うちのトコでは

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うちのトコでは』は、もぐらによる日本漫画作品。略称は『うちトコ[1]県民性を題材とした漫画。著者のサイト内で描かれている『四国四兄弟』が始まり。単行本は飛鳥新社から出版された。

本項では基となったwebコミック『四国四兄弟』および本書に登場するキャラクターを使用した同じ作者によって描かれた書籍『見とこ、行っとこ、トコトコシリーズ』についても扱う。

内容

都道府県を、県民性や歴史に合わせて擬人化している。原則として1都道府県につき1人であるが、兵庫県はその成り立ちから地域ごとの地理・歴史・文化の違いが大きいため5人に、また岐阜県も地域による県民性の差が激しいため複数に分割されている。いずれも基本的にイメージ先行のフィクションである。

サイトで掲載されていた4コマ漫画、短編漫画、イラスト等が多く掲載されているが、一部手直しが加えられている(描き下ろし作品もあり)。各都道府県紹介の漫画はオリジナルである。

長編・中編漫画

各巻には上記の漫画のほか、長編〜中編の漫画がそれぞれ掲載されている。

1巻の「夢の架け橋」は、元々は本書籍発売前のサイトに掲載されていた漫画に一部加筆、修正を加えて収録されたものであるため、事実および解釈が間違っている部分やストーリーの進行上不自然な点[2]が随所に見られる。なお、2巻以降の作品は全て本書籍のための描き下ろしで、作品によっては作者が現地に取材に行っている為、事実や解釈が間違っている部分やストーリーの進行上不自然な点はあまり無い。

夢の架け橋
1巻にて収録された長編漫画。神戸が主人公。前編と後編に分かれている。内容は瀬戸大橋やしまなみ海道を含む本四連絡橋の建設過程を、神戸による明石海峡大橋の立案から開通までの歴史を主軸に描き、終盤には開通直前に発生した阪神・淡路大震災に関するエピソードも絡めている。後編には一部本編から外れた東京と愛知が主役の日米貿易摩擦のエピソードも入っている。
おいでよ、よさこい!!
2巻にて収録された中編漫画。高知が主人公。内容は高知のよさこいが、北海道のYOSAKOIソーラン以降YOSAKOIとして全国展開されていく様子とそのことに対する高知の葛藤を描いている。本編の合間におまけ4コマ漫画が4本挿入されている。
受け継いでいく宝
3巻にて収録された中編漫画。島根が主人公。内容は島根の石見銀山世界遺産に登録されるまでの過程を、島根と県民の女性[3]とのドラマを交えて描いている。

また、サイトに掲載されている長編〜中編の漫画は幕末など歴史的な事柄を扱ったものが多い。また、毎年年末から翌年の春頃にかけて全キャラが登場する正月漫画(主に新年会の準備ネタ)が集中掲載される(1年ごとに更新)。

キャラクター

Comment 各キャラクター(特に愛知や丹波)の性別を修正する際は、はっきりとした出典を(公式のリンク付きで)付けて下さい。個人的な観点で性別を変える行為は、絶対にしないで下さい。
  • 補填のために、一部サイト内の漫画内容も含めて紹介。
  • 主に登場するキャラクターは50人(岐阜・兵庫以外の45都道府県に1人ずつ+兵庫県5人)+α(岐阜)。50人の性別は、男性31人・女性17人・性別不明(愛知・丹波)2人。岐阜は男女共に複数いる。なお、サイト内のキャラ紹介では、「性別はご想像にお任せします。」とされている。
  • 作中で登場するキャラは都道府県の代表でもあるので、公務員として仕事をこなしている場合も多く、各地域ごとに(話によっては別の地域のキャラも参加して)会議を行うシーンや、地元の都道府県民から要望や文句を言われるシーンもある。また、医師も兼務している徳島や、女子高生でもある新潟のようなケースもある。
  • 各都道府県の性格並びに関係はあくまで本書内(各県民性最大公約数として抽出しステレオタイプで強調)のものであり、実際の県民性(特に地域ごとの県民性)と異なる場合がある。
  • 年齢や身長、性別などの設定は本書内でのキャラとしての外見、精神年齢であり、実年齢ではない[4]
  • 「旧名」は主に歴史長編シリーズにおける主な配役。

北海道

北海道
男性。22歳。身長180cm。
おおらかな性格で合理的、過去の因習にこだわらない開放性を持つ。自由で前向きで人懐っこく素直な性格だが鈍感でサービス精神が低い。おっとりしている。ほぼ亜寒帯なため冬場のエコや省エネには関心が薄い。お人よしで意外に天然ボケ体質。面積が広いせいか距離感覚では東京と大阪の間が近く感じる程。沖縄と仲が良い。北海道以外の本州等を「内地」と呼ぶ。イモといえばジャガイモ。「おいでよ、よさこい!!」では準主人公。

東北家族(東北地方)

