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北陸放送 株式会社
Hokuriku Broadcasting Co.,Ltd.
種類 株式会社
市場情報
略称 MRO
本社所在地 日本の旗 日本 
石川県金沢市本多町3-2-1
電話番号
設立
業種
事業内容
代表者 代表取締役社長 京村英二
資本金 1億8千万円
売上高 40億5811万円(2013年3月)
総資産 98億6618万円(2013年3月)
従業員数 112人(2013年3月)
決算期
主要株主 株式会社北國新聞社(9.76%)
株式会社北國銀行(5%)
株式会社TBS企画(4.4%)
主要子会社 株式会社北陸アイティエス
株式会社北陸スタッフ
関係する人物
外部リンク http://www.mro.co.jp/
特記事項:

北陸放送株式会社ほくりくほうそう)は、石川県放送対象地域として中波放送AM放送)とテレビジョン放送をする特定地上基幹放送事業者である。 略称はMRO

概要[編集]

ファイル:MRO SNG Car.jpg
ハイビションSNG中継車(ベース車輌 いすゞ・エルフ

テレビはJNN系列。JNNにおける報道取材地域は、石川県および福井県嶺北地方(ちなみに嶺南地方は毎日放送の担当)。石川テレビ放送テレビ金沢、そして北陸朝日放送が開局するまでは、フジテレビ日本テレビテレビ朝日の番組を一部同時・時差ネットをしていた時期もあった。

JNN系列のない福井県嶺北地方(南越前町を除く)ではケーブルテレビなどを介して受信することが可能[1]チューリップテレビ開局前は、富山県呉西地方(高岡市砺波市など)でもテレビが直接受信されていた。[2]

ラジオはJRNNRNクロスネットであるが、かつてはJRNの単独ネット[3]で、深夜に『パックインミュージック』をネットしていた(クロスネット化後もしばらくの間ネットを継続)。

その歴史は古く、本州の日本海側では初の民間放送会社である。新聞社との関係については、開局当初は地元大手紙である北國新聞と関係が深く、社屋も隣接していた。現在の本多町へ社屋を移転後、1980年代になると、北國新聞・北陸放送のオーナーであった嵯峨家が北國新聞から追放されたことを期に関係は冷却化し、毎日新聞北陸中日新聞との関係を深めてきた。2005年以降になると、再び北國新聞との関係を取り戻している。2007年より北國新聞社社長・主筆の飛田秀一(現:同社会長・主筆)が非常勤取締役に就任した。

1997年のCM未放送問題に端を発し、周辺土地の不正取得等の不祥事が発覚し、これらについてオーナーである嵯峨家の関与が取りざたされ、嵯峨家は経営の実権から退いた。その後事態収拾のためTBS(東京放送)から社長を初めとする役員が派遣され、TBS系企業により株式の一部が取得されることとなる。

略称のMROは、金沢局のコールサインJOMRと、七尾局がかつて使用していたコールサインであるJOMO(現在は廃止)からきている。コールサイン由来ではあるが[4]、複数のコールサインを合わせた略称は、国内のテレビ局では唯一の例である。

新聞のテレビ番組表の局名表記はMROテレビあるいはMROと表記している。読売新聞福井県版(大阪本社管轄地域)では長年「北陸テレビ」と表記してきたが[5]2011年7月24日地上デジタル放送移行に伴う紙面刷新に伴い他紙で主に使用されている「MROテレビ」に表記を変更した。「MROテレビ」としている理由は、「北陸放送」と表記するとANN系列の北陸朝日放送と混同するおそれがあるためと思われる。なお、北陸中日新聞と福井県内向けの中日新聞では1980年代前半頃は『北陸 MRO』と表記していた。

現在はイメージキャラクターとしてみらいちゃんを採用している。このキャラクターはMRO主催のイベントなどに着ぐるみで登場している。キャッチフレーズは「みらいへ、いっしょにMRO」

2006年7月1日地上デジタル放送を開始した。親局の周波数はUHF14ch、出力1kW。UHF帯のため、石川テレビ放送の本社構内送信所を共用している。

2008年10月1日の組織改正で福井県内の取材力強化のため、新たに福井支局を開設。また、ラジオ部門の制作力強化を図るためにラジオセンターを新設した。

所在地[編集]

