいかりやが営業会議等に呼ばれたことを理由に部屋を出て行くと、4人はいかりやがいなくなったのをいいことに「何を言ってやんでぃ!」「課長が何だってんだ!?」などと言いながら一斉に怠け、時に麻雀にふける(そのためにスタッフが前もって麻雀卓を準備しており、4人のうちの1人が素早く取りに行けるように配備されている)。しかし、プレイ開始から30秒にも満たないうちに忘れ物を取りにいかりやが戻ってくる(もちろん、廊下内に監視用モニターは設置されていないが、連動してカメラの向きが自動的に廊下側に切り替わる)と、観客の「来たぞ〜!!」などのかけ声と共にちゃんと仕事をしているかのように取り繕う。その時の動作も素早く行わなければならない。4人が自分のデスクに戻りきれない時には、床に伏せたままの姿勢等でサンダルや靴を耳に当てて「もしも〜し!」と、電話をするフリをして誤魔化す。以降、最終的にセット後方の縦型ロッカー(奇しくも、廊下からの通り抜けが可能なウォークスルー式)から出てきたいかりやにバレるまで、その手順を何回か繰り返す(そこで盆回りが流れる)。そのため、麻雀のプレイタイムは結構慌しい。

電話の呼び出し音は、セットの裏側に専属スタッフが何人かいるため、そこからデスク宛に電話をかけてくる。電話の保留音操作もスタッフが行っており、同じデスクの受話器の受け台であっても、実際にはスタッフからの遠隔操作により保留音を「白鳥の湖」や読経などにスイッチ一つで変換できるようにしてある。電話の呼び出し音にもパロディが存在し「赤とんぼ」から、当時この曲をCMに起用していた「週刊新潮」の発売日を言うオチも存在した。

このコントには学校コントと同様のズッコケが見られた。いかりやの机の天板が顔に当たる仕組みになっている。

出版社としてのコントもあり、その時はいかりやが上司(編集長)役で他の4人は記者役。この時は社員たちが「編集長」を「十二指腸」「えんがちょ」などと言い間違えるギャグもあった。高木が雑誌につける見出しを発表するが、「アグネス・チャンがカムバック」「木之内みどりが突如芸能界引退」といった平凡な見出しになる。そこで志村が「本誌独占!」「マル秘情報!」の後、「ピンク・レディー結婚」「いかりや長介妊娠」といったでたらめを言い出す。編集会議では沢田研二の振り向きポーズ写真と志村の半ケツ写真を見せた後、2枚を合成して沢田研二の半ケツ写真を映し出した(DVDではカットされているシーン)。次に雑誌に載せるドリフターズの写真を発表するが、5人全員志村の顔だったり志村が異様に大きい写真が出る。いかりやを除いた4人の写真が出て「これ使いましょう」の声が出るが、いかりやは志村に「1人足りない」と言い、志村はいかりや単独の写真を出すが遺影として出てきてオチになった。

他のパターンとして、年寄り社員の志村がトイレに入ったままなかなかトイレから出ないため、加藤がを鳴らして「小諸馬子唄」を歌いトイレから出す。志村が頻繁にトイレに行って仕事をさぼろうとするのをいかりやが咎め、「トイレに行くな」と強要。トイレの我慢出来ない志村は、デスクにある花瓶を使ってその場で用を足す(無論、客席からは音だけが聞こえ、用を足している直接の光景は見えない)。花瓶をデスクに戻すのだが、誤ってかわざとか花瓶を倒し、隣のデスクに座っている仲本の怒りを買う。

掛け時計はあるが、それが示す時刻は実際の生放送における時刻とは大きく異なる。

五軒家コント[編集]

5人がそれぞれの家の主婦・主人・子供・おじいちゃんなど1人で数役を演じる。舞台裏では、付き人またはマネージャーに協力してもらって着替えている。最終的には衣装やカツラがめちゃくちゃになる場合もある(後半のコントでも実際にあったが、舞台裏にもカメラを設置し、着替えの様子も映し出された)。このコントに使われる衣装は、簡単に着替えられるようにワンタッチに仕上げている(後ろがマジックテープで固定されている)。志村がスーパーマンキン肉マンアンパンマンや殿様の衣装を着て五軒家から出てくる事もあった。
さらには加藤が薬屋(CMでは当時の楽太郎(現・6代目三遊亭円楽)が出演)、ほかのメンバーは農家のおばさんという気持ちよかーが流行。
これに類似したコントでは回り舞台をフル活用し「母ちゃんコント」と同規模の住宅のセット(木造風、鉄筋コンクリート風など)を4軒分組んで、4軒分の家族をメンバー単位で4役を演じるパターンもあった。これも五軒家コントと同様、舞台裏では、付き人またはマネージャーに協力してもらって着替えている。

バカ殿コント[編集]

志村が白塗りの化粧をした殿様となって登場する。後にフジテレビ系列の「ドリフ大爆笑」でも行なわれ、その後独立した番組になるが、オリジナルは本番組『志村けんのバカ殿様SP』である。全員集合ではいかりや(本家は東→桑野)が爺(家老)役を、加藤・高木・仲本は家来役(本家はダチョウ)をつとめた。全員集合は公開番組であるので「殿のおな〜り〜」とかけ声がかかると、かごに乗ったバカ殿が客席を通って舞台上に登場した。最初は長唄『元禄花見踊』のアレンジ曲で登場するが、志村がこれに不満をこぼして様々な趣向を凝らして改めて登場するのがおきまりであった。登場の仕方には複数のパターンがあり、ターザンのように志村がロープに捕まって飛んできた事もあった。女性ゲストが腰元として出演し、志村が腰元の名前と歳を聞いた。志村が気に入った腰元の手首をつかみ、いかりやに「これ爺、布団を敷いてくれ」と引っ張るのがパターンであった。ただし、由紀さおり八代亜紀が腰元の時は若いゲストより歳が上だったり、歳をごまかしたりした時には、志村が扇子を手から落とすと同時に尺八が鳴り、「何い!」と表情が変わり刀に手を掛けて切ろうとした。いかりやの殿へのあいさつになるが、志村は足を投出し風船を膨らませて飛ばし何度もやるうちに風船が破裂する。続いて学問の時間になりいかりやが志村の学問の相手をするが、外れた事を言う。いかりやが席を外し、家来が相手をつとめるが志村はいかりやがいない間に家来と腰元と遊ぶ。例えば、舞台の後ろにある大画面でテレビゲームで遊んだこともあった。

また、漫画家のすがやみつる小学館の子供向け雑誌で本作を元にした漫画を連載していた。

『稲垣吾郎のニセ殿様』では稲垣が白塗りの化粧をした殿様。木村が家老役、中居・草彅・香取が家来役を務めた。  

探検コント[編集]

  • シリーズ 遺跡探検
  • ジャングル探検
  • ピラミッド探検

ピラミッドや遺跡へ宝物を探すという設定。各メンバーが罠に引っ掛かって痛い目に遭うのもお約束であった。加藤(後に志村)一人になると、映画『アボット&コステロ』(en:Abbott and Costello)のパロディのようにミイラ大仏が動き出して、最後に大騒ぎとなる。ちなみにミイラや大仏はすわしんじ(すわ親治)である。また、観客が「志村〜、後ろ、後ろ!(隣!)」と叫ぶのがお約束であった。

また、荒井が在籍していた時代には、ピラミッドの扉を開けるために加藤やいかりやが「開けゴマ!」を連発するが開かず、困ったところに荒井が出てきて「This is a pen!」と言うと全開するのもお約束であった。

仲間に見捨てられた志村が遺跡の住人達と意気投合し、皆で当時のヒット曲(松田聖子天国のキッス」など)を歌い踊る、という珍しいオチのパターンもあった。

三大事件の一つである火事騒動はこのコントの最中に発生し、会場の火災報知機のベルが鳴り響く中、いかりやが「山火事だ! 今日の探検はこれまでー!」と叫んでコントを中止させている。また、停電騒動の時のコントも探検コントだった(こちらは西城秀樹五木ひろしが前半に出演)。

ジャングル探検のコントで隊員たちがロープで谷を渡り、最後に加藤が谷に落ちてワニに食われるというオチになる予定だったが、加藤の前に高木が先に谷に落ちてしまいコントを続けることができなくなってしまった。加藤は上で「俺はどうすりゃいいのよ!」と怒鳴ると高木は「(下に)落っこちゃったからどうしようもないだろう!」と叫んだ。

番号コールは

  • 高木から順に「45、39、37、30」(当時高木は45ではなく48だった)
  • 沢田研二と郷ひろみが居るときは「1、2、3、4、5、6」と「1、2、3、5、4、6」

金田一コント[編集]

探検コントの亜流版とも言える、探検隊コントと同じ映画『アボット&コステロ』のパロディコント。志村が東京の私立探偵・銀田一けん助(金田一耕助の場合もあり)、いかりやが地元の警察署の刑事(もしくは署長)、残りの3人は制服警官役。初期は、いかりやが私立探偵・金田一耕助を演じていた。古ぼけた家で殺人事件が起きて5人が捜査に向かう。志村の登場時には頭をかいて大量のフケを落とすのが定番であった。志村が一人になったときに後ろから幽霊、お化け、老婆などが登場し、この場面でも観客が「志村〜、後ろ、後ろ!(隣!)」と叫ぶ。

泥棒コント[編集]