青森県
男性。18歳。身長175cm。旧名は「津軽」。
極度の人見知りで照れ屋だが、東北・北海道のグループやその知り合いの前では陽気な性格で振舞う。じょっぱり(強情っぱり)で頑固者。霊感少年。イモといえばナガイモ
岩手県
男性。26歳。身長176cm。
知的で真面目で寡黙。いつも本を読んでいる。論理感や道徳心が強い。自己主張はしないが、空気を読む能力が高い。東北のまとめ役。
宮城県
男性。18歳。身長174cm。旧名は「伊達」。
東北の中では個人主義。東北一をプライドにしているが、意外に気弱な面もあり。社交的で派手好きで目立ちたがり屋。芋煮の肉は豚肉派。肩に猫(田代島)を乗せている。プロ野球が地元に設立された際は「ライブドアが先に声をかけてくれたから」という理由でライブドアの申請を支持していたが、現在は最終的に決定した楽天にすっかり馴染んでいる。
秋田県
女性。17歳。身長166cm。
安定を求める保守派で大人しく控え目で不器用。テンションが直ぐ高くなるが、一人になるとすぐ下がる。軽い欝気味。比較的享楽的で浪費家。色白で大和撫子の美少女だがかなりの酒豪。本気で怒るとナマハゲのお面を付ける。
山形県
女性。17歳。身長165cm。旧名は「庄内」。
勤勉で我慢強い。敬虔で情が細やかで手先が器用。外見は寡黙で薄幸の美少女タイプだが、明るくかなりのお人好し。イモといえばサトイモで、それを使った芋煮が好きだが入れる肉は宮城と異なり牛肉派。面倒見が良い。けっこう酒豪。モンテディオ山形の関連名物「炎のカリーパン」に、みかん(愛媛)やもみじ饅頭(広島)・生八ツ橋(京都)・イナゴ(東京)などが入ったものも出してしまう等、ドジ(?)な一面もある。
福島県
男性。18歳。身長172cm。旧名は「会津」。
控えめだが、忠義と人情に厚く正義感が強い。軽い感じの人とは合わない。性格上近畿の面々とはノリが合わず、特に大阪とはお互い誤解ばかりでうまくコミュニケーションがとれないため嫌われていると思い込んでいるが、大阪のことを嫌ってはいない。頑固一徹であり、本気で怒ると武士人格降臨。クソ真面目な性格で、ある意味日本の良心。(合唱が盛んなことから)歌がうまい。

関東七ヶ国協議会(関東地方)

茨城県
男性。20歳。身長168cm。旧名は「常陸」。
理系人間。いつも白衣を着ている。性格は「茨城の三ぽい」(怒りっぽい・忘れっぽい・飽きっぽい)と「水戸の三ぽい」(骨っぽい・理屈っぽい・怒りっぽい)の比喩で表現される通り、怒りっぽく、冷静になりにくい。本気で怒ると何故か泣き出す。純情で素朴で正義感が強い。短気だが根に持つ事はない。千葉とは良い喧嘩友達。県名の読みは「いばら」であるため「いばら」と呼ばれると怒る。また、大阪府の「(こちらも読みは「いばらき」)」と間違えられたりしても怒る。茨を城の石垣の如く幾重にも張り巡らせて自らを守護する鞭「茨城剣(いばらきけん)」を持つ。
栃木県
男性。15歳。身長158cm。
穏やかであまり怒らない。淡々としている面もあるが、協調性が高い。但し「人の上につく事」も「人の下につく事」も嫌うマイペースな一面もあり。杉花粉症だが日光杉並木は絶対切らない。過去の歴史から(小山市周辺では)七夕行事をしない。
群馬県
男性。16歳。身長160cm。
荒い気質。短気で感情的になりやすい。大声で早口で常に怒っている印象を受けるが、本気で怒ると無口になる。新し物好き。「かかあ天下」で女には弱い。ギャンブル好き。栃木とは仲良し。
埼玉県
男性。14歳。身長152cm。
東京に強い憧れを抱いている。マイペースでノンビリ温厚な性格。普段はとても穏やかで優しいが、怒ると普段とのギャップゆえにかなり怖い。自らを「ごく普通の日本人」だと思っている。豊かさ指数が最下位である事にコンプレックスを抱いており、1位の福井をねたんでいる。北関東のトップや関東のナンバー2を狙う節もある。千葉に対しては冷たく接する(千葉以外には敬語で名前も○○さん、千葉にはタメ口で名前も呼び捨て)。
千葉県
男性。23歳。身長175cm。
信仰心に乏しく、明るくておおらかでお気楽でマイペースな、謎の思考回路を持つ。したたかだが流されやすい。徳島・和歌山とは親戚(弟分)らしい。埼玉や茨城にライバル心があるが、茨城とは基本的に仲良しである。とにかく頭に「東京」と名のつく夢とネズミの国をアピールしたがるが、該当シーンには必ずモザイクがかかりキャラクターには目隠線が入る。
東京都
男性。22歳。身長168cm。旧名は「江戸」。
ドライな性格。一日中働いているので、いつも過労状態。仕事の目処がつくと分裂して関東各県に帰宅する。しかし本体は帰れず仕事を続ける。めったに怒らないがキレると江戸弁。基本的に他の道府県に対して興味は薄く、それが故に「九州には9人いる」「新潟は東北」など間違った思い込みをする事もある。北関東3県に関しても関東だという意識が薄い。治水や電力など弱点が多くて振り回されやすい。かなりのオタクで、萌え好き・女性好きで、たまに暴走する。
国や政府機関として描かれることもあり、「夢の架け橋」では血税を使いたく無いという理由と貿易を優先したいという理由で本州四国連絡橋の建設に消極的な姿勢を見せる。
江戸時代では、現在と異なり江戸っ子気質。当時から気苦労も多かったが強気な性格だった(但し江戸時代初期はかなりの泣き虫)。また、幕府として描かれる事が多い。
神奈川県
男性。23歳。身長172cm。旧名は「相模」。
プライドが高く、社交的で開放的だが、個人主義者。美形でナルシスト気味、いろいろと万能だが寂しがり。東京の事を嫌ってはいるが、内心気にしている。神戸とは友好的だが、うわべだけの付き合い。静岡のことは「しず」と呼ぶ[5]ほど心底友好的で、山梨にも親近感を持ち、これら2県と「SKY広域圏」を結成している。自身と接していない道府県にはあまり興味が無く、福島など一部のキャラついては誰なのかすら覚えていない事もある。北関東3県に関しても東京と同様に関東という意識が薄くむしろ東北だとも思っている。但し千葉に関しては東京湾アクアライン繋がりで度々絡んでおり、東京ディズニーランドをねだる事もある。怒るとネチネチと愚痴を言う。伊豆半島山中湖は自分のものだと思っている節がある。時々恥かしい暴走をして静岡に「昇竜拳」をくらう。

ハイツ・中部(中部地方)