本社
支社
支局
  • 輪島、七尾、加賀、福井(いずれも報道制作局報道部の所属)

送信所およびコールサイン[編集]

送信所
コールサイン
  • JOMR(ラジオ)
  • JOMR-DTV(テレビ、2006年7月1日以降)
    • JOMR-TV(アナログテレビ放送、2011年7月24日で運用終了)

役員・株主[編集]

代表者
主な株主

ここ数年の間に、筆頭株主が創業家で元会長の嵯峨逸平から、地元紙の北國新聞社に移行している。2011年3月31日時点の出資状況は下記の通り。[6]

  1. 株式会社北國新聞社 9.76%
  2. 株式会社北國銀行 5.00%
  3. 株式会社TBS企画 4.44%
  4. 株式会社大和4.09%
  5. 学校法人金沢学院 3.92%
  6. 電気興業株式会社 3.89%
  7. 北国総合リース株式会社 3.49%
  8. 日本電気株式会社 3.49%
  9. 石川県 3.33%
  10. 金沢市 3.19%

2006年3月末の有価証券報告書の記載では、嵯峨逸平が5.58%を保有する筆頭株主だったが、2006年9月末には4.75%を保有する第3位に下落している。さらに、2007年の9月末現在の有価証券報告書では、上位10人(10位で2.78%の持株になる)に記載がなく、この時点で持株は2.78%を下回ったことになる。対してこの間、北國新聞社の持株が増えている。

沿革[編集]

社史[編集]

  • 北陸放送十年誌』 - 1961年発行
  • 地域とともに四半世紀 北陸放送二十五年史』 - 1977年発行

ラジオ[編集]

ネットワークの移り変わり[編集]

ラジオ周波数[編集]

ファイル:MRO Radio Tower.jpg
ラジオ送信塔(エフエム石川も共用)
金沢本局
  • コールサイン:JOMR
  • 周波数:1107kHz(かつては700kc → 760kc → 1110kc (kc は kHz と同義)の周波数を使用)
  • 空中線電力:5kW
  • 送信所:野々市市押野
  • 技術情報
    • 送信空中線:124m四角鉄塔、基部接地型副導線式空中線(電気興業)、副導線12条
    • 送信機:MW-5A(ハリス)
    • 放送伝送回線:金沢本局局舎からVHF波送信出力50Wを3素子八木宇田1段1面にて受信
    • 送信局舎:鉄筋コンクリート
    • 非常用電源:自家発電装置S6B-PT2(三菱)50kVA
七尾局
  • 周波数:1107kHz(かつては1060kc → 1200kc → 1197kHz の周波数を使用)
  • 空中線電力:D1kW
  • 送信所:七尾市国分町
  • 技術情報
    • 送信空中線:73m円管柱、指向性はダウンリード式
    • 送信機:TM-2004T
    • 放送伝送回線:金沢本局局舎からVHF波送信出力50Wを5素子八木宇田1段2面で受信
    • 送信局舎:鉄筋コンクリート1階6m×9m
    • 非常用電源:自家発電装置10kVA
輪島局
  • 周波数:1107kHz
  • 空中線電力:100W
  • 送信所:輪島市釜屋谷
  • 技術情報
    • 送信空中線:50m円管柱、基部接地型副導線式空中線
    • 送信機:TM-2003
    • 放送伝送回線:放送波伝送用の輪島局のVHF波送信出力100mWを3素子八木宇田1段1面にて受信
    • 送信局舎:G式収容箱
    • 非常用電源:バッテリーフロート100AH
    • 備考:1984年8月正式運用
山中局
  • 周波数:1485kHz(かつては1560kc の周波数を使用)
  • 空中線電力:100W
  • 送信所:加賀市山中温泉水無山地内
  • 技術情報
    • 送信空中線:31m円管柱
    • 送信機:AMT-100(三菱)
    • 放送伝送回線:金沢本局局舎からVHF波送信出力50Wを5素子八木宇田1段1面で受信
    • 送信局舎:鉄筋コンクリート1階5m×6m
    • 非常用電源:自家発電装置2.5kVA
北陸放送ラジオ放送波伝送中継用局
  • 輪島局 - 金沢本局局舎からVHF波を受信、VHF波にて出力100mWで輪島局に向けて送信。輪島中継局のラジオ送信所では金沢本局局舎からの放送伝送回線が地形で受信できないための措置。