いかりやをボスとした泥棒またはギャング団のコント。4人全員一斉に登場する際は、『ピンク・パンサー』のテーマ・ソングに合わせてピンク色の照明を当てて登場した。ピンク・パンサーの1フレーズが終わると、"カン"という効果音が入る。2回目では"カン"という効果音が2回(この時、"カン"の音のたびに登場するメンバーが一斉に横を向いたりする)、3回目では"カン"という効果音が2回入った後に"チ〜ン"という効果音(いずれもメトロノームの音)が入り、同時にいかりや以外のメンバーが股間を突き出すポーズを取る。いかりやに「もう一度やり直し!」と言われて再登場する際は早回しバージョンで、「チ〜ン」の代わりに「ブッ」との音が流れ、同時にこれまたいかりや以外のメンバーが観客席に向けて尻を突き出す。なお、これは後に探検隊など別設定コントやドリフ大爆笑の全員コントにもよく使われていた(後年放送されている特番ではそのまま放送されているが、DVDでは「最終盤」収録の「ドリフの銀行強盗!金庫爆発マル秘大作戦」など、尺を合わせたオリジナル曲に差し替えられている)。最後には、メンバー全員が警察に見つかり車に乗って逃走するのだが、逃走場面では車の後部を観客席に向け、車の前方に大型のスクリーンを張り、そこにあらかじめ録画しておいた動画映像を大写しにする演出が採られた。最初はもちろん普通の道路で始まるが、動画映像が切り替わるごとにジェットコースターの前部になったり、いきなり水中になったり、銭湯の場面になったり、鉄道のレールになったりと車での逃走にはおよそあり得ない場面が次々と現れ、メンバーが大げさなリアクションで笑いをとるというのが常であった。又、「歌うお化け屋敷」はこのコントであり、その時は「いい仕事をした」と言いながら志村以外が去り、志村が当時のヒット曲をベストテン形式で紹介し、建物のあちこちから口やセットが動いて歌い、最後はドリフターズおよび観客全員と一緒に「カラスの勝手でしょ」を大合唱する内容だった。このコントは1980年5月23日、1981年5月9日に放送。

修学旅行コント[編集]

いかりやが教師で他の4人は生徒役。通された部屋は、先生の部屋は6畳あるが、生徒の部屋は3畳しかない。このことについて文句を言うと、いかりやが「3畳もあるだろ?普通は3人で1畳なんだ」という。4人が様々な手口を使って女風呂を覗きに行こうとするが、志村だけ見つかってしまう。ほかに、先生が旅館からの外出を禁じたため、生徒は天井裏や床下などを伝って外出を試みるが、失敗続きになるケースもある。また、いかりやのいびきが凄くうるさいので、いびきをかくたびに4人がいかりやをやかんで口の中に水を注いだり、スリッパや缶蓋や金盥で叩いたりする行為となる[11]。いかりやは最初のうちは「(水を注がれた後)ずいぶん寝汗かいたなー」「なんか頭が痛いなー」などと不思議がっているが、4人の行為で繰り返されるといかりやの怒りが頂点に達し、最後には4人の行為に気づいて激怒する。いかりやがいびきをかく寸前に「寝るぞ!よっ!はっ!えいっ!ほっ!がっ!がっ!」「寝よう、寝る。寝るぞっ!」「あー寝るのが一番だ!寝る!絶対に寝るぞ俺は!」「こういう時は寝るのが一番、寝るっ!寝るぞ!」と言って寝る姿も見られている。

パイロットコント[編集]

このコントでは、エンジン音を口で真似(擬音)し、プロペラを回している。プロペラの回転は、ベルトに付いているスイッチで行っている。

志村はエンジン音の時「バカ野郎、この野郎」と言っている。また、いかりやがエンジン音の時志村から「病院に行ったほうがいい」と言われる。

  • 番号順(志村は太字)
    • 3、1、2、4」
    • 3、1、アタ!
    • 「1、2、、3 あれ?」
    • 「1、2、、3、アタ!
    • 「1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、14……17 18!、19」
    • 「1、2、3、4、5
    • 「1、2、3、はい! エンヤーコーラヤット…(オープニングテーマを歌いながら踊り出す)」
    • 「1、2、3、4、せーの! エンヤーコーラヤット…」

コンバットコント[編集]

いかりやが隊長役で他の4人は隊員役。4人が登場するときに、『コンバットマーチ』に合わせて登場する。その際に曲の時間の長さが長すぎたり短すぎたりしたため、上手近くに止まったり、そのまま下手側へ行ったりしていた。その度にいかりやが客席最前列のミキサー卓に居る音声スタッフにツッコミを入れる。これは実際にスタッフの段取りが悪い、というわけでなくBGMコント(※)の一つである。ちなみに、「ドリフ大爆笑」の公開コントでは、4人が最初に登場する際は、『ピンク・パンサー』のテーマ・ソングに合わせてピンク色の照明を当てて登場し「やり直し!!」と一喝される。まずは点呼からはじめる。志村が一番左側にいると、「番号!1、2、3」。右側にいると「1、2、3、3」または「1、2、3、……5!」または、「1、2、3、ハイ!」と言うと、番組オープニングテーマ(この時は、志村がどさくさに紛れて歌を間違えている)やごく稀ではあるがトイレ用芳香剤「ピコレット」(当時は藤沢薬品(現・アステラス製薬)の製品。現在はライオンが権利を持つ)のCMソングを歌ったりしていた(歌いながらズボンを下ろしていた)。戦場へ向かう際、全員に武器(鉄砲)を持たせるが、志村は引き金を引いてしまい暴発してしまうので取り上げられかわりに箒を渡されるがそれも暴発する。戦闘の際は、「敵機来襲!」と叫びながらいかりやのヘルメットを外し、いかりやの頭に金だらいや金属製の板を叩きつけたりしていた。遠く(背景内に設けられたレール上)を走っている(ミニチュアの)戦車をライフルなどで狙撃すると戦車が倒れる仕掛けがあり、時に一度倒れた戦車がまた起き上がって走り出したりスピードアップしたりもした。また、手榴弾の投擲のときは数台の戦車が出た後になぜかドラえもんが出てきたりしていた[12]。爆弾が落ちたときになぜかキューピーニワトリが飛んできたり、砲弾をバレーボールの3トスで返したりするギャグがみられた他、いかりやを爆弾と一緒に放り投げて爆発と共にいかりやを模した人形が宙を舞うオチもあった。ほかに敵兵(ドイツ軍)と交戦になり、バズーカ砲や大砲で応戦する。続いて志村が操縦する戦車が出て、1発目は敵兵に向けて発射し敵兵がこける。2発目は砲身を客席に向けて発射するが砲弾の代わりに蜘蛛の糸が出てオチになった。

  • この手のコントではおなじみの点呼ギャグが必ず登場した。例は以下の通り(志村は太字、いかりやは斜字
    • 番号!、1、2、3」
    • 番号!、1、2、3!」
    • 番号!お前が犯人だ!!」(ここで番号が乱れる原因が志村と判明)
    • 「1、2、3、3!
    • 「1、2、3、……5!」(いつまで経ってもちゃんとやらない志村に業を煮やし、手本を見せるためにいかりやと志村が立場を交代)
    • 3!、1、2、4」
    • 「1、えーっと次は2!(仲本)」
    • 「1、2、の!、3」
    • 「1、2、3、4、総員4名 現在員4名異状無し。」(その後、志村が立場が変わっているのをいいことに隊長ぶって勝手に部隊の解散を言い渡すなど場を仕切り出し、いかりやに突っ込まれる)

※BGMコントは後半コントでも多く存在し、時代劇コントで、時代劇の内容とはまったく関係のないBGM(「白鳥の湖」、フォークダンスなど)を流す場面、刀の音を合わせるタイミングが遅かったり早かったりする場面、人を刺す音がの音になったりする場面などがあった。

囚人コント[編集]

コント初回は第31回1970年5月2日、川口市民会館)。

第781回1985年4月27日、TBS・Gスタジオ)を最後に、長年続いた人気シリーズ。放送回数は全16回。

いかりやは刑務所捕虜収容所看守、他の4人は囚人役(いかりやを含めた5人全員が囚人役の場合もある)。4人がいかりやに死刑を宣告され、処刑の期日が翌朝ということで、4人が早速脱獄を企てるというのが基本的な筋立てである。

冒頭ではいかりや以外の4人が引き立てられて登場し、高木と仲本はテロ殺人などの重い罪名を挙げられて死刑であるが、加藤と志村は万引のぞき(酷い場合は痴漢、立小便、野グソ)などの比較的軽微な犯罪でなぜか死刑になるというギャグのパターンもある。会社コントと同様、いかりやが見回りにやってくると観客が騒ぎ、4人が慌ててやっていた事(トンネル掘りなど)を隠すのがお約束だった。エンディングは大別して2つあり、ひとつは脱獄に成功したかに見えた4人に、いかりやが「俺を甘く見るなよ」と言って用心棒が4人を取り囲んだケース、もうひとつは4人の罠でいかりやが牢屋に閉じ込められたケースがある。また5人全員が囚人を演じるパターンもある。このパターンではコント前半に脱獄成功するが、後半逃げ込んだ洋館で志村だけが探検コントや金田一コントの様に怪奇現象に次々遭遇するという展開になったことがあった[13]。 コント中、脱走を行うために長い棒を用いて看守の机にひっかけられている牢屋の鍵を取ろうとし、鍵を落としてしまうと志村が牢屋の扉を開けてその鍵を元の位置に戻して再び牢屋に入るというやり取りが恒例になっていた。

1981年6月27日放送のコントでいかりやが「試し切り」として志村そっくりの人形の首と大根をギロチンで切り落としたことで、TBSや長崎放送を除くJNN系列23局に抗議電話が殺到し、翌日の新聞の社会面に載った。

アパートコント[編集]

いかりやが大家で他の4人はアパートの住人。4人は家賃を滞納しており、いかりやが催促に行くが4人が様々な手段で逃げ回る。高木ブーは、冷蔵庫に入り、凍り、仲本と志村は天井に張り付き苦しがっていた。加藤は一斗缶の少し大きいものに入り、水浸しになっていた。

大工コント[編集]

志村や加藤、仲本が材木を運んでいる間に振り向き、一緒に回った材木が親方であるいかりやの頭を直撃するという定番ギャグ(スラップスティック)が必ずといっていいほど盛り込まれていた。最後に建設中の家が崩壊する舞台崩しでエンディングを迎えることが多い。建設中の家が崩壊する屋台崩しで過去の回では舞台袖の横方向だけでなく観客席に向かって崩壊する場面があったが、観客席にぶつからないよう、仲本やスタッフの手によってしっかり抑えていた。『盆回り』が流れ始めてから完全撤収までに1分近くかかっている。なお高木はこの日の本番前に両足のアキレス腱を断裂していたため、このコントには出演していない。