北陸棟

富山県
女性。24歳。身長164cm。旧名は「越中」。
真面目で商売上手。きわめて合理的な理系の考えをする。普段は大人しいが自分の権利を侵害される事を嫌い、怒ると怖い。見た目通りの常識人。石川のことを「ぼん[6]」と呼び厳しく接しているが、石川自身がのほほんとしているためよく手を焼いている。それ故に石川の頑張りを見ると涙を流して喜ぶ事もある。
石川県
男性。14歳。身長153cm。旧名は「加賀」「前田」。
教養を身につける事に積極的な伝統と調和を重んじるタイプ。北陸内では自分が一番と思っており上から目線で、のほほんとしたお坊ちゃまのボンボンタイプ。雪国としての自覚が乏しく(信号機や鉄道運行等)、富山によく叱られる。新潟を一方的にライバル視(政令指定都市的に)している。
福井県
男性。19歳。身長161cm。旧名は「越前」。
個人主義で負けず嫌い。マニアックでマイペースな一面も持つ。情報には敏感で駆け引きが上手い。発電量の50%以上を近畿に供給し、京都も逆らえない腹黒男。先読み能力が高く、意外に商売上手。水羊羹は冬の食べ物。北陸より関西に入りたがっている(若狭湾沿いの地域が滋賀県に行きそうだから)。北陸のメンバー以外には標準語で話す。

甲信越棟

新潟県
女性。18歳。身長167cm。旧名は「越後」。
東京のことが好きなため、常に東京を意識している。口下手で照れ屋。意外に世話好きで「手をかけすぎて植物を根腐れさせる」性格。長野とはある意味良いコンビ。山梨とは400年前からのライバルであるが、東京と隣接するという理由で負けた気持ちになる事もある。女子高生でもあり、冬でもスカートが短い。場合により所属する区分けが変わる[7]ため、自身でも「所属不明」が特徴と自覚している。甲信越や東北のキャラには方言で話し、一人称は「オレ」。それ以外(特に東京)には標準語で話し、一人称も「私」となる。
山梨県
男性。25歳。身長168cm。旧名は「甲斐」。
実利主義のしっかり者で仲間意識が高い。真面目で働き者だが、執念深く自己主張が激しい。ブドウ酒ワインとは言わない)が大好き。新潟とは400年前からのライバルである。関東勢へはオブザーバー扱いで参加する事も多いが、「ジャニーズに誘われているようで気後れする」という理由で正式な参加を嫌がっている上、仕事以外では何を話していいの分からなくなるほど人見知りする。静岡とは富士山の件で対立したりする事もあるが遊びに来る事も多い。但し「人格が緩む」という理由で長居はしない。
長野県
男性。27歳。身長172cm。旧名は「信濃(信州)」。
几帳面で生真面目。道徳にも厳しく、四角四面の性格で物事は全て論理的に考え、いつも真顔で無表情。全てにおいて法律の方が大事だと言う考えを持ち、全ての事柄に理路整然とした態度で臨む。自分にも他人にも厳しい性格。お笑い好きだが、お笑い条例を作ろうとする等考えが全てにおいて固い[8]。但し素面で語るより他人を飲みに誘って語る方が好きだったりする。内陸県のため富山のブリやイカ、青森のイカなどの海産物が好きである。意外と飲み会の支出が多い(飲酒代が高知の次に多い)。地元の道路状況は「松本走り」主体。北軽井沢草津は自分のものだと思っている節がある。「信州」または「信濃」と呼ばれたがっている。

東海棟

岐阜県
男女共に複数いる。年齢不詳。身長30cm。旧名は「美濃」「飛騨」「大垣」など。
見た目は淡路よりも小さく人数も多いため非常にわらわらしている。正確な岐阜の数は不明で、兵庫と異なり個々の名称はなくすべて岐阜と呼ばれる。愛知の上に乗っかっていたり、鹿児島に集っていたりする。人見知りなため、基本的に隣県(特に愛知と三重、長野、富山)と鹿児島[9]以外には懐かない[10]。富山のブリイカが好物。主に「ぎふー」(他に「みのー」「ひだー」「おおがきー」など)と鳴くが、(吹き出しを使わずに)普通に喋る事もある[11]
静岡県
女性。11歳。身長135cm。旧名は「遠江(遠州)」「駿河」。
好奇心の塊。新しいことにはすぐ首を突っ込む性格。結構ノンビリ屋で、周囲までもそのペースに巻き込んでしまう。実際の見た目より精神年齢は高く、かなり年寄り臭い部分もある。2人きりの時には年上(精神上では年下)の神奈川を「カナちゃん」と呼ぶほど仲が良く、彼に突っ込む際は「昇竜拳」を使う。箱根は自分のものだと思っている節がある。
愛知県
性別不明[12]。20歳。身長164cm。旧名は「尾張」「三河」。
スーツやつなぎを着こなす作業人。普通を自称するものの、自分を「都会」と見栄を張っている。知力を攻撃力に変換する剣「愛知剣(あいちけん)」を持っている。三重とは仲が良く様々な意味で「相方」と言ってもいい関係だが、自分が大好きなものが全て三重産のものであるために、三重に対しては色んな意味で結構小心者。個人的には三重には東海として主張してほしいと願い自身も三重は自分の仲間(いわゆる東海地方)だと主張するが、ある意味では叶わぬ願いとも思っている。経済面に対してはかなりの保守的で、贅沢や冒険はせず、マネーゲームをとことんまで嫌う。「お金とは頭を捻って稼ぐものなどでは決してなく、体で汗して稼ぐもの」が持論であり、それをせずに「頭とタイミングだけで稼ぐ投資家」などは基本好きではない。が、何重にも保険をかけて行う事はある。あんこと味噌と海老(伊勢海老を除く)は遺伝子レベルで好き。アルコールには弱く、日本酒を一口飲んだだけで酔いつぶれてしまう。地元の道路状況は「名古屋走り」「名古屋止め」主体。トヨタ自動車を積極的に出す。作業着で人前(特に東京の前)に出る事を嫌っている。ある事をきっかけに、何かと鳥取に気遣いする。「夢の架け橋」では日米貿易摩擦の部分のみ主人公。