概要[編集]

ラジオ放送時間は月曜日未明の1:30 - 4:00を除く24時間放送。2005年9月までは5時基点だったが、同10月より4時基点[7]。放送終了時には西川章久による終了のアナウンスに続いて女性コーラスによる合唱「MROの歌」が流れる。また、第1日曜日には放送終了前に緊急警報放送の試験放送を行っている。

サービスエリアは北陸3県全域と岐阜県飛騨地方新潟県京都府の一部となっているが、遠くは兵庫県北部、鳥取県島根県の一部、北の方では、山形県庄内地方秋田県の沿岸地域の一部、北海道の日本海側にも電波が届いている。

新潟県の一部のうち下越地方中越地方では電波は届いているもののBSNラジオ本局(1116khz)と近接しているため、ほとんど受信は不可。なお、日曜日深夜(月曜早朝)にBSNがメンテナンスで放送休止後1時間程度は、新潟県でも安定して受信できる。

なお、この影響が輪島市北西部・珠洲市内など奥能登の一部でも確認されている。このため、特に内浦地区などの住民は、電波状況の良い隣県のKNBラジオも聴取している。

インターネット配信[編集]

2011年10月3日インターネットIPサイマルラジオ「radiko」に参加、同日12時よりインターネットを利用しての実用化試験配信が北陸地方のAMラジオ局としては初めて実施されることとなった[8][9]。石川県では北陸放送とエフエム石川が実用化試験配信を実施している。2014年4月1日より開始された「radiko.jpプレミアム」には、北信越地方のAMラジオ局の中で唯一対応している。

現在放送中の主な番組[編集]

放送時間は2014年4月時点。

自社制作番組[編集]

太字は生放送番組。

平日
土曜日
  • 番組ご意見番(毎月最終土曜 5:30 - 5:40、番組審議会での報告)
  • 石川公美のおしゃべりクラシック♪(8:15 - 8:30)
  • 福島彩乃のBe美ソムリエール(8:30 - 9:00)
  • モリラジ!(9:00 - 12:00)
  • 鼻毛の森のラジパラ乙(13:00 - 15:00)
  • 島津悦子の歌謡ナビゲーション(15:00 - 15:30)
  • シマちゃんのつるつるいっぱい(15:30 - 15:45)
  • あやか・Clubismガールのツンデレism(17:00 - 17:30/再放送:日曜 20:30 - 21:00)
  • ウィークエンド石川(17:30 - 17:45)
  • 有限会社タニカワ旅行社(20:30 - 21:00)
日曜日

ネット番組[編集]

ネット番組のうち、太字は同時ネット番組。

TBSラジオ制作[編集]
文化放送制作[編集]
ニッポン放送制作[編集]
その他[編集]
宗教番組[編集]

過去に放送した番組[編集]

自社制作番組[編集]

テレビ[編集]

ネットワークの移り変わり[編集]

サービスエリア[編集]

サービスエリアは石川県内のほぼ全域と富山県西部・福井県嶺北の一部。チューリップテレビが開局するまでは富山県内のJNNのニュース取材を北陸放送が行っていた。また、『ザ・ベストテン』などでは富山県内からの生中継も担当していた。『日本縦断クイズ合戦』が富山県で収録された際にも、MROが製作協力という形式で参加した。

放送チャンネル[編集]

ファイル:Kannondo TV-tower.jpg
北陸放送デジタル送信塔(写真右側)

リモコンキーID 6

本局
  • 金沢 14ch JOMR-DTV 1kw
中継局
  • 七尾 20ch 50W
  • 山中 28ch 0.3W
  • 羽咋 21ch 10W
  • 輪島 27ch 10W
  • 珠洲 14ch 30W
  • 舳倉 49ch 3W
  • 大聖寺 27ch 1W
  • 富来 27ch 3W
  • 東門前 27ch 1W
  • 能登鹿島 27ch 3w
  • 輪島町野 27ch 0.3W
  • 粟津 14ch 0.1W
  • 小松金平 27ch 0.05W
  • 小松尾小屋 27ch 0.05W
  • 塩屋 14ch 0.3W
  • 鶴来 27ch 0.3W
  • 鳥越 27ch 1W
  • 尾口 27ch 1W
  • 白山下 14ch 0.01W
  • 白峰 27ch 0.1W
  • 加賀東谷口 42ch 0.05W
  • 片山津 45ch 0.05W
  • 津幡竹橋 27ch 0.01W

