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東京福祉大学

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東京福祉大学は、東京都豊島区東池袋4-23-1に本部を置く日本私立大学である。2000年に設置された。大学の略称は東京福祉・東福大(とうふくだい)。

概観[編集]

大学全体[編集]

東京福祉大学は、2000年4月に群馬県伊勢崎市に開学した、福祉系の私立総合大学である。

現在は、法人本部(学校法人茶屋四郎次郎記念学園)を名古屋から、東京都池袋に移転させ、本部機能としての利便性及び機動性の向上を図った。2008年には池袋キャンパス・名古屋キャンパスを開設し、2014年4月には王子キャンパスの開設を予定している。

東京福祉大学は、通学課程・通信教育課程で運営されている。学校法人滋慶学園グループ運営する東京福祉専門学校(東京都江戸川区西葛西)とは、一切関係がない。

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

東京福祉大学では、「理論的・科学的能力と実践的能力を統合した社会貢献」を建学の精神として制定している。その建学の精神に基づき、社会に貢献する人材の育成と、各分野の学問の発展と地域社会への貢献を目指すとしている。また、教育理念として、育成を目指す具体的な人間像を掲げている。

教育および研究[編集]

教育方針の大きな柱は、思考力と問題発見・解決能力を身につけたスペシャリスト育成を目的に「双方向対話型」と「グループ討議」を基本とする教育方法を授業に多く導入することである。2000年4月の開学以来、こうした教育方針や建学の精神の実現に向け、

  1. 担当教員によるシラバス作成の義務化
  2. 学生による授業評価の実施
  3. 教員の年次勤務評価制度の施行
  4. FD(ファカルティ・ディベロプメント)の推進
  5. 教員の任期制と7年後のテニヤ(終身雇用保証)審査・取得制度の導入
  6. 学生の成績評価にあたりGPA(Grade Point Average)制度の導入
  7. アカデミックアドバイザー(担任・学業相談員)制度の導入
  8. 教員のオフィスアワーの設定

などを導入している。

2011年3月の日本高等教育評価機構からの認証評価では、「アカデミック・アドバイザー制度」による社会福祉士並びに精神保健福祉士といった国家資格の高い合格率をあげていること、就職目標を明確にし、高い就職率を実現していることが評価された。その一方、大学の最高意思決定機関である「教育研究評議会」が学則に明記されていないこと、文部科学省に指摘された理事の欠員について補充されず、却って欠員が増加していること、理事会に重要案件が諮られていないこと、2000年の開学以降、全学的な自己点検評価がなされていないこと、教養教育の責任体制が十分と言えない。池袋キャンパスの教学条件が十分とは言えないことなどについて改善するよう指摘された。

文部科学省科学研究費補助金の平成24年度の採択件数は、新規採択と継続分を合わせて13件、1,352万円(間接経費を含む)となっている。

沿革[編集]

略歴[編集]

東京福祉大学は、2000年群馬県伊勢崎市に開学した。その後、2006年短期大学部を、同じく群馬県伊勢崎市に開設した。

年表[編集]