近畿かしまし娘(近畿地方)

三重県
女性。16歳。身長158cm。旧名は「安濃津(津藩)」。
昼間は(神宮の)巫女、夜は時々忍者(伊賀)。一回の動作で三回の攻撃ないしは防御を可能とする神器のクナイ「三重剣(みえけん)」を持つ。人の善意や霊的な話はすぐ信じるタイプ。見た目に反して諜報能力、運動能力、戦闘能力が高いが犯罪や悪事を嫌い「神様が見ている」から悪い事(法律に触れる事だけではなく一般的に「ズルい」事や「他人を出し抜く行為」や「一定の競争に対して自分に有利に運ぶ策略を用いる事」も含む)はしてはいけないと常々説いている。性格はのんびりと穏やかでナチュラルに我ままな箱入り娘。すぐ怒るが許すのも早い。酒には非常に弱く、アルコールの匂いを嗅いだだけで二日酔いになってしまう。愛知とは公私に渡る相方だが、実際にはお金(経済)だけ(?)の関係と自らを評して近畿を自認し、いざ近畿に何かが起これば実家(近畿)のために行動すると公言する。ただし新潟同様、場合により所属する区分けが変わるため「新潟の次にかわいそうな県」と自称している。
滋賀県
女性。18歳。身長159cm。旧名は「近江(彦根藩)」。
近江商人よろしく、慎重で論理的で数字に強く計算高い。近畿の水瓶である琵琶湖があり、大阪や京都に対しては「水道止めるで」が伝家の宝刀。社交的で親切だが、ある意味で日本一の腹黒さを持ち、近畿の影のリーダーと言われている。本気で怒ると絶対に復讐する。淡路は自分の失われた一部(琵琶湖の部分)かもと思っている。地デジ化で京都テレビ(KBS京都・京都のローカル局)が見られなくなる事を危惧している。うつせみの術(甲賀忍法)が使える。
京都府
女性。年齢不詳。身長155cm。
現在でも日本の首都だと主張している。そのため東京を見下すような態度を取り、「はよ天皇はんお返し」「東えびす」と言ったこともある上、近畿が「関西」と呼ばれる事も認めていない[13]。ただし天皇さえ戻ってくれば良いと思っているので、政治機能は特に返して欲しいとは思っていない。日本一空気が読める。国宝重要文化財を多数持っている。笑顔で毒舌の腹黒タイプだが思いやりがあり面倒見は非常に良い。基本常識人だが、大阪と東京には悪ノリして容赦のない悪戯をする。本気で照れると普段の愛想笑いが消え仏頂面になるため、近畿以外の県(特に関東勢)には誤解されることもある。海外のものでも歴史に培われた文化なら認める。和風美女の見かけに反し、ゲームが好きで得意である。料理オタクでもある。他人を呼ぶときは、近畿内のキャラは呼び捨て、それ以外は「はん」付けをする。
大阪府
女性。13歳。身長139cm。旧名は「大坂」。
お笑い大好き。いつもハリセンを常備している。派手で、いつも虎柄の服を着ている。人懐っこいが意外と照れ屋で、照れ隠しの冗談が通じない福島は特に苦手。京都によく弄ばれている。歳相応のスレンダーな体形で、本人は「うちはまだ発展途上やもん」と言っているが胸がないことをかなり気にしている。いらち(大阪弁で『せっかち』の意)な性格。本気で怒ると完全無視する。熱狂的な阪神タイガースファンで、地デジ化でサンテレビ(兵庫のローカル局)の野球中継(阪神戦・試合終了まで放送)が見られなくなる事を危惧している。地元の道路状況は「青は進め、黄は急いで進め、赤は気をつけて進め」が主体。近畿を関西とも呼ぶ事は、関東への対抗意識から認めている。
奈良県
女性。12歳。身長137cm。旧名は「大和」。
温厚で気が長く、めったに怒らない(他人に怒ってもらう事が多いが、自身はそれが怒りのツボであるという事を認識していない)。聞き上手でのんびりした性格。穏やかにつつましく暮らすという気風が強い。国宝・重要文化財が多すぎるため、それらに対する感覚が麻痺気味で、文化保護および観光面には疎い。子供の頃に毬をぶつけて倒した仏像が実は国宝だったという事を「よくある事」だとのたまい、工事の時に遺跡(お地蔵さん以外)を見つければ見なかったことにして工事を強行してしまう。但し石に当たると「地蔵かもしれない」と祟りを恐れて慎重になる。京都の扱いや奈良公園の鹿の扱いに長けている。精神面では京都より大人。京都と2人きりになった際には、時々京都にハグされている。
和歌山県
女性。15歳。身長154cm。旧名は「紀伊(紀州)」。
男勝りで豪快、プライドが高いがマイペース。明るく温厚で素直で楽天的だが意外に短気。倹約家。千葉を弟だと思っている。徳島とは仲良し。愛媛とはみかんの事で対立したり結束したりする。作中では愛媛などに「ワカちゃん」と呼ばれる事もある。
兵庫県(兵庫戦隊)
兵庫県は以下の5人で構成されている。淡路を除く3人は、神戸(港)を発展させる(貢ぐ?)ため[14]に家族(兵庫)として集められた。
神戸
女性。22歳。身長162cm。旧名は「摂津(摂州)」。
兵庫代表。社交的で人付き合いが良いが、少々ナルシスト。「夢の架け橋」では彼女が主人公である。本州四国連絡橋の神戸・鳴門ルートの建設に協力してくれる等自分が喜ぶようなことをしてくれるため、よく徳島を抱きしめる。かつては貧乏で人見知りが激しく線の細い薄幸の美少女だったが、神戸市発展と共に社交的で気の強い金持ちの派手なゴージャス美女に変貌。ツンデレ系だが思いやりと優しさを持っており、意外とさみしがり屋[15]で寂れることを人一倍嫌う。自身の貧乳にかなりコンプレックスを持ち、胸パットを常に装着する。ケーキ作りが得意。
播磨
男性。20歳。身長172cm。旧名は「播州(姫路藩・赤穂藩)」。
やや保守的。豪快で自己主張が強い。神戸たちと家族(兵庫)になった当時は兵庫一の稼ぎ手だったが、収入(税収)はほとんど神戸のために使われた。このため兵庫戦隊のなかで一番神戸に反抗することが多いが、殆ど返り討ちに遭っている。ただし何かあった際には神戸に頼られることもある。短気な性格だが基本常識人。地元の道路状況は「播磨道交法」主体。岡山とは(池田氏繋がりのために)仲が良い。播州弁が日本一押しの強い方言として知られている。本気で怒ると鎖などの金物(かなもの)を手にする。
丹波
性別不明とされているが、落書き漫画63で北海道に「君」付けされており(北海道は男性キャラクターを「君」付け、女性キャラクターを「ちゃん」付けで呼ぶ)、また2019年正月漫画107における秋田の発言より、男性。17歳。身長167cm。
内気で辛抱強い。真面目。京都に絶対的な信頼を抱いている。神戸は自分が育てたと自負している。頑固な職人気質で特に豆料理が得意。基本冷静沈着だが、本気で怒ると焼き物(丹波焼)を手にする。
但馬
男性。20歳。身長175cm。
素朴で実直、温厚な性格で、東北人に近い性格だと言われる。鳥取と仲が良く、鳥取に入るべきか兵庫に入るべきか悩んだ事がある。本気で怒ると牛(但馬牛)を連れ出す。
淡路
女性。8歳。身長115cm。
徳島の妹(ただし本人は神話的に日本全国の長姉だと思っている[16])。見た目のわりには発言が大人っぽい。徳島との兄妹(姉弟)げんか(庚午事変)以降、兵庫に預かってもらった結果情が移り、徳島と仲直りした後も兵庫のままである。結構人見知り。岐阜と同じく吹き出しを使わずに喋る[11]。兵庫の中でも特に神戸と仲が良く、一緒にいることが多い。特産品である「吹き戻し」をよく口にくわえている。ハロウィン時期には、淡路産玉ねぎと交換で各都道府県からお菓子を貰っている。