アナログ放送概要[編集]

いずれも2011年7月24日の停波時点のもの。なお、石川県珠洲市内の中継局は、1年前の2010年7月24日で運用終了。

本局
  • 金沢 6ch JOMR-TV 映像3kW 音声750W
中継局
  • 志賀富来 5ch
  • 輪島町野 6ch
  • 能都 6ch(垂直偏波)
  • 輪島 10ch(垂直偏波)
  • 珠洲 6ch(垂直偏波)
  • 七尾 11ch(垂直偏波)
  • 門前 11ch(垂直偏波)
  • 羽咋柳田 12ch
  • 加賀山中 12ch
  • 輪島舳倉 38ch
  • 門前皆月 38ch
  • 穴水 38ch
  • 門前本市 41ch
  • 能美鶴来 41ch
  • 大聖寺 41ch
  • 能都姫 43ch
  • 鹿島 43ch(垂直偏波)
  • 金沢伏見ヶ丘 43ch
  • 金沢御所 43ch
  • 尾口 44ch
  • 七尾灘浦 45ch
  • 門前阿岸 45ch
  • 能都漆原 45ch
  • 白山瀬波 45ch
  • 羽咋 50ch
  • 加賀片山津 50ch
  • 金沢卯辰山 53ch
  • 小松粟津 53ch
  • 白山鳥越 53ch
  • 津幡南中条 55ch
  • 津幡竹橋 55ch
  • 金沢吉原 55ch
  • 小松尾小屋 55ch
  • 小松粟津 55ch
  • 小松金平 55ch
  • 門前暮板 56ch(垂直偏波)
  • 加賀東谷口 56ch
  • 能美鍋谷 56ch
  • 白山白峰 56ch
  • 志賀上棚 57ch
  • 加賀菅谷 57ch
  • 穴水甲 58ch
  • 穴水比良 58ch
  • 能登真脇 58ch
  • 能登鵜川 58ch
  • 珠洲狼煙 25ch
  • 珠洲大谷 41ch
  • 珠洲鈴内 25ch
  • 珠洲東若山 57ch
  • 珠洲若山 58ch(垂直偏波)
  • 珠洲森腰 40ch
  • 珠洲三崎 57ch
  • 七尾中島 58ch
  • 加賀大聖寺西 58ch(垂直偏波)
  • 白山下 58ch
  • 加賀片山津南 60ch
  • 内浦小木 62ch

現在放送中の番組[編集]

太字字幕放送

自社制作番組[編集]

ブロックネット番組[編集]

TBS系列番組[編集]

遅れネットおよび系列局制作の番組を掲載。

テレビ東京系列番組[編集]

その他の番組[編集]

TOKYO MX
※ラジオでも頻繁に放送。
民教協制作番組
UHFアニメ

過去に放送した番組[編集]

自社制作番組
その他
石川テレビ放送開局まで放送されていたフジテレビの番組
テレビ金沢開局まで放送されていた日本テレビ系の番組

※★印はテレビ金沢が開局してから同局に移行した番組。

その他
北陸朝日放送開局まで放送されていたテレビ朝日系の番組

※★印は北陸朝日放送が開局してから同局に移行した番組。

その他
途中から放送されたTBS系の主な番組
  • モーニングEye(1991年10月から放送。ネット前はテレビ朝日系の番組を放送)
  • 3時にあいましょう(1991年10月から放送。ネット前はテレビ朝日系の番組を放送)
    • 隣接する富山県のチューリップテレビでは、MROより1年早く上記2番組のネットを開局当初から開始したため、石川県の一部地域でもMROのネット開始に先立って視聴できたところあり。
  • わくわく動物ランド(1984年4月から放送。ナイター中継延長対応のため)
  • 料理天国(1980年10月より放送[14]
  • JNN報道特集(1982年10月から放送。ネット前はテレビ朝日系の番組を放送)

オープニング・クロージング[編集]

オープニング[編集]