  • 志村はボケる
    • 「(鉋を)かける」→「引っかける」
    • 「かける」→「駆け出す」
    • 「(瓦を)上げる」→「人にあげる」
    • 「釘を打つ」→「鉄砲で撃つ」
    • 「なぐり(玄翁を指す大工用語)」→「殴れ」(いかりやを殴る)
    • 「とんかち」→「ハンカチ」
    • 「墨壺」→「骨壷」(「高木さんの……」と言って持ってくる)
    • 「瓦」→「俵」
    • 「板」→「ギター」
    • 「物差し」→「物干し」
    • 「カンナ」→「女」
    • 「カンナ」→「旦那」
    • 「戸」→「トラ」
    • 「バケツ」→「おけつ(お尻のこと)」

忍者コント[編集]

いかりや以下五人が忍者を演じる(いかりやがリーダー格)。五人はいずれも白の忍者服をまとい、敵の忍者は黒の忍者服姿で登場する。最初のイントロ部分では、「ででん、でんでんでんでん……」のかけ声で壁が回転したり、塀に隠れる術などを演じ(志村だけは敵に見つかってしまう)、後半で敵の忍者屋敷に侵入するというストーリーが多い。いかりやの「おいっすー!」(会場から「おいっすー」)「静かにしろ、我々は忍者だ」の下りが笑いを呼んだコント。加藤にライトが回ると、ライトの色が変わり、桃色のライトになるとおなじみの「ちょっとだけよ〜」と言うセリフが出てきていかりやにメガホンで殴られた。また、志村の登場の際は、カラフルに回転する照明を受け、軍艦マーチも高らかに、パチンコ店の店内放送をしながら派手派手しく出てきて、いかりやにメガホンで殴られるパターンもあった。 4人が「ピンク・パンサー」の曲に乗って登場した回もあり、敵の忍者との対決で煙玉を使うが不発になり、いかりやがメガホンで叫ぼうとして煙玉が爆発したこともあった。

剣道コント[編集]

いかりやが師範で他の4人はその弟子。いかりやが「剣の道とは是、即ち……」と「剣の道の真髄」を語ると志村が竹刀尺八に見立てBGMに合わせて演奏するマネをする。「あ突いて、あ突いて、あ押して、あ押して、あ払って、あ払って、あ最後は斬る」の掛け声とともに左右に歩きながら素振りを行う場面では、いかりやが先頭の時だけ後ろ4人がサボり出すようになる。また、後半で志村がいかりやの掛け声に合わせて前の高木の頭を叩きながら歩く。それらの物音を聞いていかりやが後ろを振り向き、4人がサボっていることを知って怒り、弟子達に「かかってこい」と言うが、4人は卑怯な手を使い勝ちに行く。弟子がいかりやに勝負を挑むが次々と竹刀を払われる。舞台を踏んで次々に竹刀が出たりするが、最後に上から巨大な竹刀が落ちてきたり、大量のピンポン玉が落ちたりしたことでコントは終わる。

なお、いかりやは塚原卜伝をもじった塚原ボクチャンという名前を名乗っていることが多い。このコントでは、いかりやが、「お前らの剣の腕を見せてみろ!!」と言うと、志村が腕を突き出し「なんだこれは!?」いかりやに聞かれると「志村、けんの腕」とぼける事があった。

相撲コント[編集]

いかりやが親方で他の4人はその部屋の力士。部屋は花籠部屋をもじって『くず籠部屋』(ちなみにドリフ大爆笑で復活した際の部屋の名前は『いかり山部屋』)。5人が着ぐるみを着て力士姿で登場するが、志村は極端に胴長・短足で(着ぐるみの脚の部分が膝下のみ)段差を上がる事ができなかったり、四股が全然踏めていないのが印象的。また、いかりやは極端に長足で肋骨が浮き出ていた他、仲本は女性体型の様に見え、加藤は体毛が異常に濃い等の特徴があった。なお親方のみ大銀杏になっている。

修行僧コント[編集]

いかりやが住職で他の4人は修行中の小坊主というシチュエーション。

4人が登場する際に「証城寺の狸囃子」やマルコメ味噌のCMソングが流れる(最初に証城寺の狸囃子で登場>いかりやに「心が汚れておる!!」と怒られる>次にマルコメ味噌のCMソングで登場する>再度怒られる)。このコントではいかりやの得物がメガホンではなく警策になり、座禅で志村だけ警策の側面の部分で叩かれる。また、スタッフが長いマイクロフォンの使い方が下手なのを見かねた志村がいかりやの前まで近づき、鼻に突っ込み注意され、マイクを使っていたスタッフにも警策で叩くという楽屋オチがある。読経で木魚を叩くリズムを変えたり、を突こうとすると鐘が逃げたり遅れて鳴ったり、突いた瞬間爆発したりする。滝に打たれる修行では、志村と加藤の時だけ水量が異常に多い。一人が滝に打たれている間、いかりやは読経を続けているが、内容は山手線の駅名を言い連ねたり「あ〜どっこいしょ〜どっこいしょ〜…」と読経のリズムで言ったりなど、本来の読経内容とはかけ離れた文言であった。 住職のいかりやは「私は空海上人の遠縁で『何かくうかい』」と自己紹介をする。5人の名は「和尚様」(いかりや)「ブー念」(高木)「工念」(仲本)「茶念」(加藤)「けん念」(志村)。いかりや「(厳かな口調で)おいっすー」(会場から「おいっすー」)いかりや「声が小さいですぞ!おいっすー!!」(会場から「おいっすー」)いかりや「お静かに!!」という忍者コントの様なやりとりがあった。

  • 読経(いかりやが読経中に志村と加藤がふざけるため「今度はお前たちがお経を上げてごらんなさい」と命じて読経をさせる)
    • 高木は本尊の前で咳払いして「偉そうにするではない!」と一喝される。
    • 仲本は本尊に「こんにちは!」と頭を下げて「何もわかっていない!」と一喝される。
    • 加藤は本尊に「ただ今、ご紹介に与りました茶念でございます!」と宴会の様な挨拶をし、「お前もわかっていない!」と一喝される。
    • 志村は最初はまともに木魚を叩き、徐々にリズムを変えて祭り囃子を弾いたりして「どうしてお前はいつもいつも遊び半分なんだ!」と怒られる。
  • 鐘(上記の読経から続く)
    • 高木は1つしか突かず、「この刻限は1つではない!!」といかりやに怒られる。
※鐘の音と同時に加藤が「赤城の山も今宵限り・・・」と大衆演劇の『国定忠治』のノリで言おうとして志村に突き飛ばされる。
    • 仲本は突いても「ゴッ」と余韻が鳴らず、もう一度突くと今度は音自体が全く出ず、諦めて戻ろうとした時に「ゴ〜ン」と音が出て全員ズッコケる。
    • 加藤は突くものの鐘の音が止まらなくなり、鐘を抑えて止めようとするが放すとまた余韻が鳴り出し、なんとか止めようとするうちにいろいろな物、しまいにはいかりやの頭を抑えると音が止まる展開になり、最後はいかりやの頭を叩くと鐘の音が鳴り全員ズッコケる。
    • 志村は突こうとすると鐘が逃げ、ロープで鐘を固定して突くと鐘が爆発(内部に仕掛けた火薬で爆発を表現)する。その後、いかりやから「お前が一番弛んでおる!!」と怒られる(バカ殿様でも、百田(赤)が実際にやり、志村が『かな念ちがうよ』)。
※いかりやに怒られる度に「バカだね」等罵り合う。特に志村はドスの効いた声で「未熟者め!!」「修行が足りぬは!!」等厳しい言葉を浴びせる。

問屋コント[編集]

呉服問屋を舞台としたコント。いかりやが番頭役、他の4人は丁稚役。

  • 5人の名は「番頭さん」(いかりや)「ブーどん」(高木)「工どん」(仲本)「茶どん」(加藤)「けんどん」(志村)

商店街コント[編集]

5人のメンバーが、商店街の店員となる。いかりやが、大家になり、他のメンバー4人へ、家賃をもらいにいったりする。また、アイドルが客として、登場することもある。志村がシャッターを開けると、残り4店舗のシャッターが自動的に閉まり、かつ「イカリヤ雑貨店」の看板が本のページをめくるような形で手前に倒れる。最後の大オチではいかりやの店が押しつぶれる屋台崩しの場面があったり、大量の細かい発泡スチロール(雪を模したもの)が大量に落ちてくる場面があった。

コントのセットはデザインは通常の5軒並びだけでなく、鉄道高架下をモデルとしたもの、坂の上に4軒分の店と地平部分に1件分の店があるなどいくつかパターンがあった。

民宿コント[編集]

志村と加藤演じる老夫婦が、いかりや一家を迎える。

  • いかりや長介=お父さん
  • 仲本工事=お母さん
  • 高木ブー=2人の子供(1人っ子)
  • 加藤茶=眼鏡をかけた民宿の爺さん
  • 志村けん=民宿の婆さん

加藤がドジで気の利かない志村を怒る。そんな中、ハプニングが起きた事もある。

  • 志村ばあさんがトイレへ行く→加藤じいさんが押入れの戸を閉める→志村が入っているトイレが傾き、壁を破って志村が飛び出す(本来はここまで)→傾いていただけのはずのトイレが完全に倒れて志村を直撃。しかし幸いにも大事には至らず、志村は倒れたトイレの下から自力で抜け出しながら「あれまで落ちる予定じゃなかったでしょ!」と叫び、加藤は「全員集合始まって以来の死人が出たかと思った」と言って志村にどつかれた、と言うハプニングがあった。(DVDに収録されている)2005年の復活特番でも加藤が「思いっきり行って、セットの下敷きになったことあるんだよね」と言った。

ボクシングコント[編集]

メンバー5人がボクシング・ジムを舞台に、ボクシングの練習をする。輪島功一をゲストに迎えてこのコントをした1973年4月7日の放送が、50.5%の最高視聴率を得た。

警察コント[編集]

脱退を控えた荒井注と当時は見習いだった志村けんが共演したコント。舞台はとある警察署。いかりやが署長で他の4人はパトロールから戻る。加藤は子連れ出勤、荒井は白バイ勤務で署内に直接乗りつける。志村が仲本に公務執行妨害で署に連行され、逮捕の様子を再現するがいかりやが「見ていない」という理由で何度も再現させられる。珍しく、高木がオチをつとめた。