中国寄合会(中国地方)

鳥取県
男性。9歳。身長124cm。旧名は「因幡(因州)」。
コツコツ働く健気なタイプ。大人しく消極的で気弱で決して自己主張はしない。他の人から一歩引いた人物。見た目に反して精神年齢は結構高い。極度に驚くと頭が割れてウサギ(因幡の白兎)が飛び出す。カレー好き。中国地方の良心。愛知には何かと心配されている。島根や但馬とは仲が良い。
島根県
男性。20歳。身長170cm。旧名は「出雲」。
大人しく無口。穏やかで、勤勉者。怒ると髪がヤマタノオロチのように変化する。お人よしで騙されやすい性格だが、実は各都道府県でもトップクラスに怖い存在。得意技は縁結び。他に呪いと祟りも得意だが、常識人のため脅すだけで実行する事はない。中国地方の「影の総帥」。よその地域の客には愛想良くするが身内への応対は雑。国譲りには納得していない。「受け継いでいく宝」では主人公。
岡山県
男性。18歳。身長170cm。旧名は「備前」。
いつもメガネをかけて学生服を着ている。人当たりが良く打算的な性格。ポーカーフェイスでソツなく抜け目ないが、センスが微妙で時々やる事が間抜け。表立ってキレる事はないが、執念深いタイプ。広島はライバルだが、広島は特に相手にしていない。中国地方の(危ない)戦略家。いったん暴走すると周囲がヒく程の(的外れな)行動力を見せつけ、香川に大慌てで修正される。香川とは現在において瀬戸大橋宇高航路などを共有するため兄弟のように仲良しだが、受験関連ではライバルが増加するために仲が悪い。行動力がある上に通勤圏内であり、さらに放送が共有されている[17]ため、頻繁に香川まで遊びにやってくる。自県に特定の企業の出店がない事に関しては、香川側に出店されていれば、不便だとは全く感じていない。広島が中国地方のリーダーとしてイニシアチブをとり、これに逆らえないと感じると香川と組んで四国の中に入ろうとする[18]。広島と香川には方言、それ以外には標準語で話す。
広島県
男性。23歳。身長173cm。旧名は「安芸(芸州)」。
熱血漢だがクール、新し物好きだが保守的で常識人で世話好きの親分肌。熱しやすく冷めやすい性格で、頭が良い割りに後先考えずに行動するタイプ。負けず嫌いで売られた喧嘩は「常に高価買取中」。「お好み焼き=広島のもの」であるため関西風のお好み焼きを否定しており、「広島風お好み焼き」「広島焼き」という言葉も認めていない。運転は荒いが上手い。中国地方の親分で、中国地方全体を自分の庭だと思っている。故に山口が九州に加わるのを認めていない(福岡が中国地方に加わるのは認めている)。愛媛を気に入り可愛がっているため、愛媛の頼みは断れない。本人は意識していないが方言が怖い上、誤解されやすい。
山口県
男性。20歳。身長168cm。旧名は「長門(長州)」。
理屈っぽく議論好き。努力家で徹底的なリアリストで「目的のためなら手段を問わない」ある意味自己中心的。理想主義で結束力や組織力は高い。中国地方の戦闘(実戦)部隊。広島や福岡とは仲が良い。ときどき島根に(島根の勘違いで)脅される。自身の県の位置は「福岡の隣」としていた[19]が、広島に怒られてからは「本州の西の端」と表現するようになった。

四国四兄弟(四国地方)

