ネットワークセールス枠

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ネットワークセールス枠(ネットワークセールスわく)とは、民放におけるテレビ番組ラジオ番組編成で、ネット番組(全国ネットやブロックネット基幹局のみネットなど)において、ネット局共通でスポンサーが付くようなスポンサー枠販売が行われている、スポンサーが1社以上付くか、ネット局共通のスポンサーが全く付かないもののネット番組が強制されている(特にJNN系列の排他協定)枠を指す。

概要

ネット局共通のスポンサー(ラジオ36局ネットの「オールナイトニッポン」の場合は「協賛スポンサー」)[1]が1社以上付く番組は「スポンサードネット」と呼ぶ。番組制作局が番組制作局以外の放送局(1放送局以上)へネット放送を依頼する形である。また、企業名を冠した冠大会の実況中継で、2局以上のネットが組まれる場合は必然的に当枠となる。

企画ネット番組やCMのみをネットしてローカル番組(もしくはローカルコーナー)への差し替えが行われる場合、共同制作番組もネットワークセールス枠である。

ネットワークセールス枠は、番組販売取り引きがない(ネット局は番組を買わない)代わりに、「ネット保証金」が番組制作局(又はネット局共通のスポンサー)からネット局に支払われる。全国に放送されるかどうかはネットスポンサーの次第となり、スポンサーの数やスポンサー・制作放送局の経営規模や意向によっては系列内であっても特定の放送局(最低の場合制作局+他1放送局のみ。例として「ベリキュー!」・「よろセン!」など。)のみにネットワークセールス枠を実施し、それ以外の放送局にはローカルセールス枠(こうなった場合は系列内でも番販ネットや非ネットが発生する)となる場合がある(「レディス4」の様に系列外にもネットワークセールスを実施する番組もある)。共同制作番組の場合、番組制作費は制作局同士で均等負担、CM収入は制作局同士で均等配当の形が取られる事がある。また、ネット保証金が少額の場合はネットスポンサーにパーティシペーションを加えてCM収入を補完するケースもある(ネットスポンサー以外のCMが挿入される場合、これである場合が多い。)。

ネットワークセールス枠であっても、ネット局すべてが同時ネットになるとは限らず、遅れネットとなる場合がある(例としてラジオの平日日中の5〜15分程度の帯番組や、関西地区などで主に夜11時台に独自に番組を制作している場合、1時間程度の遅れネットとなるケース、ローカルでのプロ野球中継差し替えに伴う後日放送など。ただし、ローカルでのプロ野球中継差し替えに伴う後日放送はネットセールス枠のスポンサーがそのままプロ野球中継に組み込まれ、遅れネットなる通常のネットセールス枠の番組はパーティシペーションとなるケースがほとんどである)。

関連項目

脚注

  1. ネット局によっては制作局のスポンサーと異なる場合があっても、制作局のスポンサーと同一の企業グループであれば、これらもネットワークセールス枠となる。
ウィキペディア無し small.png ウィキペディアにも「ネットワークセールス枠」の項目が執筆されていましたが、削除されてしまいました