現行
  • 海岸からの日の出の映像。
時刻表示はされず、JOMR-DTV 北陸放送テレビジョンと表示。中継局のロールスーパー表示はなし。最後に「きょうも、MROテレビでお楽しみください。」とテロップ表示。
(アナログ、2011年7月24日まで)時刻表示はなし、レターボックス表示。「JOMR-TV」「北陸放送テレビジョン 6ch」と表示後、中継局のロールスーパー表示。なお、オープニング前に地上アナログ放送終了告知画面(30秒、BGM付き)を放送していた。
過去
「JOMR-TV(以後二度繰り返し)北陸放送テレビジョン、今日の放送を開始いたします」というナレーションが入っていた。
ナレーションは三世代前と同じ。このオープニング終了後、すぐにさわやか合唱団の映像になる。この映像の最後には「デュワ~な気分で楽しい一日を。」のテロップをバックに本社が映し出される。
二世代前と同じであるが、ナレーションがなくなり、映像がハイビジョンに変更。

クロージング[編集]

現行
  • 石川県の四季の表情(桜並木→木場潟→白山山頂・室堂→竹林→ホタル→七ツ島→ライトアップされた兼六園)。
JOMR-DTV 北陸放送テレビジョンと表示。中継局のロールスーパー表示はなし。最後はアナログと同様であるが、JOMR-TVがJOMR-DTVになっている。
(アナログ、2011年7月23日の放送終了まで)レターボックス表示。「JOMR-TV」「北陸放送テレビジョン 6ch」と表示後、中継局のロールスーパー表示(24日の停波前のクロージングは中継局のスーパーなし)。最後に、画面左上に「JOMR-TV」、右下に「おやすみなさい」と表示。
過去
  • 1980年代頃 - 夜のMRO鉄塔と社屋
「北陸放送テレビジョン、今日の放送を終了します。JOMR-TV (以後二度繰り返し)」というナレーションが入ったあと、ビートルズストロベリー・フィールズ・フォーエバーのストリングス演奏をBGMに各中継局の一覧がロールアップしていた。
  • 1990年代前半頃 - 夜のMRO鉄塔と社屋
ほぼ四世代前と同じであるが、最後が夜の金沢城の映像となっている。これについては「怖かった」と思っている人がいたようである。JNN系列局のキー局TBSCBCRCCOBSでもかつては怖いエンディングが流れていた。詳細は各局の項を参照。
ナレーションは三世代前と同じ。なお、これに関しては、灯台が暗闇に浮かぶように見えることから「怖い」と思う人も少なくない。
  • 2005年頃 - 2007年頃 - 白山山頂からの夕焼け
オープニング同様、ナレーションがなくなり映像がハイビジョンに変更。

画面表示[編集]

時刻表示[編集]

月曜 - 金曜
  • 放送開始時および5:30 - 9:55 ※カスタム表示(赤色)、CM時などは標準表示(テレビショッピングでは表示なし)
  • 11:55 - 12:55頃 ※標準表示、ただしCM時は表示なし
  • 16:53 - 18:58 ※カスタム表示、ただしCM時は表示なし
土曜
  • 放送開始時および5:45 - 9:24 ※カスタム表示(赤色)
日曜
  • 放送開始時および6:00 - 9:52 ※カスタム表示(赤色)
  • 標準表示は白のゴシックであるが極端に小さい。現在は『あさチャン!』、土曜および日曜の『JNNニュース』(朝6時台)内の天気予報、CM時およびテレショップで使用されている(ゴルフ中継の場合も使用)。
  • 朝のカスタム表示は赤色で『あさチャン!』、『あさチャン!サタデー』、『はなまるマーケット』をはじめ朝の表示時間帯の番組はすべてカスタム表示(CMを除く。ただし、提供クレジット表示中の時は変わらない)であり、本局のチャンネルにちなみ、毎時6の付く時間帯(6分、16分、26分、36分、46分、56分)は6の部分が虹色になる。
  • 夕方のカスタム表示はオレンジ色で『Nスタ』・『レオスタ』で使われる(CM中は表示なし)。
  • 時刻の切り替えはアナログ放送が「クロスカット」、デジタル放送およびワンセグでは数字が横に回転する。
  • デジタル放送およびワンセグの時刻出しの位置は16:9対応。なお、2010年7月5日からはアナログ放送の全番組がレターボックス方式への移行に伴い、表示位置をレターボックス内の16:9に変更した(CM放送時などはアナログ4:3表示)。また、同日から早朝のテレビショッピング放送時には時刻表示を行っていない。
その他
  • 毎年6月第1土曜日の百万石まつりのメインイベントである百万石パレードの模様を生中継する際には、特別に13:30 - 17:28頃まで時刻表示を行う(標準表示)。