愛媛県
女性。17歳。身長156cm。旧名は「伊予(松山藩)」。
四国四兄弟の長女。穏やかでのんびりで、一度決めると人の話もそこそこに突っ走る「伊予の駆け出し」タイプだが、根は楽天的。見た目に反して結構早口でもある。かなりの天然ボケで、自身のミスを挽回しようとして更にドつぼにはまるタイプ。権力者など目上の人に対しては従順に接する真面目さも持ち、超保守的思考。運転時や戦闘時、祭りの時、酔っ払い状態などの時にはかなり危ない別人格になる。地元の道路状況は「伊予の早曲がり」を使う事が多い。仕事より趣味に生きるタイプで、できれば一生遊んでいたいと考えている。妹(香川)の対抗心に関しては我関せず。むしろ香川の対抗心に便乗し自身の仕事を全て放り出そうとするので、逆に香川が焦ってしまい諌められることもある。広島が大好きであり、気に入らないことなどがあるとすぐ広島にチクる。しまなみ海道を建設したがっていたのも、単に広島ともっと仲良くしたいというのが理由であった。また、福岡・大分とも仲が良い。オロナインは万能薬だと思っている。みかんがシンボルで同作物栽培専用の園芸ハサミで収穫に最適な「愛媛剣(えひめけん)」(制作は広島)を持つ。みかん品質・生産において日本一の自負を持つが、最近はその両面において和歌山に負け気味なのを非常に気にしている。しかし、半ばあきらめて他の物(みかん以外の柑橘類)を作っていたりもする。
香川県
女性。16歳。身長158cm。旧名は「讃岐」。
四国四兄弟の次女。しっかり者のメガネっ娘(メガネ使用率が全国でも高い)で「着倒れ」と呼ばれる為服装パターンが多い。語尾に「〜ねや」とつける口癖を持つ[20]。表情には出にくいが人懐っこく社交的で自分を四国一と思っている。器用で流行にも敏感で協調性が高い。堅実でお金にはしっかりしている。讃岐うどんが大好きで宇宙一とまで言ってのける。その一方でコシのないうどん伊勢うどん・博多うどんなど)には驚愕し否定的。またうどん以外の観光もアピールしたがっているが、サッカーのチーム名(カマタマーレ讃岐)などで、うどんのイメージを強くしすぎて墓穴を掘っている。毎年水不足に悩み、治水関係の整備(徳島に対して)には余念がない。岡山とは瀬戸大橋宇高航路金甲山送信所を通じて通勤・通学・放送の同一圏内であるために共有の文化を持っており仲が良いが、受験関連においてはライバルが増えるために仲が悪い。愛媛および岡山(特に岡山)が暴走した際のツッコミ役&フォロー役。
徳島県
男性。14歳。身長150cm。旧名は「阿波」。
四国四兄弟の長男(第三子)。とことんマイペースで冷静沈着な現実主義者。空気は読めるがあえて読まない。クールであまり協調性を持たない。医師でもあり、「高い薬は効く気がする」という理由でジェネリック医薬品を使っていない。妹の淡路を返して欲しがっているが、神戸と争うほどの情熱はない。阿波踊りの時期には別人格の熱血男となり体形も大きくなる[21]。和歌山と仲が良いため、表立っては言わないものの密かに「自分は四国ではなく関西」と考えている。本州四国連絡橋の神戸・鳴門ルートの建設に協力する等神戸が喜ぶようなことをするため、神戸によく抱きしめられる。治水に関しては香川と仲が悪く、姉であるにも関わらず呼び捨てで呼んでいる。
高知県
男性。13歳。身長147cm。旧名は「土佐」。
四国四兄弟の次男(末っ子)。豪快奔放で天真爛漫で天衣無縫。常識に囚われない風雲児。反権力や反体制の気風が高い偏屈者。短気で頑固者だが、意外と心はナイーブ。当然ながら酒豪。他の姉兄は本州側に親友と言える存在(愛媛は広島。香川は岡山。徳島は和歌山)がいるが、自分にはいないため微妙にさみしがり屋で、あわよくばアメリカと友達になってやると(冗談交じりではあるが)目論んでいる。「夢の架け橋」では高知まで新幹線を通す条件で神戸・鳴門ルートの建設に賛成していたが神戸が明石海峡大橋を道路単独橋にする方針にしたため神戸や徳島と一時仲違いになった。「おいでよ、よさこい!!」では主人公。

九州一族(九州地方)