消防署コント[編集]

第9回1969年11月29日、三鷹公会堂)から登場、番組初期の人気コント。

記念すべきコント初回は消防署が火事になるという内容であった。

工事コント[編集]

記念すべき番組第1回1969年10月4日、三鷹公会堂)の前半コントとして登場、万国博覧会の工事現場が舞台となった。

番組が進むにつれ、炭鉱鉄道工事などが舞台となり、番組の人気コントの1つとなった。

修理工場コント[編集]

舞台はとある自動車整備工場。当工場の稼動日時は他の前半コントと同じ。紺色の2代目トヨタ・マークIIエンジンのかかり具合が悪い)とシルバーメタリックの4代目日産・ブルーバードUラジエーターを修理済みだが、冷却水が入っていない)が可動台に展示されているが(実際には可動台同士を連結し、1つの修理工場を形成している)、このうち前者をぶち壊し、台無しにしてしまう。最後は噴水状の演出となるため、後片付けを素早くする関係で防水シートが使われている。序盤で「エンジンを診て欲しい」との依頼でパトカーがやってきて、仲本と志村が両手を挙げたため、加藤は「おまえらまたやったな」とツッコミを入れた。加藤はサイレンをいじってしまい、洗車サービス役に携わっていた志村は誤って乗っていた婦人警官に水をぶっ掛けてしまい(そのため、セット内には蛇口の仕掛けもある)、さらに気付かずにグリスの付いた雑巾で水気を拭き取ってしまう。出動事案の発生でパトカーは緊急走行で舞台を撤収するが、動き出して程なくしたところで「ピーポー」音だったサイレンが文部省唱歌「月」のメロディーに変調してしまう。志村、仲本、高木が東村山音頭を歌うバージョンもあり(修理中のパトカーのマフラーの底部から音を立てる形でそのパロディを形成している)、ここでも誤って志村がサイレンスイッチに触れてしまったため、サイレン音が鳴り出して程なくしたところで「月」に変調してしまう。

給油所コント[編集]

舞台はとある給油所(ガソリンスタンド)。コントセットにある給油機のデザインは放送回によって異なり、地上に設置されているタイプと天井に取り付けられている吊り下げ式(懸垂式)の2種類に分かれていた(どちらも2基ずつ設置。ただし本物のものでなく、模したもの)。セット内にはロッテドリンクの自販機(こちらは実際に使われている本物)も設置されていたが、これは当番組の提供スポンサーにロッテが名を連ねていたためである。

SLコント[編集]

いかりやがSLの卒業生で、他の四人がいかりやの卒業のお祝いをする。DVDにも収録されている。

騎兵隊コント[編集]

いかりやが騎兵隊隊長で、他の四人が、見習い騎兵隊という設定である。最後のオチは会場が爆発するという大オチであった。

ヤクザコント[編集]

いかりやが親分で他の4人は子分という設定。高木と仲本はケガをしたふりをして戻り、加藤は矢が刺さったふりして戻る。志村は死んだふりして戻るが結局ばれてしまう。別の組の女親分が大勢の子分を率いていかりやと対面を求める。いかりやは怖くなって、子分を親分に仕立てて対面させるが子分は次々に逃げてしまう。最後に志村が応対するが、仁義を切っている女親分の手にウンチを載せたり、口に入れた水を湯飲みに戻したりした。女親分がいかりやの組に来たのは殴り込みだったため、最後には子分にも裏切られてしまった。

女子プロレスコント[編集]

いかりやがレフェリーで他の4人はプロレスラー。他にゲストで女子レスラーが数名登場し、ドリフ対女子レスラーの対抗試合を行なう。殆どのメンバーが普通の衣装であるが、志村だけが後ろの露出が高くお尻の割れ目ギリギリ見えるなどの風変わりな衣装が多かった。このコントは『ドリフ大爆笑』の方でも起用されている。最初は笑いの要素満点の内容だが、仲本と志村が次第に本気になり、女子レスラーvsタレントによる普通のプロレスの試合へと変わってしまう。ハッスルの原点ともいえるコントである。

大衆食堂コント[編集]

いかりやが大衆食堂の女将で他の4人はお客。営業日時は他の前半コントと同じ。お客が「カツライス」を注文すると、いかりやが「鬘」と「椅子」を差し出したりするなど、いかりやがボケ役を演じるのが特徴。他に志村が「氷」と黒い文字で書かれた氷旗を見て「かき氷」を注文すると、いかりやが何故か「水」を差し出したので、志村が「何で水なんだよ!あそこに氷って書いてあるじゃないかよ!!」と激怒すると、いかりやが「あら、こんなところにゴキブリがついていたわ」と言いながら、「氷」の文字の点(=ゴキブリ)をとって「水」に変えるコントもあった。

通行人コント[編集]

いかりやが警察官で他の4人が指名手配中の犯人。いかりやがいる警察署の前を逃亡中の4人が通行人に紛れて通り抜けようとするコント。4人の内、高木と仲本は通り抜けることに成功する。しかし、加藤と志村は通行人にろくな人間がいない(猛スピードで警察署の前を走り抜ける老婆や、全裸の幼児など)のでなかなかチャンスに恵まれない。最後にジョギング中の若者に紛れて通り抜けようとするが、若者が警察署の前で宙に浮かび上がったため(ロープで体ごと天井へ吊り上げられていた)、結局、加藤と志村は通り抜けに失敗するというオチであった。

宇宙飛行士コント[編集]

スペースシャトルコロンビア」が初飛行に成功した時期に登場したコント(この時にピンクパンサーの音楽が流れることもある)。NASA(アメリカ航空宇宙局)の宇宙飛行士教官(いかりや)と訓練生(他4人)によるコント。訓練前にNASA訓練生心得(早口言葉とNASAのダジャレ)を唱和し、体操代わりに「NASA音頭」を披露する。剣道コントの時と流れは同じで、曲とともに左右に歩きながら踊る場面では、いかりやが先頭のときだけ後ろ4人がサボり出すようになる。訓練ではトランポリンと体に装備したゴムで宇宙遊泳を再現している。毎回趣向を凝らした訓練機器が登場し、登場の際には『スター・ウォーズ』のテーマ曲が流れる。

交番コント[編集]

ドリフが警察官を演じたコントである。5人の名は「署長」「高木君」「仲本君」「加藤君」「志村さん」という言い方である。「盆回り」が流れ始めてから完全撤収までにかなりの時間を要し、終わらないうちに小泉今日子『素敵なラブリーボーイ』が流れ始めたため、舞台を180度回転させること(セミターンテーブル方式)で辛うじて演奏者席を出現させることができた。

竜宮城コント[編集]

いかりやが乙姫、それ以外はお供の魚になって、浦島太郎を待つコント。魚や蟹が登場することからか北海道の会場だけの限定コント。加藤が「玉手箱、玉があるから男の子」とほざいていかりやに小突かれ、更に「割れ目が……」などとかなり際どい言葉を口にしている。カニ役の加藤が浦島太郎に電話すると、必ず切る。 浦島太郎を迎える舞の練習でソーラン節やウルトラマンが流れる[8]

盆踊りコント[編集]

女装したドリフらが小田原祭に出場。

岡っ引きコント[編集]

[8] いかりやが親分で、残りのメンバーが子分。

騎士団コント[編集]

中世の戦争をモチーフとしたコント。特大タイプのゴムパッチンを使い最初は敵に使っていたが、隊長に扮したいかりやに思いきり当てる。大砲で攻撃するが、大砲自体がいきなり破裂、花火のように上に玉が上がる、掃除した棒に玉がくっついた状態で数分後に破裂、いかりやの兜に火薬爆発と言うオチ。敵からの大砲をキャッチして投げるが、大量の大砲攻撃ではステージの全体をアーティストのコンサートにも使っている噴水タイプの大掛かりな仕掛け花火で終了[14]

オーケストラコント[編集]

オーケストラを使ったコント。曲にうがい音をいれ、ここから水を飲み込んだり、志村が加藤の口に水を含み吐き出すオチ。加藤のシンバルが非常に目立つ為に、いかりやが没収するが、さらに輪をかけて、特大のシンバルや最後には仏壇のおりんまで鳴らす。仲本のピアノが曲に合わせて蓋が閉まりそのたびに仲本は手を挟んで痛がる。加藤と志村のマリンバ演奏で、志村の演奏の音程が狂ってそのたびに加藤がずっこけ、最後にはきれいに演奏していた加藤にも伝染するオチ。このコント中、オーケストラの人も笑っていた人もいた為に、いかりやから「何を笑っているんだ!!」という言葉まであった[14]

漂流コント[編集]

5人はボロボロの服を着て無精ヒゲを長く伸ばした漂流者。最初にいかだに乗っているいかりやが出て他の4人は海の下から登場する。加藤の登場の際、意識を確認する為いかりやが加藤に「5,4,3,2,1、デーン」をする。無人島に到着し、志村が回転ドアのゴリラを叩こうとして裏にいるいかりやを叩く。

大奥コント[編集]

2012年2月15日発売の「8時だョ!全員集合ゴールデン・コレクションDVD-BOX」にも収録されているコント。

銀行強盗コント[編集]

DVDにも収録されているコント。

看護婦コント[編集]

DVDにも収録されているコント。いかりやが婦長でほかの4人が部下の設定。前半は病院、後半は看護婦寮でのコント。ほかにいかりやが医者(院長)で4人が看護婦という設定もあった。この時はいかりやが加藤の代わりに「ちょっとだけよ」をやって、観客からブーイングが飛んだ。いかりやの後日談によれば「見たくない」という内容の葉書がTBSに殺到したという[15]

城合戦コント[編集]

DVDに一場面が収録されている。三船敏郎がゲストで登場(ドラマ「関ヶ原」の番組宣伝のため)。

野球コント[編集]

いかりやが監督、他は選手。ポジション、フライなど

海賊コント[編集]