その他[編集]

  • 朝の時間帯では時刻表示のほかに天気テロップ(お天気ループ)も表示される。「かが」天気(降水確率→最高気温)→「のと」天気(降水確率→最高気温)の順番で表示。
  • JNN系列ということもあり、地上デジタル放送開始時からウォーターマーク(2008年7月24日以前は石川県の放送局で唯一。この日より石川テレビおよびテレビ金沢でも表示開始)を表示している。しかし、2008年5月24日から6月10日まで表示が消えていたことがあった。これはMRO内のウォーターマーク出力機の故障によるもので、同月11日から表示を再開した。MROのウォーターマークは16:9の画面右上にMROのロゴマーク。
  • 時刻表示装置はHD-SDIボードを接続したWindows XPが動作するパソコンで、Microsoft Visual Basic6で自社製作したプログラムを使っており、番組運行装置と連動して送出されている。「第61回 金沢百万石まつり」の中継ではTwitter表示機能を付加する試みも行っており、自社制作ならではの自由度の高いシステムになっている[15]

情報カメラ設置ポイント[編集]

石川県
  • 北陸放送本社屋上(ハイビジョン)
  • ポルテ金沢屋上
  • 徳光海岸(白山市、ハイビジョン) - 夏季設置
福井県

ケーブルテレビ区域外再放送実施局[編集]

福井県[編集]

アナウンサー[編集]

現職[編集]

男性
女性

かつて在籍したアナウンサー[編集]

男性
女性

アナウンサー以外の主な出演者[編集]

1985年の大改編とその影響[編集]

  • 1985年10月、それまで関係が深かった地元紙北國新聞との関係が薄れていく。『北国新聞MROニュース』で放送していた当時のニュースタイトルには北国新聞の文字が消えることになった。一番左に配列されていた北國新聞のテレビ欄も他の新聞同様に3番目(NHK教育テレビの横)に配列されることになった。また北陸放送の北國新聞での広告はこの頃から1990年頃まで全く掲載されていなかった。
  • また、その当時17時台に放映していたアニメ子供番組テレビ朝日の『ドラえもん』、スーパー戦隊シリーズ(当時は『電撃戦隊チェンジマン』)、メタルヒーローシリーズ(当時は『巨獣特捜ジャスピオン』)なども含む)の放映をほとんど打ち切り[18]、過去のドラマの再放送または日本テレビ・テレビ朝日系番組の関係で同時ネットできなかったドラマの遅れ放送に切り替わった。このため、石川県のアニメファンから打ち切りに対する抗議が殺到し、一部では署名運動にまで発展した。
  • さらにその後、16時台のドラマ(主に日本テレビとテレビ朝日の刑事ドラマ)を打ち切り、金沢三越が開店(1990年5月)する前の1988年10月(現在は閉店)からテレビ東京の『レディス4』をネット開始するなど不可解な編成もあった。
  • なお、この方針転換は、MROがドラマ枠を増やしたい意向だったのか、TBS等が自系列ドラマを多く放送する様にMROに求めたためなのか、テレビ朝日等のキー局やスポンサードネットの場合におけるネットスポンサーの都合なのかは一切わかっていない。経営面においてはこの前後の時期に前述の通り北國新聞との関係が冷却化し、毎日新聞北陸中日新聞との関係が強まっているが、それが編成にどう影響したのかについてもやはり不明である。
  • このため、テレビ金沢や北陸朝日放送が開局するまで、石川県全体のテレビアニメ本数が他県より少ないという事態が発生した。しかし、2008年9月末に前述の『レディス4』が終了し、アニメおよび特撮枠に切り替わり、23年ぶりに平日アニメ枠が復活した(ただし、遅れ幅が長いものが多い)。

2局時代の特徴と4局化以降の影響[編集]

その他[編集]