  • 2000年 東京福祉大学が群馬県伊勢崎市に開学。系列校主催だったアメリカ夏季短期研修(ハーバード大学フォーダム大学)がこの年(第20回)より共同開催となる。
  • 2001年 東京福祉大学公開講座が開始される。東京福祉大学学園祭"千輝(きらら)祭"スタート。
  • 2002年 東北で初となる通信教育部設置。筋ジストロフィーの通信教育入学希望者とのトラブルが報道され社会問題化した。
  • 2003年 大学院社会福祉学研究科開設。
  • 2004年 中国黒竜江大学への短期留学スタート。社会福祉学部にて保育士の養成がスタートする。
  • 2005年 社会福祉学部保育児童学科開設。
  • 2006年 中国短期留学が年2回となり、訪問先が海南島(海南師範大学)と上海(上海師範大学)となる。短期大学部こども学科開設。大学院社会福祉学研究科の池袋サテライトキャンパスの夜間・土曜通学がスタート。韓国京東大学と教育提携、翌年から韓国短期留学がスタートする。
  • 2007年 法人名称が学校法人東京福祉大学から学校法人茶屋四郎次郎記念学園になった。教育学部教育学科開設。大学院社会福祉学研究科児童学専攻開設。
  • 2008年 池袋キャンパス・名古屋キャンパス開設。大学院心理学研究科が社会福祉学研究科から独立。専門職対象の公開講座がスタート。2008年からは、特別支援教育についての専門講座を実施。翌年から、保育専門公開講座を開始。韓国青州大学院と大学院社会福祉学研究科の学術交流開始。
  • 2009年 新学長に相澤英之が就任。名古屋キャンパスの第1回文化祭"文化発表会"を開催。インターネットを使った大学院学習システム「moodle」を導入する。心理学部心理学科開設。
  • 2010年 東京福祉大学学園祭"千輝(きらら)祭"を池袋キャンパスでも開催。
  • 2011年 日本高等教育評価機構より、大学評価基準を満たしているか否かの判断を保留する判定がなされた。相澤英之に代わり松原達哉が新学長に就任。教育学研究科臨床教育学専攻修士課程開設。文部科学相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」が申請していた経営学部と大学院経営学研究科について、ともに「不可」とする答申を中川文部科学相に行った。教職員へのわいせつ行為で服役した元理事長を出所後に一時、事務総長として雇用したことを問題視した。大学院教育学研究科開設。
  • 2014年 王子キャンパスを開設、心理学部が移転。

学部新設の不認可[編集]

東京福祉大学は経営学部経営学研究科を新設する方針を打ち出し、文部科学省に設置申請を行うなど手続きを進めていた。しかし、2011年12月文部科学省大学設置・学校法人審議会は、東京福祉大学の管理運営体制を問題視し、申請を不可とする答申を発表した。管理運営が問題視され学部新設が認められないという、日本の大学としては史上初めての事態となった。

東京福祉大学は総長が強制猥褻罪で逮捕、実刑判決を受けた際、今後は当該人物を大学経営には関与させないと発表した。文部科学省に対しても同様の内容を報告をしており、大学の公式ウェブサイト上でも「本学の経営や教育に関与することはない」と謳っていた。しかし、実際には、当該人物を服役後に事務総長として雇用し、総長時代と同額の給与を支払っていた。さらに、当該人物が在籍する企業に業務を委託するとの名目で、当該人物個人の口座に約2000万円が支払われていた。さらに、当該人物が事務総長を退任したあとも、法人名義のクレジットカードをそのまま使用させており、その利用額は約280万円に及んでいた。このような状況について、文部科学省大学設置・学校法人審議会は「文部科学省への報告や社会への説明に反して元理事長を法人運営に関与させてきていることや、本設置認可申請後に及んで学校法人として不適切な管理運営が行われていたことが確認された」と結論づけた。そのうえで、「元理事長が学校法人や設置校の運営にいかなる関与もしないことが実質的に担保され、『学校法人にふさわしい管理運営体制が整えられていること』、『学校等の管理運営の適正を期し難いと認められる事実がないこと』と判断することはできない」と断じたうえで、経営学部や経営学研究科の新設を不可とする答申を打ち出した。

日本高等教育評価機構への平成24年度大学機関別認証評価の再受審を2011年9月に申請したが、その後改善策の成果を得ることが難しいと判断し、24年度の再評価中止を機構に求めた。

元課長が1億円超着服。告訴せず懲戒解雇(2014年4月)[編集]

東京福祉大を運営する学校法人「茶屋四郎次郎記念学園」(東京都豊島区)の元総務課財務担当課長(61)が在職中に大学の運営費など計約1億1200万円を着服し、私的に流用していた。

学園の調査に元課長は金の使途の説明を拒んだものの着服は認めたため、2013年5月に懲戒解雇した。被害金は返還されておらず、学園は警視庁に相談したが、「刑事告訴をしても被害金を取り戻せる見込みがない」などとして最終的に告訴を見送った。

学園によると、元課長は2011年3月~2012年10月、大学の運営費などとして積み立てていた銀行の定期預金1億円を無断で解約。学園の普通口座に移し、計45回に分けて全額を引き出したほか、新校舎の用地購入に充てる予定だった資金約1200万円を着服した。2013年4月に定期預金残高がなくなっているのに気づき、調査した。