第36回1970年6月6日、藤沢市民会館)から登場。

第745回「ドリフの海賊・7つの海を乗りこえろ」1984年8月18日渋谷公会堂)まで長年続いた。

コント初回では、ゲストの加山雄三が海賊に扮し、加藤のギャグ「ウンコチンチン」を披露した。

教会コント[編集]

第4回1969年10月25日相模原市民会館)で放送。

教会仲本工事と、ゲストの小川知子結婚式をあげるコント。

いかりや神父役を担当。

最後は列席者が合唱する中、高木がセット中央にある祝福の鐘をつくと、鐘が落下し、教会が崩れ落ちるというオチであった。

これが後に番組の恒例となる屋台崩しの原点である。

山賊コント[編集]

アイススケートコント[編集]

第304回「ドリフの氷上大混戦」1976年1月24日市原市民会館)と第400回「ドリフのこれがホリディオンアイスだ」1977年12月3日船橋ヘルスセンター)で登場。

ステージ上に本物のスケートリンクを作り、その上をプロのスケーターが華麗に滑った後、ドリフのメンバーも滑り、転んで失敗を連続するというコントであった。

しかし、リンクは水平に出来ているため客席からリンクは見えず、客側からすると、何が起こっているのかが分かりずらかった、その為あまりコントのウケは良くなかった。

2001年発売の、双葉社『8時だョ!全員集合の作り方』で、美術デザインの山田満郎は、「もうちょっと工夫すればよかった」と後悔していた。

レーシングカーコント[編集]

労働者コント[編集]

労働者役のドリフが港で働く。見習い時代の志村も出演。

船員コント[編集]

西城秀樹がゲスト出演したこともある。

柔道コント[編集]

テレビ局コント[編集]

車屋コント[編集]

運動会コント[編集]

第5回1969年11月1日、三鷹公会堂)から登場、後の学校コントの原点である。

第290回「赤白がんばれ!ドリフの空の大運動会」1975年10月18日、川越市民会館)では、ドリフのメンバーがリレーのバトンを手渡していく度、バトンがだんだん大きくなり、最後には約5.5メートルほどあるバトンに加藤がしがみ付きながら登場し、会場を騒然とさせた。

測候所コント[編集]

バレーボールコント[編集]

海底コント[編集]

その他[編集]

全般的に現在のお笑い番組と比べて、毎回大掛かりなセットを作り、オープニング終了後、CMが流れている間に本編に間に合わせるようにセットを仕立て、そして前述の通りオチがついた後はスタッフ総出でセットを大急ぎで撤収するなど、かなり贅沢なものとなっている。滅多にはなかったが、CMの間に撤収を行ったこともあった。水が多くこぼれていたり、細かく砕いた発泡スチロールや卓球の玉が落ちていたときはベニヤ板でかき出す場面もあったほか、墨汁がこぼれた箇所にベニヤ板を敷き詰める場面もあった。舞台上では大量の水などを使うことがあったり、屋台崩しで崩れた際にかなりの衝撃があるため、舞台の床を汚したり傷つけたりしないよう、ベニヤ板クラフトテープでつないで床を何重にも重ねたり、効果音を流す音声卓では防水シートをつけて覆うなどの対策がなされていた。

後半コント[編集]

番組初期の正式名称は「ベスト100」。いかりやの指揮にあわせてファンファーレが鳴り、いかりやの「はい後半参りましょう、後半出発!」の掛け声の後に始まる。1つ目のコントが終わると「次参りましょう」と言って次のコントに移る。初期の頃はいかりやもコントに参加していたが、放送作家の塚田茂の助言を受けて進行役に専念するようになった。ただ、滅多にはなかったものの、最後のオチの部分(天井から細かく砕いた発泡スチロールや水をかぶる場面)のみいかりやもコントに出たことがあった。いかりやが着用していた衣装は開始初期はオレンジ→黄緑→白のジャケットスーツに蝶ネクタイをつけていたが、1975年のバンドステージデザイン変更後は通常のネクタイにベストをつけた普通のスーツ姿となった。いかりやは後半コント開始1分前になると、後続番組(『JNNフラッシュニュース』あるいは『Gメン'75』)に影響を及ぼさないよう、時間の確認を何度も繰り返し行い、残り時間が約20秒となったところで幕が開く。その後いかりやはそのままの姿でエンディングの「ドリフのビバノン音頭」に備える。

ヒゲダンス[編集]

煉瓦造りの壁(セット)をバックに、加藤と志村が燕尾服姿にちょびヒゲを着けて登場し、独特の踊りをしながら様々な芸を披露する。 芸を行うのは志村であり、加藤ははやし立てる役である。加藤が難しい内容をやらせようと志村をけしかけるものの、志村が嫌がる。加藤は観客に拍手を求め、拍手が起きると志村が喜び勇んで(半ばヤケクソ気味になって、という場合もある)挑戦するというのが定番であった。なおオチでひどい目(頭から卵まみれになる、目を回した志村に怒突かれるなど)に遭う場合、たいていは加藤の役目である。郷ひろみ榊原郁恵がゲスト出演したこともある。復活特番(2005年10月2日放送 TBS・Bスタジオ)には優香ベッキーえなりかずき中居正広と6人でやった。

ジャンケン決闘[編集]

とある西部の酒屋(セット)に志村と仲本が登場。まず最初に、例えば'3歩歩いて振り向いて銃で相手を撃つ'等、西部劇の決闘シーンさながらの勝負をするが(もちろん銃は火薬のみのもの)、勝負がつかず、その後「最初はグー!ジャンケンポン!」の掛け声でジャンケンをする。負けた側には勝った側からの罰ゲームがある。罰を受けた後勝った側は立ち去ろうとするが、「ちょっと待ってくれ、もう1回勝負しろ」などと負けた側は勝った側に再戦を要求、それに合わせてだんだんと罰ゲームの内容もエスカレートしていく。 罰の内容は、ズボンの中に様々な物を入れられるものが主であり、コップ1杯のから始まり、ジョッキに入ったビールや氷水、墨汁、カレー、イガ栗、大量の小魚うなぎ、果てにはプラスチック製の透明な箱の中に頭を入れ、その箱の中に粉が入った消火器(容器には「化粧品」と書かれている)を噴射させる、風船を入れて膨らましていき破裂させるものまで多種多様である。 尚、このコントから「最初はグー」というジャンケンおなじみの掛け声が誕生した。

手品[編集]

志村と加藤がいわゆる中国人風(それらしい服装、ヒゲ、語尾に「あるよ」を付ける)に手品を行う。トークを交えながらわざとネタをばらすような手品が多かったが、時々まじめな手品もしていた。

ホームドラマ[編集]

志村がホームドラマの監督で父親役の加藤が歌舞伎役者という設定。現代劇なのに加藤は顔をドーランで白く塗ってきて、志村に指摘されると「前時代劇ばっかりやってたもんですから、こういうメーキャップしか知らないもんですから」と返答。共演者(母親)役の仲本のスケジュールの都合により仕方なくそのまま撮影が開始されるのだが、ホームドラマにも関わらず加藤の演技にことごとく歌舞伎の癖が出てしまい(風呂から上がってリビングに入る際『あ、いぃ〜湯だった〜なぁ〜』と見得を切るなど)、その度に志村に突っ込まれる。が、どうしても直らず、ついには業を煮やした志村の「もう全部時代劇にしちゃおう時代劇に、合わせちゃおうこっち(加藤)に」との指示により全部歌舞伎調に演じる事になる。だが、今度は共演者(息子か娘)役(たいがいゲストの場合が多い)が加藤の顔に笑わされてどうしてもついていけないためあえなく撮影続行不能になる、というオチ。なお、後に「ドリフ大爆笑」でもおでんの素のCMの撮影という設定で同様のコントをやっており、こちらは上記のギャグに加え加藤がおでんを口にするたびに熱がってNGを連発するなど健康牛乳CMコントの要素も盛り込まれている。復活特番(2005年10月2日放送、TBS・Bスタジオ)には華原朋美をゲストに迎えてコントをした。

健康牛乳・健康スイカ(わんこソーメン)[編集]

CM撮影現場で志村が監督、加藤が俳優。加藤が「先生」とおだてられ、撮り直しと称されて大量の牛乳を何杯も飲まされ、最後は加藤がダウンして撮影中止となる。その後加藤と志村の立場が逆転し、今度は「健康スイカ」と称して志村に何度もスイカの早食いをさせ、同様に志村がダウンしたところでオチとなる。なお、このときの牛乳はコップを二重にしてその隙間にだけ牛乳を入れたもの、スイカは観客や画面に見えている側の実だけを薄く残したものであった。また「健康スイカ」のかわりに「わんこソーメン」となる場合もある(わんこソーメン屋に志村が客として来たという設定)。健康牛乳→わんこソーメンのコントの時(健康牛乳はCM撮影ではなく夫婦の設定)には先に牛乳をしこたま飲まされた加藤がそうめんを食べまくる志村に対して「先ほどは牛乳ご馳走様でしたねぇ」と仕返しを連想させる言葉を浴びせることもある。また、後年再演した際には、前述のホームドラマ撮影のネタを引用して、加藤が歌舞伎風に演じて突っ込まれるものもあった。また、わんこソーメンのコントに似たようなバージョンとしては「ドリフ大爆笑」において「わんこそば」屋として研ナオコが店主を演じている(客は同じく志村でパターンはほぼ同じ)。

体操[編集]

仲本が主体でゲストがいろんな器械体操(マットトランポリン柔道など)に挑戦する。一時は男女ペアの先生が出演し、難しい技を実演して見せた後、ドリフメンバーやゲストに技を指導するという内容もあった。ちなみに、池谷幸雄はこのコントの仲本に憧れ体操選手を目指した。

陽のあたる急な坂道[編集]