福岡県
女性。20歳。身長161cm。旧名は「筑前」「筑紫」。
九州最強の福岡の姉御で、面倒見が良い。愛想が良くサービス精神が旺盛で陽気で豪快で目立ちたがり屋。また超短気で、自分の事を悪く言われたり九州の男子勢が怒るのを見るとそれ以上に怒るが、すぐに甘い言葉で謝り許した事を褒める。意外と怖がりで時々暴走。しっかりと男を立てる一面もあるが、物の価値に関しては疎い一面もある。山口や愛媛とは仲が良い。巨乳でもある[22]他、香川と並んで服装パターンが多い。ラーメンといえばとんこつラーメンで、それ以外は邪道だと思っている。
佐賀県
男性。22歳。身長170cm。旧名は「肥前」。
几帳面で頑固者。融通が利かないが責任感が強く、倹約と武士道が何より大事。目先の利益に左右されない広い視野をもつが、かなりのネガティブで、自分の県には何も無いと思っている。長い後ろ髪は有明の干潟(だんだん伸びている)。羊羹が好き。某世論調査によると全国一福岡が好きな県で、漫画のなかでも福岡に好意を寄せている事がしばしばある。『おしん』が連想されるという理由で山形と会うことを嫌がっている。
長崎県
男性。25歳。身長170cm。
おっとり楽天家。何事にも大人の対応が出来る。佐賀に対しては冷たいが、嫌っている訳ではない。平地に対するコンプレックスを持つ坂の町。お墓参りでは、花火と爆竹が通常。過去日本唯一の貿易港であった為、ソツなく友好的。暴走気味のキャラが多い九州勢で唯一の常識人でもある。
熊本県
男性。25歳。身長170cm。旧名は「肥後」。
曲がったことが大嫌いな頑固者。比べるまでもなく「熊本城は日本一」。福岡をライバル視している。強情で短気で頑固者で偏屈で口下手、他人の説得が出来ず、自分も他人からの説得に耳をかさない。意外に女好きだが、女に好かれる為にお世辞を言おうとは思っていない。
大分県
男性。19歳。身長167cm。旧名は「豊後」。
かなりの面倒臭がり屋で、「よだきい(めんどくさい)」が口癖。面倒を避ける為に努力する。短気で郷土意識が薄く個人主義で、いつも一人で行動している。自分は九州の一員だという意識も薄い。その一方で付き合い上手で観光客慣れしているという一面もある。鶏肉が好き。故に鶏肉生産日本一の隣県・宮崎とは仲良くしたいと思っている。
宮崎県
男性。18歳。身長166cm。旧名は「日向」。
人懐っこくお人よしで裏表が無いが諦めが早い性格。意外に上下関係に厳しい面もある。頼りないところもあり、大ボケ体質。日向時間で行動しているため、約束に遅刻する事も多い。鹿児島とは上司部下の関係で、一時鹿児島と暮らした時に西南戦争に巻き込まれた。九州一の大酒飲み。鶏肉の関係から、一番大分の扱いに慣れていると言える。「いもがらぼくと」と呼ばれる様に九州唯一の草食系男子。自身の民放局が2局しか無い(MRTUMKのみ)故に放送エリアでの「一部地域を除く」における「一部地域」扱いされる事を嘆いている。
鹿児島県
男性。28歳。169cm。旧名は「薩摩」。
体育会系で、上下関係に厳しい。熱血漢で全力至上主義。直感に行動するタイプだが、状況判断はかなり優れている。理論的で論理的で勉強熱心で新し物好き。仕事に対しては生真面目だが、それ以外は意外にノンビリ屋。恐ろしく強いが、寒さには弱く足も遅い(歩く速度が全国最下位)。宮崎と沖縄を身内、それ以外の他県を外国だと思っている。イモといえはカライモ(サツマイモ)。桜島を誇りに思っており、その火山灰を長い間見ないとホームシックになる。

沖縄

沖縄県
女性。9歳。身長120cm。旧名は「琉球」。
柔軟性に富み明るく前向き。おっとり穏やかで「なんくるないさー(なんとかなるさ)」のテーゲー主義、意外に人見知りが激しい。亜熱帯のせいか歩く事が少なく、運動や泳ぎは苦手。のんびりしている割には意外とせっかちな部分もある。シーサーを従えている。当然寒がりだが雪に強い憧れを抱いており、北海道とは仲が良い。

都道府県の県民性

各都道府県の県民性は、県外からのイメージを元にしたステレオタイプに強調されている。県内からの声は身びいきや身近過ぎる故の見落としが出るという理由による。

  • 岐阜・兵庫を除いた45都道府県では一県を一人に集約しているため、同県内で地域による差異が強いケース等は割愛されている。また岐阜に関しては、複数人数に分かれてはいるが兵庫のように人数と地域がはっきり決められている訳ではない。
  • 作者自身が収集した不明確な情報も多い為、内容によっては事実や解釈が間違っていたり(特に北陸地方など雪国の地域に多く見られる[23])、情報が誇張されていたり、イメージだけをネタにされていたり[24]する事がある[25]
  • 作者は常にサイトのメールフォームで情報を募っているが、正確さより好みを優先するケースが見られる(例えば、福島弁では「~だべ」を「~だばい」と言うのが特徴であるが、九州弁の「~ばい」と紛らわしいため、うちのトコ内に出てくる福島弁では一貫して「~だばい」が使われていない)[26]
  • 各県の擬人化が進むあまり、自作のキャラとして立ってしまい、本来の県民性と無関係の性質が強調されるケースも見られる(福島と大阪がよく喧嘩をする、等)。

関東勢と近畿勢の関係

基本的に各都道府県どうしの仲は良好である。但しネタ的に関東VS近畿の場合など、喧嘩となる事もある。

関東
東京、神奈川、千葉、埼玉、栃木、茨城、群馬は全員男性である。
普段東京以外の関東勢は東京に文句ばかり言う(但し栃木は中立、埼玉は東京寄り)が、対近畿勢相手(東京VS京都)では団結して東京をかばう。
近畿
大阪、京都、奈良、滋賀、和歌山、三重と兵庫の神戸、淡路は全員女性である。兵庫代表が神戸なので播磨、但馬の男性勢(丹波は性別不明)は影が薄い。三重は過去の経緯もあり中部ではなく近畿に入る。
普段京都以外の近畿勢は進んで京都の肩を持つことは少ないが、対関東勢相手(京都VS東京)では団結して京都をかばう。ただし、普段から神戸と丹波は京都と比較的仲が良く、滋賀や奈良はそれほど親密ではないが京都のことをよく理解している。また、和歌山・三重・播磨・但馬・淡路は離れているためか京都とはあまり関わらない。京都と面と向かって対立するのは大阪位であるが、仲が悪い訳ではなくケンカするほど仲がいい。
また、道州制の際に州都をどこにするかという話題(この時、三重は東海に含まれていた)では、和歌山を除く各府県はそれぞれに都があったこと[27]を主張したため決まらなかった[28]
備考
東京にとって京都は憧れと萌と多大なる恐怖の対象。一対一では東京に勝算はない。
京都にとって関東勢は敵ですらない。また滋賀にとって関東勢は単なる利用価値と考えているフシがある。
近畿勢が関東勢に対して女装を強要し理不尽さと怒りのあまり武装発起したが、京都の一言(不気味な微笑みで「関東武士?東夷がどないしやはったん うちは京都どすえ」)に屈服して泣く泣く女装した経緯もある(単行本未掲載)。
更に東京は過去近畿勢に絡まれた(他の関東勢は逃亡)経験より、二次元オタクへと変貌した。