同大は2000年に開校。都内や群馬県伊勢崎市名古屋市にキャンパスがあり、社会福祉士精神保健福祉士国家試験で多数の合格者を出している。学園は「管理体制が未熟で責任を感じている。学生ら関係者におわびしたい」としている。

基礎データ[編集]

所在地[編集]

教育および研究[編集]

組織[編集]

東京福祉大学の通学課程を希望する場合、キャンパスを出願時に第3希望まで選択することが出来る。その後は入試で合格したキャンパスに、4年間通学する。また、東京福祉大学の通信教育課程では、通学課程とほぼ同じ学位、資格の取得ができるようになっている。

学部(通学課程)[編集]

  • 社会福祉学部 社会福祉学科 
    • 社会福祉専攻 社会福祉コース、学士(社会福祉学)(取得できる学位)、池袋・伊勢崎・名古屋キャンパス(出願時に選択)
    • 社会福祉専攻 介護福祉コース、学士(社会福祉学)(取得できる学位)、伊勢崎キャンパス
    • 精神保健福祉専攻、学士(社会福祉学)(取得できる学位)、池袋・伊勢崎キャンパス(出願時に選択)
    • 経営福祉専攻、学士(社会福祉学)(取得できる学位)、池袋・伊勢崎・名古屋キャンパス(出願時に選択)
  • 社会福祉学部 保育児童学科、学士(保育児童学)(取得できる学位)、池袋・伊勢崎キャンパス(出願時に選択)
  • 教育学部
    • 教育学科(小学校教諭専修、養護・保健科教諭専修、教育心理専修、英語科教諭専修、情報科教諭専修)、学士(教育学)(取得できる学位)、池袋・伊勢崎・名古屋キャンパス(出願時に選択)
  • 心理学部
    • 心理学科、学士(心理学)(取得できる学位)、王子・伊勢崎・名古屋キャンパス(出願時に選択)

学部(通信教育課程)[編集]

  • 社会福祉学部
    • 社会福祉学科
      • 社会福祉専攻(社会福祉・精神保健福祉・経営福祉コース)、学士(社会福祉学)(取得できる学位)
    • 保育児童学科、学士(保育児童学)(取得できる学位)
  • 教育学部
    • 教育学科(小学校教諭・養護教諭・英語科教諭・保健科教諭・情報科教諭・教育心理コース)、学位(教育学)(取得できる学位)
  • 心理学部
    • 心理学科、学士(心理学)(取得できる学位)

大学院[編集]

  • 社会福祉学研究科
    • 社会福祉学専攻修士課程(通学・通信)・博士課程(通学)
    • 児童学専攻修士課程(通学・通信)
  • 心理学研究科
    • 臨床心理学専攻修士課程(通学・通信)・博士課程(通学)

短期大学部[編集]

  • 短期大学部
    • 子ども学科(通学・通信)、短期大学士(こども学)(取得できる学位)、伊勢崎キャンパス(通学課程開講キャンパス)

附属機関[編集]

  • 赤城山研修センター
  • 研修センター
  • 付属臨床心理相談室

学生生活[編集]

2009年、昨今の経済不況により、保護者の失業や家計の急変等で大学進学をあきらめざるを得ない本学受験生に対し、初年度納入金の分割と延納を入学後の7月末まで認める学資延納特別制度をスタート。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者組織[編集]

  • 東京福祉大学同窓会

大学関係者一覧[編集]

交通アクセス[編集]

池袋キャンパス(本館)[編集]

王子キャンパス[編集]

名古屋キャンパス[編集]

名古屋キャンパス広報センター[編集]

伊勢崎キャンパス[編集]

対外関係[編集]

地方自治体との協定[編集]

2007年、伊勢崎市内の小・中学校にて、放課後や夏休みを利用して本学学生がボランティアを行なう「ボランティア・チューター制度」をスタートした。

2008年、伊勢崎市教育委員会との協定が結ばれる。

系列校[編集]

公式サイト[編集]

テンプレート:財団法人私立大学通信教育協会