大内万里亜

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大内 万里亜
殺害された森 外茂子さん

大内 万里亜(おおうち まりあ)とは、2014年12月7日愛知県名古屋市にてエホバの証人の勧誘で訪問してきた森 外茂子(ともこ)さん(77)を斧で殺した殺人犯、名古屋大学理学部の1年生、サイコパスである。

仙台市立上杉山中学校聖ウルスラ学院英智高等学校卒。

事件概要

名古屋市昭和区アパートの一室で2015年1月27日、女性の遺体が見つかり、愛知県警捜査1課と千種署は、この部屋に住む名古屋大学の大内 万里亜(19)が殺害を認めたため、殺人の疑いで緊急逮捕した。

殺されたのは同市千種区春里町2の無職、森 外茂子(ともこ)さん(77)で、大内を宗教団体に勧誘したことをきっかけに知り合ったばかりだった。調べに対し、「人を殺してみたかった」と供述している。

大内は2014年12月7日昼ごろ、アパートの1階の自室で、森さんの頭を手おので殴るなどして殺害した。森さんの首にはマフラーが巻き付けられており、県警は大内がおので殴った後、首を絞めた可能性があるとみて、司法解剖をして詳しい死因を調べる。

県警によると、森さんが帰宅しないことを心配した夫(81)が事件当日夜に千種署に届け出た。捜査員が行方を捜したところ、森さんと最後に会っていた人物として大内 万里亜が浮上。2人は事件当日に近くの宗教施設で会い、その後、2人で大内の部屋に向かったとみられる。

大内 万里亜は翌日から実家に帰省していたが、1月26日夜に名古屋に戻ってきたため、27日朝から同署で事情聴取。その際、部屋を見せることを拒んだため、署員らがアパートまで同行し、森さんの遺体を発見した。部屋は1Kで、森さんは浴室の洗い場に衣服を着たまま倒れていた。頭には殴られたような痕が複数あった。凶器とみられる手おのが室内から見つかり、部屋には複数の血痕が残っていた。

おのは「人を殺したくて中学から所持」

名古屋市昭和区で名古屋大学の大内 万里亜(19)が同市千種区、無職・森 外茂子さんを殺害したとされる事件で、大内は、凶器に使ったとみられるおのについて「人を殺したくて中学生の頃から持っていた」と供述している。

「おので殴っても生きていたのでマフラーで首を絞めた」と説明していることも判明。愛知県警は、大内が以前から殺人に関心を募らせ、強い殺意を持って犯行に及んだとみて経緯や動機などを調べている。

森さんの頭頂部や側頭部には殴られた痕が数か所あり、おのはアパート居室で見つかった。首には森さんのマフラーが巻かれ、絞められた痕跡があった。28日の森さんの司法解剖で、死因は窒息死の可能性が高く、頭には6か所、殴られたような傷があり、うち3か所が骨折していたことが判明した。

遺体撮影か。携帯に画像データ

殺人で逮捕された名古屋大の大内の携帯電話に森さんの遺体とみられる画像データが残っていた。愛知県警がアパートから押収した携帯電話を解析しデータを確認。大内がカメラ機能を使い撮影したとみられる。県警は画像を撮った目的や撮影時の状況を調べる。

また、森さんが殺害されたとされる2014年12月7日に短文投稿サイト「ツイッター」に「ついにやった」と書き込んだ人物を、逮捕された大内と県警が断定した。

捜査関係者によると、薬品に関して書き込んだ内容が供述と重なっていたため、県警がサイトへのアクセス記録を調べていた。過去の殺人事件で逮捕された人物への共感を表明する書き込みもあった。

森さんの遺体は発見時、首にマフラーが巻かれて浴室の床に横たわっていた。携帯電話や財布が入った森さんのかばんは部屋の収納スペースから見つかった。財布は現金が入ったまま手つかずで放置されていたとみられる。県警は、現場の状況から、事件の目的が殺人行為そのものだったとの疑いを強めている。

人物

知人らによると、大内 万里亜は、名古屋大学内の部活動でムードメーカーとして活躍。普段は静かだが、感情の起伏が激しい一面もあった。薬品の知識を周囲に力説することがあり、「ハムスターを購入して、自分で作った薬品を投与して効果を試した」と周囲に話していたという。

大内 万里亜の東北地方の実家の近隣住民らによると、大内 万里亜は両親と妹の4人家族で、数年前に新築の一軒家に引っ越してきた。近所の男性(67)は「明るく円満な家族という印象。お姉ちゃんはよく自転車で出かける姿を見た。事件を起こすような子には見えない」と驚いた様子。近くの女性(82)は「両親は共働きで、子ども2人で家にいた。回覧板を回すとニコニコして『ありがとう』と言ってくれる子だった」と話した。

女性殺害、名大女子学生の残忍犯好き。ツイッターに「酒鬼薔薇聖斗」、麻原彰晃、加藤智大らの名前

高齢女性を殺害した疑いで2015年1月27日に逮捕された名古屋大学の大内 万里亜(19)のものとみられるツイッターアカウントが発見された。事件当日には「ついにやった」との書き込みもあり、愛知県警は関連を詳しく調べている。

残されているツイートからうかがえるのは、大量殺人事件や残忍な少年犯罪事件に対する強い関心だ。

大内 万里亜は2014年12月7日、自宅アパートで名古屋市千種区の無職・森外茂子さん(77)の頭をおので数回殴るなどして殺害した。調べに対し「1人でやった」と容疑を認め、「幼い頃から人を殺してみたかった」などと供述しているという。本人のものとみられているツイッターには12月7日に「ついにやった」と事件を示唆するような書き込みがあった。