家を出たところは急な坂で坂の上にはバス停があり、通勤・通学などにはそこの坂を登らなければならない、という設定で、ゲストやレギュラーがサラリーマンや学生などに扮して勾配100%(45度)の坂を駆け上がる。当然のことながら、ゲストの成功率は低く、志村けんなどのレギュラーの成功率の方が高かった。失敗して滑り落ちれば笑いがおき、成功すると観客から拍手がおきる。とくにスカートを履いた女性が挑戦する場合には、失敗すると滑り落ちる際にスカートが捲れ上がってしまう(それを考慮してかゲストは体育用の白いショートパンツを中に履いていた)ということも珍しくなかった。登りきれずに挑戦を断念したゲストもいた。また、和服姿の加藤茶と八代亜紀は、ゴム製の底が装着された祭足袋を着用。強いグリップ力があるため、草履を脱いだ八代亜紀が加藤茶の手を引いて滑らずにゆっくりと登って行くというオチであった。中には怪我人(細川たかしなど)が出てしまうハプニングもあり、後に中止となった。

私ってダメな女ね[編集]

桜田淳子が妻役で志村が夫役。夕食や風呂の用意ができていないなど、桜田の不手際に対して志村が怒って注意すると、突如として舞台に短調系の音楽が流れ、桜田に青色のスポットライトが当たり、桜田が「私ってダメな女ね。あなたの妻でいる資格なんかないわ」と泣き崩れながら言う。すると志村が慌てて「そういうわけじゃないよ」「ごめんよ、オレが言い過ぎたよ」「オレが悪かったよ、ごめんよ」などと謝ったり慰めたりするが、桜田はさらに「だってもうあたしのことなんか嫌いになったでしょ?」「そんなことないよ」「じゃあ、あたしのこと愛してる?」「愛してるよ」「ホント?」「ホント!」とやり取りを繰り返すと、急に一転して長調系の音楽が流れ、桜田にピンク色のスポットライトが当たり、桜田が「わー嬉しい」「淳子、幸せ!」「淳子、もう泣かない!」などと叫びながら、宙を見上げて歓喜の表情になる。それの繰返し。時には志村も桜田の視線の先を見上げ「何か見えるのか?」と、突っ込む場合もある。しかし、終盤近くになると志村と桜田の立場が逆転し(志村が脱いだスーツのポケットから見付かるマッチで志村がキャバレーなどに行っていたことが桜田に発覚、というパターンが多い)、志村が桜田に怒鳴られると、志村がおネエ口調で「私ってダメな男ね。あなたの夫でいる資格なんかないわ」と泣き崩れる。その後は前記と同様のやり取り(もちろん志村と桜田のセリフが逆転する)を繰り返して、最後に志村が「けんちゃん、もう泣かないわ!」などと歓喜の表情になってオチとなる(ちなみにコントの中で桜田の出身地の秋田が出てくることがあるが、当時秋田ではオンエアされていなかった)。また派生系として、続けて桜田の役を研ナオコ和田アキ子に代えて同じシナリオを繰り返すのだが、志村の態度が素気ない、引き止めようともしない、BGMも流れない、流れても桜田の時と違い民謡盆踊りの曲が流れるなどと、桜田と違ってぞんざいな扱いを受けるがためにその度に研や和田がふて腐れる、という場合もある。

このコントは桜田淳子がゲスト出演する際の定番となり、番組冒頭で桜田淳子が舞台に登場するだけで会場がどよめくほどの人気を誇った。なお、桜田淳子が当番組に出演しなくなった後はこのコントは松田聖子に引き継がれた(演出は研ナオコバージョンや和田アキ子バージョンではなく、正調のバージョンである)。

夫婦[編集]

志村が会社から帰ると家で新妻の研ナオコが待っている(時には玄関を開けて早々に志村が「帰る家間違えた」と、その場を立ち去ろうとする小ネタもあり)。研から「あーお帰り。ご飯にする?お風呂にする?それとも…寝る?」と妙に色っぽく言われて志村が戸惑うが、奥の部屋にはすでに布団が敷いてあり、研が嬉しそうに志村を布団へと誘う。また、晩御飯のときに独特な言い回しで生卵を執拗に勧め「夜のお楽しみ」を誘うパターンもある。子供番組としてはギリギリなセクシャルコント。このコントで有名な研のセリフには、「赤まむし〜」「なんまーたんまご(生卵)」というものもある。色っぽい口調で言うのだが、その言い回しが色っぽく聞こえず、逆に妙に気持ち悪く、おかしく聞こえる、というものだった。

二人羽織[編集]

仲本演じる妻の留守中に志村演じる夫が浮気相手の小柳ルミ子を家に呼んでいちゃいちゃしているが、妻が帰ってきてしまいルミ子を帰そうとするが間に合わず椅子の中や天井などに隠す……というものを繰り返すコント。なぜか体の一部だけ(片足、片腕など)隠しきれず、そのたびに二人羽織で誤魔化して妻を再度外出させ、その隙にルミ子を帰そうとするのだがその前に妻が帰ってきてしまい、再度隠してまた二人羽織で誤魔化して妻を追い出そうとするパターンを繰り返し、最後はルミ子の顔だけ隠しきれず浮気がバレる、というもの。舞台が時代劇になり、志村が逃げてきた町娘を同様のパターンで匿うというバリエーションや中森明菜のバージョンもある。

相撲部屋[編集]

前半コントの相撲コントと似ているが、こちらはゲストとドリフメンバーが相撲を取る内容となっている。勝敗は五分五分だが、和田アキ子が登場した時はアキ子の一人勝ちになるオチとなる。

沢田・志村[編集]

沢田研二と志村が「スターと付き人」、「楽屋」、「売り子」、「野球教室コント」、「凧上げコント」、「忍者」、「熱中刑事」などを演じる。「スターと付き人」は志村がスター役となり、付き人役の沢田をアゴでこき使う。志村の様々な命令に対し、沢田がボケて志村が突っ込む。 「楽屋」では、スターである志村が楽屋で鏡をのぞくと(実際には鏡ではなく、壁がくりぬかれているだけ)同じ衣装の沢田が登場し、志村の動きを何から何までそっくり真似る。両者のシンクロぶりは最初は素晴らしいが、後になるほどズレてくる。志村と沢田の役が反対のこともある。ちなみにこの合わせ鏡はマルクス兄弟我輩はカモである」の真似である。 なお、沢田と志村は後に文化放送のラジオ番組「ジュリけん」(2001年10月〜2003年3月)でパーソナリティを務めている。

お父さん[編集]

郷ひろみが父親役の、ある一家(例→母親:榊原郁恵、息子(1人っ子):仲本、お爺ちゃん:加藤、お婆ちゃん:志村)の朝ごはんのシーンのコント。郷は家族の「おはよう」の挨拶に変な返事をしたり(例→「あ、お婆ちゃん、生きてたの?」、「あ、お爺ちゃん、こんばんわ」)、何でもないことで怒りだしたり(例→「郁恵! なんだこの味は!! ……おいしいじゃない」、「大事な書類を捨てたぁ!? ……ありがとう!」)、新聞を見ながら変な読み間違い(例:「(『中畑、三振』という見出しを)中畑、妊娠」、「(『晴れたまに雨』)晴れ金玉に雨」)をしたりして、その度に他の家族がズッコケる、というもの。何度かそのパターンを繰り返して郷は会社へ行ってしまうが忘れ物をしたといって戻ってきたところで家族全員に向けて屁をかましてズッコケさせる、というオチ。 他にも、「社長」、「医者」などのシリーズがある。

音楽コント[編集]

ドリフと西城秀樹が数回行ったコント。

ドラム[編集]

共にドラマーである西城秀樹と加藤がそれぞれドラム演奏の腕を見せるコント。最初に秀樹にスポットライトが当たり演奏し、次に加藤にスポットライトが当たり演奏する。最後に共に演奏し、それぞれドラムセットから舞台に下りてくるときに秀樹はパンツ一丁、加藤は下半身全裸(といっても実際は肌色のパンツに小さいチンチンがついているものを履いており、全裸であるように見せている)で現れ、何も履いていないことに気づいた加藤が局部を隠しながら舞台を逃げるようにして去っていく。

長電話[編集]

公衆電話で長電話する加藤の後ろに、ゲスト(高田みづえ)や他のドリフメンバーが並ぶ。なかなか通話が終わらない加藤に苛立つあまり、列の前後でつついたり叩いたり水をかけたりの応酬戦が始まり、段々とエスカレートしていくというもの。最後に加藤がホースで放水する。

お見舞い[編集]

加藤・志村と高田みづえのコント。

ピアノ[編集]

加藤・志村と高田みづえのコント。

パイ投げ[編集]

加藤・志村と高田みづえ(沢田研二の時もあった)のコント。

無言劇で演じられ、演技もドラムの演奏に合わせて足踏みしながら体を左右に向けるのと、ドラムの演奏が途切れたところでパイをぶつけるというものしかない。

以下、ドラムの演奏が入るときは(ド)と書く。

(ド)頭の部分が隠れるような独特のシャツとタイツを身に着け、両手にパイを持った3人が登場する。並び方は上手から志村、高田、加藤の順。

(ド)加藤、高田は足踏みしながら上手側を、志村は下手側を向く。

(ド)高田が志村の顔にパイをぶつける。

(ド)向き直る

(ド)続いて高田が加藤と向き合う。

(ド)加藤の顔にパイをぶつける。

(ド)向き直る

(ド)志村と高田が向き合い、志村が高田に逆襲しようとするのをパイを奪い取って志村の顔にぶつける。

(ド)向き直る。

(ド)加藤と高田が向き合い、高田に逆襲しようとするのを高田が頭を下げてかわし、パイは志村の顔へぶつけられる。

(ド)向き直るが、ここで志村と加藤は新たにパイを調達し、高田は徒手空拳のままになる。

(ド)志村のパイを高田はかわそうと考えるが、志村にフェイントをかけられ、顔を下に向けたところへパイを差し出されて高田は自ら顔を突っ込む。さらに顔を上げたところへ加藤から後頭部へパイをぶつけられる。

(ド)向き直る

(ド)高田は加藤のほうを向くと、加藤は顔ではなく股間にパイをぶつけ、一方で志村は高田のシャツの下の背中へ紙皿ごとパイを放り込む。

(ド)向き直る。

(ド)退場。

三味線[編集]

加藤・志村と高田みづえのコント。志村が高田にセクハラを行なう。音が合わなかったり悪かったりすると、パイを顔にぶつけられたり、水をかけられたりした。 楽器がチェロの時もあった。

This is a pen[編集]