  • 北陸地方の民放テレビ局では老舗局であるが、現在ではJNN系列および日本海側の老舗民放テレビ局で自社制作比率が最も少ない[20]。また民放2局時代から自社制作番組は他局に比べても少なかった。
  • 石川県で民放テレビ2局時代、北日本放送(KNB)と親しかった。ラジオ・テレビ共に系列が異なり、かつ相手エリアで自社の系列局がなかったこともある。その蜜月ぶりは、石川・富山両県で相互乗り入れの話が浮上したほどだった。
  • JNN系列でかつラテ兼営局であるにもかかわらず、ローカルニュースの動画配信を全く行っていない数少ない局の一つである。
  • 「北陸」の名を冠しているためか、福井・富山両県の気象警報が発令・解除された際にも、その速報が画面上段に表示される(北陸朝日放送も同様)。
  • テレビ東京系列の番組が多く放送されている[21]。遅れネットのテレビ東京系列の番組宣伝が頻繁に放送されているだけでなく(TBS系列の番組内でも同様)、平日の16時台および土曜日・日曜日の午後の時間帯は同系列の番組が大半を占めている。
  • ラジオでの交通情報は、2010年4月改編により平日の7時台に新設されたものの、平日の最終の放送時間が12時台となり、ラジオの県域放送局としては全国で最も早く終了する[22]。また、夕方の時間帯には放送時間が設定されていない。
  • かつては石川県内の公立高校の合格発表にあわせて、合格者の名前などをテレビで放送していたが、個人情報の保護の観点から、現在は終了している(テレビ金沢も同様)。
  • 地域で最初の民放テレビでは珍しくないが、かなり昔から変わりなく流しているCMが多い。反面、CMの特徴は番組内でのCM明け前やステーションブレイク終了間際にパチンコ店(あるいはパチンコ台やメーカー)のCMが放送されやすい点にある。特に『あさチャン!』、『あさチャン!サタデー』、『報道特集』などの報道・情報番組内のCMでは前述の傾向が強くなる。また、ケーブルテレビにおける区域外再放送もあることから、福井県内の企業のCMも流れている。
  • 創価学会のCMは、石川テレビのケースと同じく、ニュースや天気予報のスポンサー枠には流れないものの、スポットとしては放映されている。
  • かつてはハウス食品のCMが多く流れていた。しかし、1997年のCM未放送事件以降少なくなっている(事件発覚後は放送を停止していた時期もあった)。また、多くのテレビ局で放送されている興和(キャベジンコーワなど)のCMは1998年8月頃から開始している。ラジオCMではACジャパンのスポットCMがフィラーとして多用される。
  • 本社設備のうち、テレビ用の設備としては最低限の整備に留まっている。スタジオは2つあるものの、副調整室(サブ)は第1スタジオのみであり、典型的な地方の小規模放送局の設備といえる。[23]
  • 見学コースが用意されており、学校の遠足コースに入れられることも多い。また、生放送のラジオ番組のうち、『げつきんワイド!おいね★どいね』・『モリラジ!』・『鼻毛の森のラジパラZ』においては、北陸放送ホームページにあるライブカメラでスタジオ内を見ることができる(ただし、ストリーミング配信ではなく、1分おきの更新)。
  • MROラジオと同じ民放であるエフエム石川でMROテレビの番組宣伝CMが放送されることがある(16:00前の40秒間)。ただし、MROのアナウンサーが読み上げているCMではない。
  • 同じくTBS系列に属する毎日放送が主催して毎年12月第1日曜日に開催されてきている「サントリー1万人の第九」で、同局が制作し放送している当該催事に係るドキュメンタリー番組(地上波向け制作分)の、公式に発表されている放映局(JNN基幹局5局など)を除いて放映前例を持つ民放局の一つでもある(ただし遅れネットでの放送)。少なくとも2008年以降毎年放映されている。
  • 2010年に、南アフリカ共和国で開催の2010 FIFAワールドカップのラジオ中継に関して、日本戦について中部地方では愛知国際放送(RADIO-i、現在は廃局)とともに、JRNNRN系列では宮崎放送(MRT)とともに、それぞれ放送が行われなかった。[24]
  • 韓国ドラマについては、2009年7月より平日午後に放送されていたが、2011年10月改編によりTBS系列ドラマの再放送に切り替えられたため、事実上打ち切られた。