大内 万里亜がツイートしたとみられる270件余りのツイートには、凶悪殺人事件に対する強い興味が顕著に現れている。

「今日は麻原彰晃が逮捕された日です」「今日は津山三十人殺し事件が起こった日です」などと事件発生日や逮捕日を知らせるだけでなく、「今日は加藤智大さんの誕生日です。皆さん祝いましょう」と秋葉原通り魔事件犯の誕生日をアナウンスする投稿まである。

とりわけ、神戸連続児童殺傷事件の犯人「酒鬼薔薇聖斗」に対しては強い思い入れがあるようで、「7月7日!!酒鬼薔薇聖斗くん32歳の誕生日おめでとう♪」とお祝い。酒鬼薔薇聖斗の発言などを紹介する「bot(ボット)」アカウントにもメッセージを送り、返信がくると「返信もらえた死ぬほど嬉しい」と喜んだ。

ツイッターユーザーとの会話では「自分は今でもオウム好きですよ」「宅間も良いが、自分は加藤智大のほうが好きかな」「好きな犯罪者が一致していますね」と殺人事件犯の「好み」で盛り上がることも少なくなかった。

自らの手で人を殺すことも意識していたようだ。2014年5月には「『死にたい』とは思わないけど『死んでみたい』とは考える。『殺したい』人はいないけど『殺してみたい』人は沢山いる」とツイートしていた。逮捕される夢や人殺しになる夢を見ることもあったという。

プロフィール欄には「名古屋大学理学部一年(今ここ)→名古屋大学大学院→自宅警備員→刑務所→拘置所」との記述があり、大学院卒業後に犯罪を犯すことも考えていたのかもしれない。殺人事件が起きる2日前には「名大出身死刑囚ってまだいないんだよな」ともつぶやいていた。

殺人関連の他には化学実験や薬品に関する投稿も度々あった。そもそも、ツイッターのアカウント名は毒性の高い「タリウム」を示すもの。ツイッターでも「試薬の魅力は少年犯罪にも引けを取らないからね」「例えば、硫酸タリウムの半数致死量は1g(成人男性)だろ?で、未開封の硫酸タリウム瓶には25g、つまり約13人分の生命が入ってるわけだ!それだけで神秘じゃないか」などと魅力を語っていた。

大内のツイッター

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高校時代に同級生に毒を盛り重度の障害を負わせていた

名古屋市千種区の無職、森 外茂子さんが殺害された事件で、愛知県警に殺人容疑で逮捕された名古屋大学の大内 万里亜が「高校時代に友達に毒を飲ませた」という趣旨の供述をしていることについて、大内 万里亜が通っていた聖ウルスラ学院英智高等学校の校長が28日、記者会見し、同じクラスだった男子生徒が薬物の影響とみられる症状で入院していたことを明らかにした。

大内の関与は不明だが、男子生徒は視力が低下するなどの障害が残ったという。

校長の説明によると、男子生徒は2012年6月中旬ごろ「体がだるい」と訴え、欠席が増えた。その後一時的に回復したが、同10月には視力が低下するなどして入院。医師は「薬物が原因の可能性がある」と指摘し、事件性が考えられることから警察に通報したという。

警察は理科室などの薬品を調べたが、生徒の体から検出された薬物は見つからなかった。また学校は生徒の自宅や通学路も点検したが、不審な点は見当たらなかった。

男子生徒は同12月5日に休学し、翌年7月に復学したが、自由に体を動かすことができなくなったこともあり、2014年3月に特別支援学校に転出した。

校長はこれらの出来事を公表しなかった理由について「在校生に動揺を与えたくなかった」と説明した。

高校時代に別の生徒にも毒(2015年4月)

名古屋市昭和区アパート2014年12月、同市千種区の森外茂子さん(当時77歳)が殺害された事件で、愛知県警殺人で逮捕した名古屋大学の大内 万里亜=鑑定留置中=が宮城県の私立高校在学時、猛毒のタリウムの中毒とみられる症状で視力が低下した同級生の男子生徒とは別に「もう1人にも毒を飲ませた」という趣旨の話をしている。愛知、宮城両県警は立件の可否を慎重に検討している。

高校などによると、男子生徒は2012年6月ごろから体調を崩し、同10月には視力が低下するなどして入院。タリウム中毒とみられ、両県警は傷害容疑での立件を視野に、大内の関与について調べている。大内は毒を飲ませた相手として、男子生徒とは別人の名前も挙げている。この人物も心身の不調を訴えたとされる。ただ、男子生徒の事件と違い、裏付ける証拠が少ないことから、両県警は慎重に捜査を続けている。

大内は1月27日、森さんを殺害したとして、殺人で逮捕された。「人を殺してみたかった」と容疑を認めており、自宅アパートからはタリウムとみられる薬物が押収された。名古屋地検2月12日責任能力の有無を調べるための鑑定留置を開始した。期限は5月12日

「焼死体見たかった」大内を再逮捕へ

2014年12月に愛知県名古屋市で女性(当時77)を殺害したとして逮捕された大内 万里亜(19)が、事件後、実家近くの宮城県仙台市内の家に放火し、警察は2015年6月5日にも放火と殺人未遂の疑いで再逮捕する方針を固めた。

大内は2014年12月、名古屋の自宅アパートで知人の女性を殺害し2015年1月に逮捕され、仙台の高校時代に同級生2人にタリウムを飲ませて殺害しようとしたとして、5月に再逮捕されている。

名古屋で女性を殺害した後、大内は実家のある仙台に帰省していたが、その際、実家近くの家に放火をした疑いが強まったとして、警察は5日にも放火と殺人未遂の疑いで再逮捕する方針を固めた。大内は「焼死体が見たかった」などと話した。

関連項目