「国際会議」、「珍鳥の声」、「銃撃戦」、「エルヴィス・プレスリー」などがある。荒井注の代表的なギャグ。

なんだバカヤロー[編集]

「獅子舞」などがある。

授与式[編集]

贈呈役の荒井が贈呈を始めようとすると、受賞者が荒井によってたかって襲い掛かり、勲章の奪い合いになって荒井はボロボロにされる。このパターンを数度繰り返し、最後はエスカレートしすぎて集団リンチそのものになってしまい、ついに荒井がぶち切れて暴れ出すが、最後は裏に隠れていた仲本に「お前が静かにしろ!!」と度突き倒されてオチがつく。

  • 勲一等旭日大綬章 3名
  • 勲一等瑞宝章 5名

ニュースショー[編集]

メンバーがニュースキャスターとなってニュースを読むが、めいめいに別々の方法で邪魔をされるというもの。
    • 志村…マイクが勝手に動いて伸びたり志村を叩いたりする。実はデスクの下で歌舞伎顔の加藤がマイクを操っており、見破った志村が怒って消火器(の中に入った龍角散)をぶちまけて加藤の顔が真っ白になるオチ。
    • 仲本…突然マイクが爆発する。
    • 高木…何も起こらず、そのまま読み切って終了となる場合が多かった。

松の廊下[編集]

加藤・仲本・志村が時代劇、「忠臣蔵」の「松の廊下」シーンをお笑いにして、再現。2パターンを一度にするが、吉良上野介役を担当した人物[8]が痛い思いをする。 ただし、過去のコントでは浅野内匠頭役の加藤が散々に痛い思いをさせられ、オチで「役を替えて貰いたい」と言ったあと、今度は加藤が吉良上野介役となって同じ件を繰り返すのだがやっぱり加藤が痛めつけられる、という展開も確認されている。

ハゲオヤジ[編集]

加藤が、十八番のハゲオヤジのネタで登場。「将棋盤」、「殺人事件」(ゲストに、石川秀美と三原じゅん子)、キャンディーズとの「大工」/「大工は大苦?」、植木等とのコントなどがある。

おひさまと北風[編集]

高木扮する太陽と仲本扮する北風が人間の服を脱がそうとするが、通りがかったゲストの天地真理には効果なし。その後、女装した加藤が通りがかった際、北風がテープレコーダーのスイッチを入れて「タブー」(ペレス・プラード楽団風のアレンジ)を流すと加藤が服を脱ぎ出すという、ちょっとだけよ誕生のきっかけとなった作品。

雨やどり[編集]

加藤と志村のコント。

体操コント[編集]

仲本、加藤、志村のコント。上記の仲本がメインの「体操」とは別で、3人が台の上で行なう。

ブティック志村[編集]

ブティックに扮した、志村がおかしな客のキャンディーズ達の真似をする。このコントは後に「ドリフ大爆笑」に移った。

相撲[編集]

加藤とキャンディーズのコント。

夫婦コント(俯瞰編)[編集]

フカンとは俯瞰、すなわち上から見下ろしたアングルという意味の用語であり、観客からは部屋をあたかも上から見ているような、縦に設置されたセットで行うコント。座っているだけでも大変なものであるのに、横のものが縦になっている世界で、様々なハプニングや行動を起こす。最後はさすがに疲れて、セットから降りてオチとなる。

家の他に「俯瞰の病院」も存在する。

氷の家[編集]

出演者は仲本、加藤、志村。

社員役の加藤が或る書類に印鑑が必要という理由で志村扮する社長の自宅へ訪問。すると志村が加藤の厚着では風邪をひくと指摘し脱がせる。その後妻役の仲本が登場して座布団を勧めるが、この座布団が氷で出来ていてさらに座椅子も氷。次に社長が風邪をひかない秘訣としてバケツに入った氷水を被り、それを加藤にも薦める。仲本は「社長はこれを毎日やるから風邪をひかない」と絶賛する。時間となり食事が出されるが、冬なのに冷素麺が出てその上卓袱台も氷製。さらに器に氷が入ってないと指摘して卓袱台に素麺を並べる。加藤はさらに服を脱がされ、デザートも棒状の氷にマヨネーズを付けて食べさせられる。加藤の風邪がぶり返した発言に志村は横になる事を薦めるが布団も氷製の上、社長が団扇であおいで寒気を倍増させる。舞台袖で見ていた司会のいかりやが呆れて「出ろよ早く」と怒鳴り散らすのがオチである。

動物コント[編集]

「いかりや家訪問(父親役がゴリラ)」、「買い物」、「社長接待」、「動物の家」、「ボクシング」、「酔っぱらい父ちゃん」、「泥棒」、「泥棒コント」などがある。

節分[編集]

仲本と加藤が豆まきをするが、だんだんエスカレートするもの。

借金取り[編集]

志村が病気の父親で松本伊代が娘の設定。大家の加藤がたまっている家賃を払わせようとありとあらゆるものを家賃の形に持っていこうとするが、志村にプロレス技で止められてしまう。最後に娘を連れ去ろうとするが、志村に止められてしまった。現代劇で娘役が中森明菜の回もある。「長屋の父娘」という題で娘役が小泉今日子の回もあった。ドリフ大爆笑でもこのコントが行われた。

医者と患者[編集]

加藤と志村、石川ひとみが出演。加藤と志村が医者と患者を交互に演じる。なお、このコントは1998年10月3日に放送された、『オールスター感謝祭'98超豪華!クイズ決定版この秋お待たせ特大号』でも放送された。加藤は解答者として参加し、総合司会の紳助と和歌子も笑っていた。

名人カルタ戦[編集]

仲本が読み上げ、志村と加藤が対戦する。しかし、途中から、お互いに対する妨害の応酬になり、最後に加藤が激怒して匕首、志村が日本刀を持ち出すも、仲本がピストルの威嚇射撃でなだめた。

ゴミだし[編集]

志村と仲本がゴミの出し合いをする。

かごかき[編集]

志村と加藤がかごかきをし、仲本が客を演じる。

収録コント[編集]

志村がディレクター、加藤と仲本が助手を演じ、中森明菜が少女Aを歌うがボイスチェンジャーで声が変わる。松本伊代がTVの国からキラキラセンチメンタル・ジャーニーを歌うバージョンもある。

家族コント[編集]

志村が父親、マッチが高校生を演じ、マッチが寿司を食べる。

頂き物[編集]

志村と加藤が主婦になって頂き物を渡すコント。但し、渡す前に躓いて渡される側に頂き物が当たると言うオチ。最初は食べ物から渡すが最後には墨汁などがぶちまけられた。

仇討ち[編集]

仇を探す武家娘役をゲスト(萬田久子や石川秀美など)、そのお供役を仲本、高木、敵役を志村を演じた。

ゲストは仇討ちの口上を言うのだが、これが長いためしどろもどろになってしまう。そこへ仇の名前が「けん兵衛」であるところから、志村がわざと「検便」と聞き返してさらにしどろもどろにさせてしまう。

何とか口上を言い終えて殺陣に入るのだが、志村は仲本、高木は軽くあしらうのに、懐剣を構えて体当たりをしてくるゲストにはわざと刺される。すると、志村がちょうど相手を抱きしめる格好になるので、これを幸いとわざと体をなでまわしたりしてゲストをキャーキャー言わせる。 最後は志村が膾斬りにされるのだがなかなか倒れないため、仲本が「いい加減にしろ」と突き飛ばされるのがオチである。

後にドリフ大爆笑でも松本伊代がこのコントをやったが、お供役が仲本から加藤に変更されている。

カウンターバー[編集]

高木(バーテン)、仲本、志村(ともに客)のコント。カウンターの席が立ったり座ったりするたび上がったり下がったりする。

黒子コント[編集]

加藤が「義経千本桜」の狐忠信を演じる歌舞伎役者、志村が黒子(正しくは黒衣)という配役だが、志村は黒子なのに顔を白塗りにしたり小道具の蝶を差し金で操作するのに差し金で加藤の乳首や股間をつついて加藤を悶えさせたり顔をくすぐってクシャミをさせたり、小道具の扇子を用意する所でヤカンやラバーカップを持ってきたり、桜吹雪を撒くのになぜか加藤の顔面に投げつけたり、ツケ打ちや衣装の早替えを失敗したりして結果舞台をメチャクチャにしてしまう。最後には慌てて幕を引こうとするも転んで破いてしまったりもする(志村がレギュラー出演した、『志村座』で上島もやった)。後に「ドリフ大爆笑」でも同様のコントをやっている。

芸者踊り[編集]

加藤と志村のコント。

新婚コント[編集]

志村と研ナオコ夫婦の新婚旅行コント。

水入り相撲[編集]

仲本、加藤、志村のコント。

タブー[編集]

「開会式」、「葬式」、「駅」、「人形劇」、郷ひろみとの「和太鼓」、「桃太郎」などがある。前半コントに登場する時もある(母ちゃんコント、病院コント、車屋コントなど。病院コントでは珍しくいかりやがタブーを披露)。

新人幽霊の教育[編集]

加藤と志村のコント。最後に仲本も出演。このコントはドリフ大爆笑の名作コントである。

ゴキブリの仁義なき戦い[編集]

仲本と志村のコント。

スズ虫さんとマツ虫さん[編集]

志村がスズ虫、加藤がマツ虫で色々な動物の鳴き声のマネをしたりする。最後のほうでおならを放つ。

狸踊り[編集]

キャンディーズ、岡田奈々、研ナオコが出演。

落し物コント[編集]

森昌子、浅野ゆう子らがゲスト出演。いかりやも出演する。森のセリフは「最近の中年は、油断出来ないわ。」

羊が一匹[編集]

加藤と志村のコント。加藤が羊を数えていくが、羊の後にいかりややゴリラが登場する。

どうにもとまらない[編集]

高木主演のコント。高木は他に「がいこつダンス」を披露したこともある。

大暴れ[編集]

いかりやも出演したコント。長介が雪まみれ。

誕生日プレゼント[編集]

いかりやも出演するコント。

新築コント[編集]