見とこ、行っとこ、トコトコシリーズ

作者による旅エッセイで、シリーズの案内役として『うちのトコでは』本編で登場したキャラクターが登場する。いずれもJTBパブリッシングより発行されている。

見とこ、行っとこ、トコトコ関西
関西の旅エッセイ。大阪、京都、神戸がテーマとなっているため、大阪、京都、神戸の3人が登場する(奈良、滋賀、和歌山、三重、神戸以外の兵庫戦隊は登場しない)。また、この書に限り京都は「どす」という方言を使用しない(但し初版ではチェック漏れで2箇所「どす」が使用されている)[29]
見とこ、行っとこ、トコトコ四国
四国の旅エッセイ。四国がテーマとなっているため、四国四兄弟(所謂、四国の4人)が登場する。
見とこ、行っとこ、トコトコ東京
東京の旅エッセイ。全編にわたり東京のみ登場する。

単行本

うちのトコでは

当初は2012年11月に発売予定であったが、出版社側が他の書籍の発売を優先させた他書店側の事情も重なった為翌年1月に延期となり、その後さらに上記の発売日まで延期となった。

見とこ、行っとこ、トコトコシリーズ

脚注

  1. 単行本のタイトルロゴにて -Uchitoko- と略称がローマ字で記されている。また本文注釈にも時々この略称で本作の呼称としている
  2. 収録時に無理にページを追加したりしたためストーリーの流れに一部不自然な点がある、高知が神戸を「兵庫の」と呼んでいたのが途中で突然「神戸」に変わっている、238ページで記述されている着工時期が月日しか書かれていないなど。
  3. この女性は物語当初、広島の学校への進学を控えており島根に「ジジくさい」などと言い衝突していたが、進学後は広島で就職して十数年後の里帰りの時に島根と再会している。
  4. 作中で未成年のキャラが勤務しているシーンや飲酒しているシーンがしばしば見られるのは、このためである。
  5. 但し静岡以外の都道府県といる時は「静岡」と呼んでいる。
  6. 話によっては「石川のぼん」「坊」になる事もある。
  7. 新潟県は、地図上は中部地方・歴史的には北陸地方・文化的には信越地方・電力会社は東北電力・高校野球やサッカー地域リーグは北信越地区・衆議院比例区は北陸信越ブロック・一部の行政機関は関東地方の管轄となっている。
  8. それらの性格故に、外科医や先生、アナウンサー等として登場する事もある。
  9. 岐阜が鹿児島に懐いているのは、江戸時代に鹿児島(薩摩藩)が治水工事をしてくれたから。
  10. 例外的に大阪とはプロ野球関連の話題では打ち解ける。
  11. 11.0 11.1 岐阜の台詞は一部(第2巻76ページ「嫁は富山から」3コマ目を参照)を除き手書きで書かれているが、淡路の台詞は活字表記となっている事が多い。また、岐阜は3巻「受け継いでいく宝」序盤で、淡路は第1巻の滋賀県の紹介漫画内や3巻81ページ「気がきく兵庫戦隊」などでは吹き出しを使っていた。
  12. 一巻での紹介漫画で女性らしい髪型をしているコマがあり、サイトの拍手絵でもワンピースを着ていた等、女性風に描かれる事もあるが、普段は男性のスーツ姿なので明確な断定はできない。
  13. 「関東は畿内(京都を中心とした地域)を守る為に設置された関所の東側」だと主張しているため。
  14. 播磨は財政が潤っていたため、但馬と丹波はそれぞれ盛んな養蚕と製糸業で輸出品の生糸を生産するため。
  15. 兵庫の他の4人が自分から離れていく夢を見た際には、夜中にもかかわらず播磨に「怖い夢を見たから泊まりに来い」と電話をかけている。
  16. このため、徳島の唱える「淡路の由来は阿波路」説を「姉の名前が弟の名前にちなむのはおかしい」と真っ向から否定している。
  17. 実際、地元の民放テレビ局(RNCKSBRSKTSCOHK)はいずれも、岡山県と香川県の両方を放送エリアとしている。さらにはこれら各局が制作している天気予報情報番組(VOICE21ニョッキン7+th最強!ドリーム百貨店など)も両県に在するファッションやグルメの店に関して、岡山側の店を香川県に対しても、また香川側の店を岡山県に対しても「地元の店」として紹介している。
  18. 例えば、テレビ番組『全国高等学校クイズ選手権』ではかつて、四国4県と岡山県を1つのエリアとして「四国・岡山大会」を実施していた。また四国横断新幹線計画では、起点を岡山市とする構想がある。
  19. 自身の所属である「中国」の呼び方が「中華人民共和国」と間違えられそうで、且つ隣が広島か岡山か曖昧な人もいるために、こう表現した。
  20. 香川県内でも限定的な地域でのみの言い回しであり、一般的な讃岐弁とは言い難いが、純然たる作者の好みによって採用されている。
  21. 但し、「おいでよ、よさこい!!」内で阿波踊りを踊った時は普通の体型であった。
  22. これは某福岡県民からの「福岡に胸の小さい子はいない」という意見に基づき設定されたためである。
  23. 雪の落ちる音「ずざっ、ずざざざ、ずどどどっ」を降る音と解釈する、富山県では成人式が夏に行われる地域があるという内容がある(実際の富山県ではどの地域も成人の日前後に行われる)等。
  24. 国道46号線をネタにした漫画では、作者が実際の国道46号線を知らないまま本書籍に掲載されてしまっている。
  25. 特にサイト内での初期の作品や1巻でよく見られる。作者も自身のサイト内で公式にこの事を言及している。
  26. 御かぞくさま御いっこう内拍手返信[1]
  27. それぞれ、平安京(京都)・平城京(奈良)・難波京(なにわきょう・大阪)・福原京(神戸)・大津京(滋賀)を持ち出した。
  28. この時、和歌山は「さすが近畿(ちかい・みやこ)」と呆れていた。
  29. 作者曰く「どす」は「京都のわかりやすいステレオタイプの表現」であったが、普通の京都府民は使用しないと指導されている。

関連項目

外部リンク


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