関連企業[編集]

その他の石川県の放送局[編集]

脚注[編集]

  1. 2011年7月24日の地上デジタル放送完全移行までは一部地域でのテレビの直接受信も可能だった。
  2. また、アナログ放送終了前はケーブルテレビ局の区域外再放送により視聴可能な地域があった。
  3. 隣県・富山県北日本放送がNRNの単独加盟で、実質的には富山・石川の両県を準広域圏とみなしていた。
  4. 現在、略称にコールサインを使用しているテレビ局には、フジテレビ(CX) - JOCX-DTV、テレビ朝日(EX) - JOEX-DTV、テレビ東京(TX) - JOTX-DTV、TOKYO MX(MX) - JOMX-DTV、仙台放送(OX) - JOOX-DTV、ミヤギテレビ(MMT) - JOMM-DTV、新潟テレビ21(UX) - JOUX-DTV、とちぎテレビ(GYT) - JOGY-DTV、四国放送(JRT) - JOJR-DTV、岡山放送(OHK) - JOOH-DTVがあげられる。
  5. 1972年頃の北日本新聞では「北陸」と表記されていた。また福井新聞でも、1981年頃は「北陸テレビ」と表記されていた。
  6. 北陸放送株式会社 2010年4月1日 - 2011年3月31日期 有価証券報告書
  7. 他地域では放送終了時間を早める傾向がある中、MROではアニラジ番組等を増やした関係で地方局では珍しく放送終了時間を遅らせている(2011年9月までは月曜0:00で放送を終了していた)。
  8. 新たに4地区/7局が参加し、さらにエリア拡大PDF  - radikoプレスリリース 2011年9月15日
  9. radikoのPCサイト、FacebookやTwitterと連携 「双方向コミュニケーション増幅」 - ITmedia 2011年9月15日
  10. 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 10.5 平日午後に集中放送。
  11. 途中打ち切り後も初笑いマンガ道場のみテレビ金沢開局までネット。
  12. ただし、「目がテン」は1989年10月にスタートしたため、最初の半年間のみ放送。
  13. 橋掛人』は石川県では未放送。
  14. シャープ スターアクション!』の後番組としてネット開始。また、同時期にやはり『スターアクション!』をネットしていたSBCでも料理天国のネットを始めている。
  15. 上野幸太郎・穴太健介「『第61回金沢百万石まつり』生中継における、時計スーパーPCを利用したTwitter メッセージの送出」、『放送技術』第66巻(2013年3月号)、兼六館出版、2013年2月。
  16. 南越前町ケーブルテレビ嶺南地方と同様、毎日放送の区域外再放送を実施している。
  17. アナログ時代は富山県の一部のケーブルテレビ局でも再送信されていたが地上デジタル完全移行までに再送信が廃止された。
  18. キン肉マン』のみ日曜朝へ移動して継続、『ドラえもん』など一部番組は石川テレビへ移行。
  19. ゴールデンタイム・プライムタイムでの同時ネット・スポンサードネットの番組も多く、ニュース以外の番組編成は事実上トリプルネット状態だった。
  20. 他の老舗局では西日本放送テレビ秋田放送日本海テレビジョン放送(いずれもNNNNNS系列)が自社制作比率が少ない局とされている。またJNN系列で自社制作比率が少ない局は、MROの他にテレビユー山形チューリップテレビあいテレビと、いずれも平成新局のみである。
  21. 『日本民間放送年鑑2010』において、2010年4月5日から11日までの総放送時間に対するテレビ東京系列の割合は9.2%。なお、前述の期間内では富山テレビ放送が9.4%と割合が一番多い。
  22. 日本道路交通情報センター 交通情報タイムテーブル(石川県)
  23. 第2スタジオは、第1副調整室のアナウンスブースを改装し、簡易セットとカメラなどの機材を常設している。このため本来の用途である「第1スタジオのアナウンスブース」としても使用されている。なお、定時ニュースなどで「スタジオ」として使用する際は、主調整室の「マスターサブ」から駆動する。
  24. なお、ここでの中部地方とは東海・北陸・甲信越地方を指している(ジャパンコンソーシアムも参照)。

外部リンク[編集]

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