本来、加藤演じる上司の家で、志村がビールをこぼす、盆栽を割るなどの行為をするはずが、加藤や志村によってコント前にセットが崩れてしまい、コントが出来ない状態になってしまったことがある。

父と息子[編集]

仲本と志村のコント。

手術室の蚊[編集]

仲本、加藤、志村の他、小泉今日子がゲスト出演。

あれ?[編集]

松崎しげるらがゲスト出演。最後にいかりやが水を被る。

遊びましょ[編集]

加藤が男の子、高木が女の子になって、縄跳び、シーソー、ブランコで遊ぶもの。

意地悪じいさん[編集]

「タバコ編」、「エレベーター編」などがある。

マンホールと泥棒[編集]

「ヒゲダンス」の元になったコント。

新婚夫婦[編集]

高木と仲本のコント。

ジャンボマックス[編集]

「橋」、西城秀樹やにしきのあきら(現:錦野旦)が出演する「コサックの踊り」などがある。

学生寮[編集]

門限に遅れて寮に入ろうとする学生の志村と、入らせまいとする寮長の加藤との応酬。

銭湯[編集]

銭湯の番台に座った中森明菜が志村の脱衣をのぞこうとするもの。他に志村が宮崎美子の真似をしながら服を脱ぐバージョンもある。

嫁ぐ前夜[編集]

志村(母)と松田聖子(娘)のドリフ大爆笑でも行ったコント。母の再婚を娘が受け入れるが、撮影が上手く行かず、カメラが炎上してしまう。ドリフ大爆笑では、娘が母の再婚を受け入れない。

縁台将棋[編集]

仲本と志村が縁台将棋の棋客で加藤が志村の助言役。加藤が志村にいろいろと助言をするが形成がどんどん不利になっていき、挙句の果てには加藤の指摘した手が王手を見落としたポカで、志村は仲本に王将をとられてしまう。

他には仲本と志村が縁台将棋をしているところへ加藤が加わり、「藪蚊を退治するため」と言いながら将棋そっちのけで叩き合い、最後には一斗缶でたたき合う、というバージョンもある。

大工[編集]

加藤と志村のコント。

スペースシャトル[編集]

「ドリフ大爆笑」でも「宇宙船」の題で数回行った加藤と志村のコント。

二軒長屋[編集]

仲本、志村の他、五木ひろし、榊原郁恵がゲスト出演し、榊原が志村や五木にボールのように飛ばされてしまう。

立会演説[編集]

仲本と加藤のコント。

殺陣田村[編集]

おまわりさん[編集]

おまわりさんに扮した加藤が自転車に乗りながらぴんから兄弟の「女のみち」を歌う。自転車から降りて、敬礼しながら「どうもすんずれい(失礼)すますた」と言う。

撮影[編集]

高田みづえと松居直美がゲスト出演。

小説家[編集]

締め切り間際で忙しい小説家に扮した荒井。締め切りの追い込みの最中に、電気料金集金に扮したちあきなおみや電報局の仲本、通行人の高木、汲み取り屋の加藤に執筆の妨げになり、 段々と騒がしくエスカレート。終いには学生運動員や機動隊にもみくちゃにされ、とうとう荒井がぶち切れし、仲本に度突き倒される。

肥満児[編集]

松田聖子と石川秀美がゲスト出演。

バレーボール[編集]

志村と松田聖子のコント。

卓球[編集]

加藤と森尾由美が選手で志村が審判のコント。

からくり時計[編集]

山彦[編集]

志村が山彦で出てくる。田原俊彦が登山客の時は田原の親衛隊で出てくる。

日本昔話[編集]

桃太郎」「鶴の恩返し」「かぐや姫」などがある。

動物園[編集]

植木等が登場。

一軒家[編集]

志村と松居直美のコント。

長介人形[編集]

仲本がいかりやに似た人形をいたぶったり、いじるコント。

古典バレー[編集]

仲本と高木のコント

啖呵売[編集]

荒井が扮する啖呵売で様々な品を叩き売りするのだが、客によってたかって襲い掛かり、商品の奪い合いになって荒井はボロボロにされる。このパターンを数度繰り返す。 売る品が無くなると、最後はエスカレートしすぎて集団リンチそのものになってしまう。荒井が刃物で脅しても、それでももみくちゃにされる。

6人の男達[編集]

ドリフとシブがき隊の6人が変な事をする。

男の朝[編集]

志村が朝食としてオーブントースターでパンやピザを焼こうとするが、何度やっても飛び出してきてしまう。代わりにジュースを作ろうとミキサーに牛乳を入れるが、容器が傾いて中身が出ていく。 結局朝食を諦めた志村は、次にクーラーの電源を入れる。するとクーラーから大量の水が勢いよく出てくる。

白波五人男[編集]

加藤や仲本、五木ひろし郷ひろみ細川たかしが登場するコント。

空港手荷物検査[編集]

志村けんと沢田研二のコント。志村は空港の手荷物検査所(金属探知ゲート)の係官である。沢田研二扮するスター芸能人がゲートを通ろうとするが、何度通ってもブザーが鳴ってしまう。そのたびに係官は「規則ですから」と言ってスター芸能人から高価な装飾品(サングラス、腕時計、金のネックレス、指輪、カフスボタンなど)を没収し、最後はパンツ一枚まで剥いでしまう。しかしパンツ1枚でゲートを通っても尚もブザーが鳴るため、ついにスター芸能人はパンツの中から「金の玉2個」を取り出して係官に預け、なよなよした歩き方で無事にゲートを通過する。

名物コーナー[編集]

少年少女合唱隊[編集]

東村山音頭
ディスコ婆ちゃん
合唱隊の終わりになると、志村が登場し、ベレー帽を婆さんかつらにかぶり直し、エレキベースとドラムの重低音が特徴であるディスコ調の曲に合わせて、「あ〜あ!」「うぇっ!」などのかけ声唄を踊りながら歌う[8]
放送当時、ライオン歯磨が発売していた殺虫剤シリーズのCMに、志村扮するバスガイドのディスコ婆ちゃんが出演したことがある(他のメンバーは修学旅行の学生役)。
早口言葉(生麦等)
ゲストが4つの早口言葉に挑戦する。志村の挑戦の時は、ボイスチェンジャーで声を上げる。また、志村は間奏の時に独特の振り付け(キャンディーズ「やさしい悪魔」のパロディ)で踊り、最後は「難しいなあ」と言って終了するのがお約束。志村は4つ目はお題通りではなく「なかなか鳴かないカラスが鳴いた、泣くのはカラスの勝手でしょ」としゃべることもあった。この後でカラスが登場して「カラスの勝手でしょ」を歌う。ちなみに志村の最後のものは実は全然難しくない。他の人が早口言葉に挑戦している時の志村は至って冷静(?)で列の一番隅でリズムに合わせて手拍子していることが多い。
いかりやが「Ladies and gentlmen.This is Hayakuchi Kotoba!!」と掛け声をかけると音楽がスタートし、いかりやが指名した人が早口言葉を言っていく。
最初は「生麦生米生卵」が定番で、その後はいろいろな早口言葉を言っていく。「隣の客はよく柿食う客だ」「すももも桃も桃のうち桃もすももも桃のうち」などの定番のものが多い。テレビ画面ではテロップで言葉が表示される。ほとんどのゲストは真剣に取り組むが、前川清や細川たかしなどはゆっくりしゃべり(節回しをつけることもあった)、それもまた笑いを誘っていた。小柳ルミ子は近眼のため、間奏の時に、ボードに近づいて言葉を見ていった。その一方で、三船敏郎がチャレンジするといった、大胆な回もあった(ちなみに三船はボードに書いてあることを棒読みしてしまい、早口言葉ではなくなってしまっていた)。
わんダー・ドッグ
  • 早口言葉の順番
    • 1:加藤(見本)
    • 2:(ゲスト)(仲本がやる時もあった)
    • 3〜:(ゲスト)(人数と時間により様々な場合あり、順番が後になる程大物ゲストになる)
    • トリ:志村(ボイスチェンジャーで声を上げる)

脚注[編集]

  1. このときの振り付けが後年、「志村けんのだいじょうぶだぁ」などで志村演ずる変なおじさんの振り付けに転用されている。
  2. 2006年10月2日放送の『ネプリーグ芸能界超常識王決定戦』では加藤がチーム大御所のキャプテンとして出演した際、「すずめの子 そこのけそこのけ お馬がる」と片岡鶴太郎だけが間違えた。
  3. ライオンだけは40年以上にわたりこの枠での筆頭スポンサーを継続している。
  4. このギャグはスポンサーの承諾を受けて行っている。現在ではテレビ番組においてスポンサーを皮肉った行為を行った場合は、スポンサーや出演者自体の降板につながり、最悪の場合は番組打ち切りになるため事実上不可能である。
  5. 当時放送していた「ドリフ大爆笑」の神様コントから。
  6. 当時、いかりやがドリフメンバーの給料を決めていた。志村の給料が安い事により不仲になった事もあった。
  7. 正確には1回目で志村だけが「いかりやを〜」を、残りの生徒が「石橋を〜」と唱和する決まりとなっている。
  8. 8.0 8.1 8.2 8.3 8.4 『JNN50周年記念 8時だョ!全員集合SP』より。
  9. パトカーそのものは最終的に2階部分に突っ込んだ状態でそのまま立ち止まるため、床面への転落には至らず危うく難を逃れている。
  10. 実はこのフレーズも、同協会のCM内で使用されたため。
  11. この時は電気つけっぱなしになる。
  12. ただし、これは「全員集合」終了後に「ドリフ大爆笑」で復刻コントを行った際のこと。当時は権利問題等あってこのような演出はできなかった。
  13. TBSテレビ放送50周年記念盤収録『ドリフの華麗なる大脱走!!でも、何か変だナァー?(1984年6月9日放送)』
  14. 14.0 14.1 『ドリフ伝説最終章 8時だョ!全員集合 大笑いの4時間SP!』より
  15. 1989年10月11日放送「全員集合スペシャル」

関連項目[編集]

テンプレート:ザ・ドリフターズ

ウィキペディア無し small.png ウィキペディアにも「8時だョ!全員集合のコント」の項目が執筆されていましたが、削除されてしまいました